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ワンダーランドでアリスと不思議なお茶会を。iOS向け箱庭型育成ゲーム「アリスの不思議なティーパーティー」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第276回
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印刷2013/06/15 10:00

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ワンダーランドでアリスと不思議なお茶会を。iOS向け箱庭型育成ゲーム「アリスの不思議なティーパーティー」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第276回

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スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。

 ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」といえば,言わずと知れた児童文学のもっとも著名な作品のひとつ。白ウサギを追いかけて穴に飛び込んだアリスが,摩訶不思議な冒険をする様が描かれた,ファンタジー童話だ。さて,本日のレビューでお届けする「アリスの不思議なティーパーティー」は,まさにそんな不思議の国のアリスをフィーチャーした作品。プレイヤーはアリスとなり,不思議の国に消えた愛猫「ダイナ」を探すべく,不思議なお茶会を開くのだ。

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本体は170円で追加課金の要素もあるが,無課金でも十分楽しめる。なお,6月17日まで無料キャンペーン中なので,このチャンスを逃さぬよう

「アリスの不思議なティーパーティー」ダウンロードページ(App Store)


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 さて,物語のあらすじをざっと解説しよう。基本的な世界観は,原作である「不思議の国のアリス」を踏襲しており,本作はその後日譚のような立ち位置にあたる。主人公「アリス」が愛猫の「ダイナ」とお茶会をしようと思っていたところ,突然ダイナが姿を消す。ダイナが消えた手がかりを探すアリスだったが,彼女は再び穴へと落っこちてしまう。そこはかつて訪れた不思議の国。そこで再会したチェシャ猫いわく,“ハートの女王が新しい猫を自慢しているのを聞いた”という。女王をお茶会に招いてお菓子を振る舞い,彼女がお菓子に夢中になっている隙にダイナを取り返すという一計を案じたアリスは,早速お茶会の準備を始めるのだった。

 という流れで,ゲームが開始。基本的に登場人物や彼らとの関係性は原作に沿ったものになっているが,原作を知らなくても十分楽しめるので,そこは問題ないだろう。本作は「シムシティ」「シヴィライゼーション」「マインクラフト」といった,箱庭型育成シミュレーションゲームのシステムが取り入れられているのが特徴だ。庭を開拓してお菓子の木を植え,収穫を繰り返しながらお金を貯めていき,少しずつ大きな庭を作り上げ,最終的にハートの女王をお茶会へ呼ぶ,というのが大きな流れと目的だ。

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最初にチェシャ猫からチュートリアルが受けられる。本作の基本が学べるので,しっかり耳を傾けよう
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ソーシャル系のシミュレーションゲームではスタンダードな,一定時間ごとに収入が得られる“放置型”のシステムだ

 基本的な操作と流れは,チェシャ猫のチュートリアルである程度つかめると思うが,本作では「お菓子の木を植える」→「一定時間ごとに収穫」→「収穫物を売ってお金を集める」→「そのお金で新たな施設を設置」という流れを繰り返すことになる。
 お菓子の木は「ケーキ」「キャンディ」「タルト」という3つのカテゴリが存在するが,序盤は種類の違いについてあまり気にしなくていいだろう。「フルーツケーキ」「シュガーキューブ」「ベリースコーン」といった,スイーツ好きならば思わずよだれを垂らしてしまいそうな木々を植え,一定時間待てばその実(というかスイーツそのもの)が木になるので,すかさず収穫しよう。収穫時には,一定数のお菓子と経験値がもらえる。なお,木はマップ内に1本しか植えることができないので,「フルーツケーキの木をここに10本並べて,あっちにはベリースコーンを5本……」といったことはできない。残念。

 さて,こうして収穫したスイーツはどうするかというと,もちろん食べる……わけではなく,この世界の住人に売ったり,「ティーパーティー」を開くときに使うことになる。住民たちは「不思議なスポット」と呼ばれる場所にたどり着くことで出会えるのだが,不思議なスポットはマップのさまざまな場所に点在している。そこへ到達するにはどんどんマップを開拓していく必要があるのだが,「三月ウサギの屋敷」は序盤ですぐに辿り着けるので,しばらくはここを拠点にお菓子売りを行うといいだろう。

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マップを開拓するには,木や草が茂っている場所をタップする。すると一定区画がハイライトされるので,あとは必要な金額を払えば更地になり,以降はそこがプレイヤーの庭となる
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住民たちの屋敷をタップすれば,お菓子売却画面に移る。好きなお菓子を任意の個数売れるが,お菓子は後述するティーパーティーでも一定数必要になるので,これをクリアするまでは一気に全部売らないほうが得策

