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印刷2013/04/02 20:00

テストレポート

Futuremark,「3DMark」のAndroid版を発表。スマートフォン・タブレット8機種でテストしてみた

 2013年4月2日,Futuremarkは,同社製3Dベンチマークテストアプリケーション「3DMark」のAndroid版(3DMark Android Edition)を発表した。

3DMark
3DMark
 Futuremarkの3Dベンチマークアプリケーションとして史上初めて,WindowsとWindows RT,Android,iOSクロスプラットフォーム対応が謳われる,新世代3DMark。そのWindows版は2月5日に公開済みだが,今回のAndroid版はそれに続く第2弾ということになる。

 ポイントは,Android版が,Windows版の「Basic」や「Advanced」などと同じく,エディションの1つと位置づけられていること。つまりは“3DMark Android Edition”ということになるが,重要なことは,本エディションが無料だということだ。Google Playから“普通に”ダウンロードできる(※21:30頃追記 リンク先が示されたので,下のボタンで移動できる)。

3DMark Android ― Google Play


 なお,Android版の対応OSはAndroid 3.1(Honeycomb)以降。最低動作環境は下に示したとおりとなっている。

  • OS:Android 3.1
  • メモリ:1GB
  • グラフィックス:OpenGL ES 2.0と互換
  • ストレージ:300MB


プリセットは2種類。設定できるのはデモ再生の有無のみ


Android版のタイトル画面。テスト項目は2種類用意されている(クリックすると全体を表示します)
3DMark
 Windows版の解説記事で紹介したとおり,新世代3DMarkには,下記のとおり,3種類のテストシークエンスが用意される。

  • Ice Storm(アイスストーム):モバイルデバイスおよびエントリークラスのPC向け
  • Cloud Gate(クラウドゲート):ノートPCやホームPC向け
  • Fire Strike(ファイアストライク):高性能なゲームPC向け

 Ice Stormだけ赤字でボールドを入れたので気づいた人もいると思うが,3DMarkで用意されるテストシークエンスのうち,モバイルデバイスが対象となっているのはIce Stormだけだ。そのため,Android版で選択できるのは,Ice Stormだけということになる。この点は押さえておいてほしい。

 さて,そんなIce Stormでは,標準と「Extreme」,2つのプリセットが用意されている。その違いは下の表1にまとめたとおりで,レンダリング解像度とテクスチャ解像度,ポストプロセス品質が変更されているとのことだ。Windows版のFire Strikeでも,標準プリセットとExtremeプリセットで描画負荷を調整できたが,アレと同じようなものだと理解しておけばいいだろう。

表1 標準プリセットとExtremeプリセットの違い
標準 Extreme
レンダリング解像度 1280×720 1920×1080
テクスチャ解像度 Normal High
ポストプロセス品質 Normal High

 画面はレンダリング解像度で描画されたうえで,端末側の液晶パネルが持つ解像度に合わせて自動的に拡大/縮小される。なので,端末側の液晶パネル解像度によらず,横並びの比較が可能というわけだ。
 ちなみにExtremeプリセットは,標準プリセットで平均40fps以上のフレームレートを出せる端末がターゲットとのことで,十分な性能がない端末だと,Extremeプリセットは正常に動作しないこともあるという。

 なお,プリセットの選択を除けば,ユーザーが設定できるのは,デモの再生を行うかどうかのチェックボックスくらいしかない。タイトル画面右上にある歯車のアイコンをタップすると,「Setting」のページが開き,ここで「Run demo」(デモを実行するか/しないか)を変更できるようになっている。

3DMark
Settingのページ。設定項目は1つだけ
3DMark
(i)マークをタップするとHelpページが表示

デモシークエンスより
3DMark 3DMark
3DMark 3DMark

 テストシークエンスは「Graphics test 1」「Graphics test 2」「Physics Test」の3つ。Graphics test 1は頂点演算性能を計測するもので,Graphics test 2はピクセル演算性能を,Physics testはCPUによる物理演算性能をそれぞれ計測するもので,このあたりはWindows版とまったく同じだ。
 Windows版とWindows RT版では,DirectX 9レベルの機能を用いて描画が行われるのに対し,今回のAndroid版(とiOS版)では,OpenGL ES 2.0ベースとなっている。テクスチャ圧縮技術には(AndroidおよびiOS標準の)ETC(Ericsson Texture Compression)を使用しつつ,Windows版と横並びの比較が行えるよう,調整が入っているとのことである。

