NVIDIA，「GeForce GTX 675MX」などノートPC向けGPU 4製品を製品リストに追加。28nmプロセス採用モデルの拡充が進む

　正式な発表が行われていないので，筆者が確認した限りということになるが，おそらく日本時間2012年10月2日，NVIDIAは，同社のGeForce製品情報ページに，ノートPC向けGPU計4モデル「GeForce GTX 675MX」「GeForce GTX 670MX」「GeForce GT 645M」「GeForce GT 625M」（以下順に，GTX 675MX，GTX 670MX，GT 645M，GT 625M）を追加した。

上段左からGTX 675MX，GTX 670MX。下段左からGT 645M，GT 625M。GTX 675MXとGTX 670MXは，公開されている画像を見る限り同じGPUコアだ

　そのスペックは表にまとめたとおり。NVIDIAはGeForce 600Mシリーズを発表したときに，Fermiアーキテクチャを採用したGPU「GeForce GTX 675M」「GeForce GTX 670M」を発表済みだが，GTX 675MXとGTX 670MXはそれぞれ，これらFermiアーキテクチャ採用モデルに対し，Keplerアーキテクチャを採用した強化版と位置づけられている（※NVIDIAによると，昔懐かしい「MX」型番は現在，「オリジナルモデルの拡張版」という位置づけになっているそうだ）。
　一方のGT 645MはKeplerアーキテクチャを採用する「GeForce GT 650M」（GPUコアクロック最大850MHz）と「GeForce GT 640M」（同625MHz）の間という，なかなかに狭いところを狙う製品だ。GT 625MはUltrabook向けといったところか。

※GPUコアは筆者推測。GTX 675MXが256bitメモリインタフェースを持つので，GTX 675MXとGTX 670MXはGK104ではないかと思われる。なおGeForce.comの製品情報ページでは，約12時間にわたってGTX 675MXとGTX 670MXのCUDA Core数が384基と表示されていたが，NVIDIAによれば（書き換わった後の）960基が正解だそうだ

　ノートPC向けモデルなので，エンドユーザーが直接購入できるわけではないのだが，28nmプロセス技術を採用して製造されるGPUのラインナップが拡充されていることは，憶えておいても損しないだろう。

GeForce GTX 675MX製品情報ページ（英語）

GeForce GTX 670MX製品情報ページ（英語）

GeForce GT 645M製品情報ページ（英語）

GeForce GT 625M製品情報ページ（英語）