オリラジ藤森さんやSDN48芹那さんも大満足！「ワンピース 海賊無双」プレス発表会の模様をレポート

バンダイナムコゲームス代表取締役副社長 鵜之澤 伸氏

　本日（2012年2月13日）バンダイナムコゲームス本社において，2012年3月1日に発売される予定のPlayStation 3向けアクションゲーム「ワンピース 海賊無双」のプレス発表会が行われた。バンダイナムコゲームスと，「無双」シリーズで知られるコーエーテクモゲームスのω-Forceがタッグを組んで開発された本作の魅力を伝えるため，オリエンタルラジオの藤森慎吾さんやSDN48の芹那さんなど，豪華ゲストも出演した発表会の模様をお伝えしよう。

　まずは，バンダイナムコゲームス代表取締役副社長の鵜之澤 伸氏が登壇。ワンピースについて鵜之澤氏は，2009年公開のアニメ10周年記念映画「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」の頃から人気に勢いが出てきたとし，本作ワンピース 海賊無双についても現時点で受注がすでに50万本を突破していると語った。ゲームの内容についても，コーエーテクモゲームスと手を組んだことにより，コアで，なおかつリッチなタイトルができたと力強く述べた。

ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン プレジデント 河野 弘氏

集英社「週刊少年ジャンプ」編集長の瓶子吉久氏

「ワンピース 海賊無双」公式サイト

ワンピース 海賊無双 GOLD EDITION

　続いて，ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン プレジデントの河野 弘氏が挨拶を行った。本作について河野氏は「なるべくしてなったコラボレーション」と語り，PlayStation 3上で，ワンピースのストーリーやキャラクターを描き切ったω-Forceの開発力を高く評価した。
　また，PS3本体のオリジナルモデルが同梱された「ワンピース 海賊無双 GOLD EDITION」が数量限定で販売されるが，河野氏によると「特別なタイトルを届けるため」の試みとして，この限定モデルの天板はペイントではなくプレス加工で刻印されるという，PS3史上初の生産方法をとったそうだ。

尾田栄一郎氏からのメッセージ

　ここで，ワンピースの原作漫画を連載している集英社「週刊少年ジャンプ」から，編集長の瓶子吉久氏が登壇。ワンピースは今年で連載15周年を迎えるが，その記念の年にあたり，本作「海賊無双」は先陣を切るタイトルになると，瓶子氏は挨拶した。
　また，ここで瓶子氏より，ワンピースの作者である尾田栄一郎氏からのメッセージが紹介された。尾田氏は本作のグラフィックスを「まるで実写でルフィが動いてるみたい」と絶賛。実は，尾田氏には本作のパッケージイラストの依頼も来ていたそうだが，「このクオリティのCGなら，自信を持ってそのまま表紙にしたほうがいい」と断ったのだという。
　瓶子氏は最後に，今年12月にはワンピースの新たな劇場用映画が控えていることを明かした。上で触れたONE PIECE FILM STRONG WORLDで製作総指揮を担当した尾田氏は，今回「総合プロデューサー」としてスタッフ選定やストーリーなど，全面的に関わっており，ワンピース本編との連動も予定しているそうだ。

バンダイナムコゲームス プロデューサー 中島光司氏

コーエーテクモゲームス ω-Forceプロデューサー 鯉沼久史氏

　続いて，作品の詳しい内容を紹介するため，バンダイナムコゲームスのプロデューサーである中島光司氏とコーエーテクモゲームス ω-Forceプロデューサー，鯉沼久史氏が揃って登壇した。
　バーソロミュー・くまに扮して現れた中島氏は，これまでも数多くのワンピースのゲームに携わってきたが，本作については「ここまで“ゴムゴム”を表現できたゲームはない」と強調。また本作は，ワンピースのゲーム化では初となる「原作のストーリーを追体験できる内容」となっているのが大きな魅力だという。
　一方，開発を手がけた鯉沼氏率いるω-Forceでは，「ワンピースをどう無双にするか」にあたって非常に苦労したそうで，ときには中島氏から厳しい指摘を受けながらも，ギリギリまで粘って完成させたと語る。

オリエンタルラジオの藤森慎吾さん

SDN48の芹那さん

　ここで本作の実際のプレイ画面を紹介するにあたり，ワンピースのファン代表として，お笑いコンビ，オリエンタルラジオの藤森慎吾さんと，アイドルグループ，SDN48の芹那さんがステージに登場。芹那さんはボア・ハンコックのコスチュームに身を包み，バーソロミュー・くま（中島氏）とのツーショットを前に，藤森さんも興奮した様子だった。

サンジでプレイ

チョッパーでプレイ

エニエス・ロビー ロビンの叫び

　体験プレイではまず，藤森さんがお気に入りのキャラであるサンジを使用してプレイ開始。ステージ上で正真正銘の初プレイに挑んだ藤森さんだが，サンジの華麗な足技が敵の大群を瞬く間に蹴散らす。
　続いて，チョッパーが好きだという芹那さんが，チョッパーが初登場する「冬島」編のステージに挑戦。ワポルとのボス戦になるが，芹那さんの操作するチョッパーは見事に勝利。鯉沼氏によると，本作は低年齢層や女性など，アクションが苦手なユーザーも意識し，遊びやすいようにバランス調整を加えているそうだ。
　本作は，原作の名シーンが数多く再現されているのも大きな魅力の一つ。ここで，藤森さんのお気に入りのシーンだという「エニエス・ロビー ロビンの叫び」がゲーム上で実際にどのように描かれているのかが紹介されたが，その再現性の高さは原作ファンである藤森さんと芹那さんが揃って絶賛するほど。芹那さんは「漫画やDVDよりも，ゲームを観る機会のほうが増えてしまいそう」と語っていた。


　プレイを終え，藤森さんは「発売日が待ち遠しいです。早く手にして，今回プレイできなかったシーンも早くやってみたい！」と，ゲーム内容に大満足した様子で感想を述べた。また，芹那さんも「ストーリーを楽しめて，実際に自分も戦ったりするのを体験できて，こんなにお腹いっぱいのものはないと思います。周りにもワンピースファンがたくさんいるので，みんなにどんどん広めていきたい」と笑顔でコメント。熱心な“ファン代表”のお墨付きを得たところで，今回の発表会は幕を閉じた。

　■スクリーンショット