 なお,デモシークエンスを実行した場合,計測後の結果表示画面にはデモシークエンスの平均フレームレートも掲載されるが,テストの各スコアには含まれない。

3DMark
Graphics test 1の画面
3DMark
Graphics test 2の画面
3DMark
Physics Testの画面

 3つのテストが終了すると,測定結果の「Result Details」画面に切り替わり,総合成績である「Ice Storm score」のほかに,「Graphics score」と「Physics score」,そして3つのテストそれぞれの結果が表示される。

3DMark
測定結果を見るResult画面(クリックすると全体を表示します)
3DMark
Result画面ではスコアの詳細を確認できる

 Result画面の上側にある「Share」ボタンを押すと,端末上のほかのアプリケーション,たとえばメールやTwitterクライアントなどを使って,Ice Storm scoreを書いた短いメッセージを送信できる。送信されるのはIce Storm scoreだけで,詳細や端末についての情報は送られない。


端末情報を確認する「MY DEVICE」

ほかの端末のスコアが見られる「DEVICE CHANNEL」


3DMark
MY DEVICEでは,過去の測定結果や端末の詳細情報を確認できる
 起動画面には,ベンチマークテストを実行する「3DMark」のほかに,動作中の端末情報を確認する「MY DEVICE」と,ほかのユーザーが測定したスコアを表示する「DEVICE CHANNEL」というページがある。画面左上のページ名をタップするか,ページを左右にスライドさせることで,別のページに切り替わる。

 MY DEVICEでは過去の測定結果とグラフ,そして端末の詳細情報が表示される。過去の測定結果をタップすると,前述のResult画面が表示され,測定結果の詳細を確認できる。
 詳細情報では,チップセット名やCPU名などのほか,使用可能なネットワークの種類や内蔵カメラのスペック,GPSやラジオ機能の有無といった細かいところまで表示される。Futuremarkの集計サーバー側に端末情報が登録されていない端末の場合,詳細情報が表示されなかったり,端末情報が誤っていたりする事態も散見されたが,原稿執筆中にもデータがアップデートされていたので,ユーザー数が増えてくれば,次第に改善されていくのだろう。

 さて,一方のDEVICE CHANNELでは,スコアと合わせて端末名が表示されるので,端末同士の性能比較や,購入を検討している端末の性能を調べるのに役立ちそうだ。なお,ここで表示されるスコアは,同じ端末で計測されたスコアの平均値となる。この点はご注意を。

3DMark 3DMark
DEVICE CHANNELでは,ほかのユーザーによるスコアの平均値を一覧可能(左)。一覧はスコアの正順・逆順,端末名のアルファベット順でソートできる。右はスコアの逆順でソートしたところ

3DMark
DEVICE CHANNELでの一覧で端末をタップすると,詳細を確認できる。左はタップした端末で,右は自分の端末の情報だ


スマートフォン・タブレット8機種でテストを実行


 ここで,テストを実行してみた結果をお伝えしたい。
 なお,Android版は283MBものサイズがあるため,3GやLTE回線でダウンロードしようとするとかなりの時間がかかる。無線LAN環境でのダウンロードをお勧めする。ちなみにダウンロード後のテストは,データ通信がない状態でも問題なく動作した。

 テストに使用した端末は,スマートフォン6台とタブレット2台の計8台。「ラインナップが偏っているのではないか」という疑問を持った読者もいると思うが,率直に述べると,4Gamerの編集部機材である「Nexus 10」を除いて,すべてスタッフの私物だ。とりあえず,筆者の周辺で動作しそうな端末をかき集めたらこうなったのだと理解してほしい。
 そういう事情で,搭載するSoC(System-on-a-Chip)やOSバージョンは見事にまちまちだ。なお,各製品の詳細スペックは,表2・3内で示したリンク先をチェックしてもらえればと思う。

表2 テストに用いたスマートフォン
名称 SoC OSバージョン
AQUOS PHONE ZETA SH-09D MSM8960/1.5GHz 4.0.4
GALAXY NEXUS SC-04D OMAP4460/1.2GHz 4.1.1
GALAXY Note II SC-02E Exynos 4412/1.6GHz 4.1.1
GALAXY S III SC-06D MSM8960/1.5GHz 4.0.4
HTC J butterfly HTL21 APQ8064/1.5GHz 4.1.1
Xperia Z SO-02E APQ8064/1.5GHz 4.1.2

