ヘッドマウントディプレイ
「Rift」の開発/販売を行う
Oculus VRの創業者の一人だった
アンドリュー・リース(Andrew Scott Reisse)氏が,ロサンゼルス市サンタアナの道路を横断中に交通事故に遭って死亡したというニュースを,地元メディアのKABCが報じている。リース氏の死亡を同僚の一人が確認した。33歳だった。
KABCのオンラインサイトによると,事故が起きたのは2013年5月31日のこと。リース氏をはねた車を運転していたのは,その直前に発生した銃撃事件の現場から逃走した人物で,走行中に車2台に衝突したほか,赤信号をいくつも無視しながら暴走していたという。
リース氏はOculus VR以前,ユーザーインターフェース専用のミドルウェアである
「Scaleform GFx」の開発に携わり,彼の書いたプログラムは何百というゲームで現在も使われている。Oculus VR設立後は,Rift向けソフトウェア担当のリードエンジニアとして,開発キットの作成や「Unreal Engine」のインテグレーション,そして
「HAWKEN」のデモ開発などを担当していた(
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オフタイムにはハイキングと風景写真を楽しんでいたというリース氏。彼の撮影した写真は同氏のサイト
「Reisse Photography」で閲覧可能だ。