「Grand Theft Auto V」のトレイラーがついに登場。今度の舞台はサンアンドレアスか？

　Rockstar Gamesが，一週間ほど前に突如発表した「Grand Theft Auto V」。そのトレイラーが予告通り公開された。本作の舞台となるのは，「Grand Theft Auto: San Andreas」で登場した，カリフォルニア州からネバダ州一帯を模した架空地域“サンアンドレアス”のようだ。


　Grand Theft Auto: San Andreasで描かれていたサンアンドレアスは，ロサンゼルスを模したと思われる“ロスサントス”を中心に，サンフランシスコ風の“サンフィエロ”，そしてラスベガスっぽい“ラスベンチュラス”という地域で構成されていた。Grand Theft Auto Vのサンアンドレアスの全貌ははっきりしないが，トレイラーの冒頭には，カリフォルニアとネバダの州境にあるような風車群や，巨木が乱立するシエラネバダのような風景も登場するので，そういった地方もゲームの舞台になるのかもしれない。

　また，高層ビルと貧民街が寄り添うように存在するダウンタウンや，サンタモニカのような海岸沿いの桟橋，屋外筋トレ施設のある“サンタマリア・ビーチ”，そして有名なハリウッドのサインを模した“VINEWOOD”の看板などがトレイラーで見られるので，ロスサントスがメインの舞台なのかもしれない。


　主人公が誰なのかは明らかにされていないものの，マフィア稼業から卒業した男が，家族との生活を満喫するために再スタートを切ろうと，別の街からロスサントスにやってきたという設定になっているようだ。映像では，降り注ぐ太陽の光の下で，高層ビルの建設が進み，人々がリッチな生活をエンジョイしている一方で，差し押さえになった家が売り出されたり，ホームレスになった人々が高架下でキャンプを作るようなシーンもあり，昨今の社会情勢が反映されている。

　ゲーム内に用意された看板にはさまざまなジョークや風刺が描かれており，このあたりはGTAシリーズならではといったところ。乗り物も，ジェットスキーやコンボイトラック，オートバイ，セスナに自家用ジェット機などが登場するようだ。

　今回は，映像で主人公が語っているセリフの日本語訳を掲載する。ゲームに関する情報はないが，トレイラーを見るさいに役立ててほしい。

なぜココに越して来たかって？
まあ天気がイイことだろうな。
それかアレだよアレ，マジックってやつさ。

あの雰囲気を映画で見たことあるだろ。
長いことやってきた稼業から，もう足を洗いたくなったのさ。
たまにはイイ男になろうと思ってさ，ファミリーマンって言われるヤツに。

だから，大きな家を買ったんだ。
ここじゃあ余所者扱いもされたが，良きパパになろうと努力した。

俺の子供達？　そうだな，テレビに映ってるような幸せな子供になってほしいな。
明るい太陽の下に座ってさ。まあ，何を言いたいかわかるだろ？

　Grand Theft Auto Vに関しては，公式サイトもアップデートされておらず，今回のトレイラーでも対応プラットフォームや発売時期の告知もされていないままだ。総計で1億2400万本も売れた超ヒットシリーズの最新作なだけに，続報に注目しておきたい。

「Grand Theft Auto V」公式サイト