 住民たちの屋敷にたどり着くと,本作もうひとつの特徴であるティーパーティーを開けるようになる。これは文字通り住民たちをお茶会に開き,クリアすることでその住民たちを自分の庭に設置できるようになる要素。設置した住民たちは,一定時間ごとにお金をくれるので,非常に重要な存在なのだ。

 ティーパーティーは,左下にある紅茶のマークをタップすればプレイすることができる。まず,どの住民を呼ぶかを選択し,つぎにどのお菓子を出すかを決定。お菓子はケーキキャンディタルトからそれぞれ1つずつ選ぶことができるが,逆にこの3つのカテゴリのお菓子を持っている状態でないとティーパーティが開けないので注意しよう。

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住民には「好物」が存在する。選択時に確認できるので,お菓子を選ぶ際,なるべくそれを優先的にチョイスしたい

 ティーパーティーでは画面中央に3人の住民が表示され,それぞれ吹き出しにお菓子のアイコンが出る。画面下部には選択したお菓子がずらりと並んでいるので,アイコンに対応したお菓子をそのキャラクターに向かってスワイプして飛ばそう。
 吹き出しと合致したお菓子をスワイプできれば,その住民は満足し,違うものだった場合は満足させられない。これを繰り返し,キャラクターが完全に満足した場合,それ以上お菓子を要求してくることはなくなる。こうして3人全員を完全に満足させられれば見事クリアとなり,最初に選んだ住民がプレイヤーの庭に設置可能となる。なお,ティーパーティーはかならず3人の住民が参加するが,最初に選んだ住民以外は庭に設置できないので,1人クリアしたらつぎはまた別の住民を選び,再度ティーパーティーをクリアしていこう。

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育成シミュレーションとはまったく異なる,アクションゲーム風のティーパーティー。好物を用意することと,しっかり目標に向かってスワイプすることがクリアの鍵だ

 前述したように,お菓子が木になるまでにはある程度の時間がかかるため,再収穫までには結構な待ち時間が存在する。そのあいだぼーっとしていてもいいし,別のことをやるのもいいが,「ゲームを触っていたい」という人には,ぜひ「キノコ狩り」をオススメしたい。

 本作では一定時間が経つごとに,マップのどこかにキノコが生える。キノコはタップすると収穫でき,収穫した数は左上で確認ができるのだが,このキノコを使うことで「お菓子の木のレベルアップ」が行えるのだ。お菓子の木はタップすると詳細を見ることができ,そこにはレベルアップに必要なキノコの数が表示されている。このとき必要数以上を持っている状態でキノコのボタンをタップすれば,木をレベルアップさせられる。
 木のレベルアップは,一度に収穫できるお菓子の数が上がるほか,後述の「合成」に必要となる。気が向いたらこまめにマップを確認し,キノコ狩りにいそしむといいだろう。なお,キノコは「巨大なキノコ」を購入して設置することで,任意にたくさんのキノコを生えさせることもできる。

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よりたくさんのお菓子を収穫するためにも,木のレベルアップは必要不可欠。キノコは庭を表示してさえいれば勝手に生えるので,ある程度放っておいてもこのように大量に生える

 新しいお菓子の木は,基本的にプレイヤーのレベルアップで設置できるようになるが,中には合成でしか作れない木も存在する。合成とは,同じカテゴリの木同士を合成して新たな木を生み出すというもので,たとえばケーキカテゴリの「フルーツケーキ」と「ロールケーキ」を合成すれば,「ベルベットケーキ」が出来上がるのだ。合成は実時間で24時間かかるうえ,かならずしも成功するわけではないので,かなり気長に待つ必要がある。なお,合成するためには,それぞれの木がレベル10以上必要となるので,しっかり育てておこう。

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合成に失敗しても木が消えるわけではないので,安心してほしい

 できることが多彩で覚える知識もかなり多いが,意外と仕組みはシンプルなので,チュートリアルを終えるころには一通り理解できているはず。
 シミュレーション的遊び方以外にも,自分だけの庭を作り上げるというデコレーション的遊び方も可能なので,ぜひ自らのセンスを存分に発揮してほしい。この記事で語ったものは基本的なシステムばかりで,本作にはまだまだほかにもたくさんの要素が用意されている。

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自分だけの庭を作るという楽しさは,こういったジャンルならではの面白さ。定期的にデコイベントも開催されているので,ぜひ振るって参加していただきたい

 キャラクターや世界観も抜群に個性的かつ魅力に溢れており,チュートリアルが終わるころには,すっかりこの童話の世界に魅了されているはずだ。ソーシャルで友達と繋がったり,知らない誰かと交流したりといったこともできるので,フレンドと自分の庭を自慢し合う……といった楽しみ方もできる。不思議の国のアリス好きはもちろん,シミュレーション好きスイーツ好き箱庭好きなど,幅広い人にオススメしたい良作といえるだろう。

著者紹介:トリスター/目代将規
 ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。

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