表3 テストに用いたタブレット
名称 SoC OSバージョン
Nexus 7 Tegra 3/1.3GHz 4.2.2
Nexus 10 Exynos 5 Dual/1.3GHz 4.2

 繰り返しになるが,テストに使用した端末のほとんどは,編集部スタッフが日常的に使用しているものなので,4GamerがPCハードウェアレビューで用いているような,テスト用のクリーンな環境ではない。読者が所有している端末とも,環境が異なる場合もあるため,スコアが異なる可能性があることはあらかじめお断りしておきたい。

 今回のテストでは,端末を再起動した直後の比較的クリーンな状態で,端末を「機内モード」に切り替えて通信を遮断した状態にしたうえで,標準プリセットを3回連続で実行。得られた値の平均値を採用することにした(※Ice Storm/Graphics/Physicsの各スコアは小数点以下,3種のテストは小数第2位以下を四捨五入)。
 ただし,「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」(以下,AQUOS PHONE ZETA)は,テストが安定して完走しない場合があったため,測定回数がほかより少ない。いずれにしても,通常のテストレポートほどの精度には欠けるので,この点もご了承のほどを。

 というわけでグラフ1は総合成績となるIce Storm scoreの結果である。詳細スコアはその下で表4にまとめてあるが,ご覧のとおり,2013年2月に発売された「Xperia Z SO-02E」(以下,Xperia Z)が唯一の1万超え。「HTC J butterfly HTL21」(以下,HTC J butterfly)がそれに続いた。


 Xperia Zとbutterflyが搭載するSoCは,Qualcommの最新SoC「Snapdragon S4 Pro APQ8064」だ。APQ8064は,ARMの「ARMv7」アーキテクチャに基づいてQualcommが開発したCPUコア「Krait」と,Qualcomm独自設計のGPUコア「Adreno 320」を採用したSoCである。
 スコアの詳細を見ると,Graphics test 1&2とも高い成績を残しており,このあたりは2013年春時点における最新鋭機の面目躍如といったところか。ただ,同じSoCを搭載しながら,butterflyのPhysics scoreがXperia Zの6割弱に止まった理由は,正直よく分からない。

 一方,期待と異なる結果が出たのは,タブレットのNexus 10だった。フルHD解像度を超える2560×1600ドットの液晶パネルを採用する最新タブレットだけに,もう少し高いスコアが出るかと期待していたが,2012年前半に発売された「GALAXY S III SC-06D」と大差がない。
 Nexus 10はSoCとして,Samsung Electronics製の「Exynos 5 Dual」を搭載。内蔵CPUには2コアのCortex-A15を,同じくGPUにはARMの「Mali-T604」を採用している。Nexus 10の詳細スコアを見ると,Physics testではXperia Zに次ぐスコアを記録しているのに対して,Graphics test 1&2のスコアがかなり低いのが目を引くところだ。Mali-T604の性能がここまで低いのか,Nexus 10用のグラフィックスドライバに問題があるのか,はたまた3DMark側の問題があるのかは何とも言えないが,気になる結果ではある。

 続いてExtremeプリセットだが,こちらは安定してテストを行えた端末でのみスコアを掲載することにした。総合スコアをまとめたものがグラフ2で,スコアの詳細を並べたものが表5だ。
 スコアの傾向は標準プリセットと変わらないものの,HTC J butterflyがすべての項目でXperia Zを若干上回る結果となったのは興味深い。ただHTC J butterflyは,Physics testのばらつきがやや大きく,その点は気になった。


 Android版の登場により,3DMarkはクロスプラットフォームのグラフィックスベンチマークとしての陣容を整え始めたと言える。ほとんど普及していないWindows RT版はともかく,あとはiOS版が登場すれば,日本で使われているほとんどのスマートフォンやタブレットの間で,グラフィックス性能を比較できるようになるだろう。3DMarkの全エディションが揃い,完全版となる日が早く到来することを期待したい。

3DMark Android ― Google Play

Futuremark公式Webサイト(英語)

3DMark公式Webサイト(英語)

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    3DMark

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