iPad版「Hearthstone: Heroes of Warcraft」，海外の一部地域で配信中。操作性は非常に良好

　Blizzard Entertainmentは2014年4月2日（北米時間），Free-to-Play型のオンラインカードゲーム「Hearthstone: Heroes of Warcraft」のiPad版配信を，オーストラリア，カナダ，ニュージーランドで開始した。現在はiPad版のみだが，今後は，iPhone版やAndroid版も含め，ワールドワイドに配信される予定とのことだ。
　今回本作を遊べる機会を得たので，初代iPad miniと，iPad Airを用意し，それぞれの動作をザックリと比較してみた。


　「Warcraft」の世界観を題材としている本作は，掲載日（4月12日）現在，約400種類が存在するカードから30枚を選び，デッキを構築して，ターン制バトルを繰り広げるという王道派カードゲームだ。4Gamerでは先日，PC版のプレイレポート記事を掲載しているので，そちらも参考にしてほしい。

細かいところにも妥協はない。盤上のギミック（右下のたき火）などもPC版と同じように用意されている

　まずは，初代のiPad miniでプレイした印象をお伝えしておきたいが，ひとことでまとめると，人によっては気になる“もっさり感”が時として発生することがある。例えばデッキ構築のさいにブックのページをめくるタイミングが遅くなったり，バトル時の派手なエフェクトで若干のラグがあったりと，プレイに支障が出るレベルではないものの，ハッキリと感じられるもたつきは生じる。
　一方，iPad Airでのプレイは非常に良好で，まさにPC版をそのままプレイできるといった印象だ。自分の機種が少々古いという場合には，この点を押さえておいてほしい。
　PC版で感じられた本作の魅力は，携帯端末でもしっかりと感じられたので，その点は明記しておきたい。ダラダラと遊んでいたらゲーマー達の睡眠泥棒となるのは間違いないだろう。


　文頭でことわったとおり，今回遊ぶことができたのはオーストラリア，カナダ，ニュージーランドに向けて配信されているバージョンである。当然，日本でのサービスも気になるところだが，今のところ具体的な日程などは明らかにされていない。ただ，本作の公式サイトによれば，あまり期間を空けずにワールドワイドに配信するとのことなので，日本でも遊べることを祈りつつ，続報に期待しよう。

iPad版をプレイするだけで，5枚のカードが封入された「iPack」が贈られる

「Hearthstone: Heroes of Warcraft」公式サイト