次世代3DMarkのトレイラームービーが公開に。「2〜3年後のPCゲーム」を想定したグラフィックスは要注目だ

　フィンランド時間2012年12月3日，Futuremarkは，次世代3DMarkのトレイラームービー「Fire Strike」を公開した。次世代3DMarkはPCだけでなくWindows RTやAndroid端末，iOS端末もサポートするのが大きな特徴だが，今回公開されたFire Strikeは，PC用となるDirectX 11ベースのテストシークエンスから切り出されたものだ。2〜3年後のPCゲームグラフィックスを想定したもので，現行世代のゲームグラフィックスをはるかに超える描画負荷があるという。

デモシークエンスより。キャラクターのモーションがアレなのはFuturemark伝統，か

　Fire Strikeでは，テッセレーションやダイナミックパーティクルによる照明＆影の表現，グリッドベースの液体表現，ボリュームレイキャスティングに加え，DoFやブルーム，ゆがみ，レンズエフェクトといったポストプロセスも大量に用いているとのことだ。
　ちなみに，シーンの雰囲気はCOMPUTEX TAIPEI 2012で公開されたムービーのものとよく似ているが，登場するキャラクターは異なっている印象。刷新されたのか，同一シークエンス内における別のシーンを切り出したものなのかは，現時点では何とも言えないものの，見栄えはなかなか良好と評していいのではなかろうか。

　なお，Futuremarkでは，次世代3DMarkを年内にリリースするという当初の計画を崩していない。つまり，予定どおりであれば，リリースまであと1か月を切ったわけである。

3DMark公式Webサイト