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舞台「逆転裁判 〜逆転のスポットライト〜」ゲネプロ鑑賞レポート。なるほどくんと御剣検事が舞台で繰り広げる法廷バトルとは
同舞台は,カプコンの人気タイトル「逆転裁判」シリーズを原作としており,脚本を斎藤栄作氏,演出をスーパー・エキセントリック・シアターの大関 真氏が担当し,主役の成歩堂龍一役に兼崎健太郎さん,成歩堂のライバルである御剣怜侍役に和田琢磨さんがそれぞれ起用されている。
今回,4Gamerでは,初日となる本日(7月31日)の公演前に行われたゲネプロ(通し稽古)を鑑賞する機会を得たので,そのインプレッションをお伝えしよう。
■公演概要
舞台「逆転裁判 〜逆転のスポットライト〜」
http://www.gyakutensaiban-stage.com/
日時:2013年7月31日〜8月4日
場所:六行会ホール
六行会ホール公式サイト:http://www.rikkoukai.com/
■出演:(順不同,敬称略)
兼崎健太郎(成歩堂龍一 役)
和田琢磨(御剣怜侍 役)
荻野可鈴(綾里真宵 役)
林 明寛(矢張政志 役)
磯貝龍虎(糸鋸圭介 役)
杉原勇武(荷星三郎 役)
富田 翔(芽多田内亨 役)
護 あさな(美惑埜香 役)
出口哲也(団 勇矢 役)
粕谷佳五(裏野 力 役)
吉田幸宏(華煮衝江里斗役)
石原あつ美(三大寺夢子 役)
久下恵美(大場カオル 役)
角野哲郎(日陰ツトム 役)
兎本 有紀(ミヤコ蛾々 役)
井上 浩(裁判長 役)
祖父江桂子(バッファロー千種 役)
服部紗弥(劇団員 役)
ストーリーの最初の舞台となるのは,大人気ヒーロー「大江戸戦士トノサマン」の芝居が上演される劇場。開演ブザーが鳴り,やがて舞台では,トノサマン達による大立ち回りが始まるが,宙に吊るされていた巨大提灯が落下し,人気上昇中の若手役者である団 勇矢が,全治3か月の怪我を負ってしまう。
故意に提灯を落とし,団に怪我を負わせた容疑者と見なされたのは,トノサマンを演じていた荷星三郎である。しかし荷星は,旧知の仲の熱血弁護士である成歩堂龍一からの弁護の申し出を,なぜか断るのだった。
この舞台の大きな特徴は,主人公の“なるほどくん”こと成歩堂龍一,その助手で霊媒師の“まよいちゃん”こと綾里真宵を筆頭に,ライバルの御剣怜侍,幼なじみの矢張政志,糸鋸刑事,“オバちゃん”こと大場カオル,そしてトノサマン役の荷星三郎と,初代「逆転裁判」「2」「3」でお馴染みのキャラクターが続々と登場するところ。
いずれもゲームのキャラクターを上手に舞台向けに昇華しており,とくに,まよいちゃんに振り回されたり,法廷でオロオロしたりする,なるほどくんのちょっと情けない姿は,往年の「逆転裁判」のファンには懐かしく,また「逆転裁判5」でシリーズを知ったという人には意外かつ新鮮な側面かもしれない。
一方,ストーリーはゲーム同様,探偵パートと裁判パートで展開し,それぞれゲームの雰囲気をそのままに,うまく舞台向けのアレンジが施されている。また要所でゲーム本編のBGMが使われるところも大きなポイントだろう。
もちろん裁判パートでは,なるほどくんと御剣の「異議あり!」も見られるし,最後には,なるほどくんによる鮮やかな逆転劇が待ち受けている。その逆転の伏線は,ストーリーの前半からキッチリ張られているので,見逃すことのないよう鑑賞したい。
なお舞台の当日券は,全公演にて販売するとのことなので,本稿を読んで興味を持ったという人は,公式サイトの「こちら」でチケット&スケジュールの状況をぜひチェックしてみてほしい。
- 関連タイトル:
逆転裁判5
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