Oculus VRの創業者である
Palmer Luckey(パルマー・ラッキー)氏が,米カリフォルニア州ロサンゼルス市で開催されている開発者向けイベント
「Oculus Connect 2」で登壇し,Microsoft傘下にあるMojangとの協力により,「
Minecraft Windows 10 Edition」が仮想現実(以下,VR)対応のヘッドマウントディスプレイ(以下,HMD)「
Rift」をサポートすると発表した。
Oculus Connect 2の基調講演に登壇したPalmer Luckey(パルマー・ラッキー)氏が発表したのは「Minecraft Windows 10 EditionのRift対応」というニュース |
以前からモバイル端末でのVR体験を推していたカーマック氏だが( 関連記事),すでに1年半ほど前からMinecraftに可能性を見出していたと,講演では話していた |
合わせて,Oculus VRのチーフ・テクノロジー・オフィサーである
John Carmack(ジョン・カーマック)氏は,Minecraftが,Oculus VRとSamsung Electronicsの共同開発によるVR対応HMD
「Gear VR」(
関連記事)の製品版に対応することも基調講演で表明。Minecraft Windows 10 Editionがベースとしている「
Minecraft - Pocket Edition」でも,バーチャル体験を楽しめるようになる模様だ。
こちらは開発者達の公式コミュニティサイト「 Oculus Share」で公開されたMinecraft(Java版)の移植映像 |
Minecraft Windows 10 EditionのRift対応版は,
2016年春のリリースが予定されている。カーマック氏は,
「MojangがMicrosoftに買収される以前から交渉を続けていた」と話していたが,世界中の“クラフター”達が日々アクセスしている人気ゲームだけに,RiftやGear VRのキラーアプリと位置付けられていてもおかしくはない。Riftの製品版が発売される2016年第1四半期と同時期か,それほど離れていない時期に登場するのではなかろうか。