プレイレポート
「黒い砂漠」のアップデート「深淵と向かい合う少女」で追加される,ダークナイトの覚醒武器「黒曜剣」を先行体験
今回のアップデートでは,新PvPコンテンツ「アルシャの闘技場」の実装も予定されているが,本稿ではダークナイトの覚醒武器である黒曜剣にスポットを当てたレポートをお届けしよう。
太刀と幻影剣の2つの姿を持つ変幻自在の黒曜剣
ダークナイトの覚醒武器は,闇の精霊の力を完璧に制御できるという「黒曜剣」だ。これを手に入れるためには,既存のクラスと同様に,レベル56以降に闇の精霊から受けられる覚醒武器クエストをクリアしなくてはならない。
公開されている特設サイトのストーリーには,ダークナイトの力の根元である闇の精霊の力と,故郷であるカーマスリビアとが深く関わっていることが描かれているため,「もしかしてアップデートと同時にカーマスリビアも実装されるのか?」と思わず身を乗り出したくなるが,残念ながらそれはまだ少し先のようだ。
今回の覚醒武器クエストは,すでに開放されているフィールドを舞台に展開されていく。
ダークナイトから受けられるクエストは3つあり,それぞれが特定のモンスターを規定数倒してこいというもの。この3つのクエストすべてをクリアすれば,覚醒武器「深淵の黒曜剣」が入手できる。
さて,こうして手に入れた覚醒武器「黒曜剣」だが,これまでのクラスとは少し違った特徴を備えている。それは,太刀と幻影剣の2つのスタイルを有することだ。
このスタイルの変化は,主に左クリックによる通常攻撃に影響する。例えば,太刀の通常攻撃は剣を振り回す攻撃となり,幻影剣の通常攻撃は剣を射出する攻撃となる。これはスキルを使用することで切り替えることが可能だ。
太刀から幻影剣に持ち替えるには,幻影剣を放つ「ディスペアーアーツ」などのスキルを使えばいい。幻影剣から太刀に替える場合は,太刀を振るうスキルである「破魔の浸食」を使うといった感じだ。
逆に言えば,それぞれに対応するスキルを使わない限り,スタイルを変更することはできないので,状況に応じて使い分けなくてはならないのが黒曜剣の難しいところかもしれない。
それでは,黒曜剣のスキルの一部を紹介していこう。近距離から中距離と攻撃バリエーションに富んでおり,なにより威力が大きいのが特徴となる。高い攻撃力による爽快な気分は,病みつきになるほどだ。
移動しながら攻撃するスキルは2種類ある。どちらも似たスキルだが,使い勝手はまるで違う。また攻撃ではないが,一瞬で移動する回避スキルも存在する。
ダークナイトは近距離戦,とくに1対1にはめっぽう強いが,中〜遠距離への対応に若干難のあるクラスだった。しかし,黒曜剣を得ることで中距離への対応が可能になり,また機動力が大幅に向上したうえ,緊急回避スキルもいくつか手に入ったことで隙はなくなった。
良いことずくめに見える黒曜剣だが,実はどのスキルもMPの消費が激しすぎるという問題がある。テストプレイ時に黒曜剣のスキルをいくつか連続して使っただけで,MPが枯渇してしまったほどだ。
太刀スタイルの通常攻撃をヒットさせることで多少のMP回復が見込めるので,こまめに通常の太刀に持ち替えてMP回復に努めたり,戦闘後に「精霊飽食」で回復を図ったり,回復ポーションを多めに所持したりして,MPリソースを確保しておく必要がありそうだ。
MP回復を意識して戦うというのは結構頭を使うので,もともと上級者向けのクラスであったダークナイトが,より高いプレイヤースキルを要求するクラスになったという印象だ。
しかし,それを克服できれば,かなりの戦闘力が発揮できるクラスになり,狩りに,PvPにと,大きな活躍が期待できるだろう。なかなかのじゃじゃ馬っぷりだが,ぜひ使いこなしてみよう。
「黒い砂漠」公式サイト
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黒い砂漠
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