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印刷2012/11/27 00:00

イベント

ボードゲームの祭典「ゲームマーケット2012秋」レポート。熱気に溢れた会場から,さらに盛り上がりを見せるボードゲームシーンの今をお届け

 2012年11月18日,東京の都立産業貿易センター台東館にて,アークライトが主催するアナログゲームイベント「ゲームマーケット2012秋」が開催された。
 国内はもちろん,アジアでも最大級のボードゲーム/カードゲーム即売会に成長した本イベントだが,多数の試遊卓も用意されており,気になるゲームをその場でプレイできるのが特徴だ。
 出展者もホビージャパンやアークライトといった国内アナログゲームの主要メーカーから,輸入ショップや同人サークルにいたるまでさまざまで,今回は過去最大となる200以上のブースが軒を連ね,来場者数も4200名を越える規模での開催となった。10:00の開場前には500名以上が待機列を作って会場を取り囲むほどで,正午を回っても,場内は大勢の参加者で埋め尽くされていた。

 本稿ではその会場の模様を,写真と共にお伝えしていく。ただ,この規模になってしまうと,筆者としてもすべてのブースをチェックすることは難しく,回りきれなかった部分もある。筆者が見聞きできた範囲に限られてはしまうものの,その熱気の一端を感じてもらえれば幸いだ。

人気ブースでは,新作ゲームを求める参加者の列が途切れることなく続いていた

ゲームマーケット公式サイト



新作を求め,4200名もの参加者が


オインクゲームズのゲームマーケット限定「人狼」カード。代表・佐々木隼氏「人狼が好きだったので,自分にとって使いやすいカードを,と思って制作しました。このところかっちりした製品ばかり作ってきたので,購入しやすいアイテムにしたかったのもあります。(人狼系が流行っている理由は)皆が集まって遊ぶ環境が用意されているのが大きいですね。こうして入り口が広がっていくのは良いことだと思います」
海外ボードゲーム(アークライト)
 規模の拡大を踏まえ,3フロアにわたっての開催となった今回のゲームマーケット。5階は大手メーカーが出店する大型ブースフロア,4階は同人サークルや小規模な店舗が軒を連ねる一般ブースフロア,そして7階がフリープレイエリアという構成となっていた。

 まず今回出展されていたゲームの傾向でいえば,いわゆる「人狼」系のタイトルが多数見られたことが,特徴としてあげられるだろう。人狼――正確には「汝は人狼なりや?」というこのカードゲームは,ヨーロッパの古いパーティーゲームが出自とされる推理カードゲームで,ボードゲームのライト層を中心に,人気を集めているジャンルである。
 その人気の理由の一つには,ネット上のBBSなどで遊ぶコミュニケーションゲームとして流行したことで,これまでボードゲームを遊んでいなかった層からも熱心なプレイヤーを生んだことが挙げられる。今回のゲームマーケットでは,オインクゲームズがゲームマーケット限定製品として,耐水加工が施された人狼カードを販売していたほか,一般ブースでもさまざまな人狼関連アイテムを見かけた。
 人狼は多人数プレイが前提となるタイトルだが,役職の追加やルールの簡略化でバリエーションを作りやすく,吸血鬼やクトゥルフ神話をモチーフとした派生作品も次々と登場している。またボードやダイスなどが必要ないため制作コストも比較的安価で,かつイラストなどでの差別化も図れることが,制作者側の創作意欲をかき立てる部分なのかもしれない。

 なお,このほかホビージャパンブースでは,来年発売予定の人狼系カードゲーム「レジスタンス:アヴァロン」のデモプレイが行われていた。こちらは既に発売済みの「レジスタンス」の,アーサー王伝説バージョンとのことである。

海外ボードゲーム(アークライト) 海外ボードゲーム(アークライト)
株式会社人狼の「うそつき人狼」。5名という比較的少人数から遊べるのが特徴で,追加カードもかなり用意されている。ゲームマーケットには,人狼にハマった仲間と一緒に会社を作り,参加したとのこと
海外ボードゲーム(アークライト)
サークル・月世界通信で販売されていた「トガの人狼」。イラスト重視の人狼カードで,なかなかイイ雰囲気
海外ボードゲーム(アークライト)
ブースを訪れた時にはすでに完売していた,サークル ワンナイト人狼の「ワンナイト人狼」。より手軽に楽しめる人狼ということで,短時間・少人数でのプレイに特化しているとのこと
海外ボードゲーム(アークライト) 海外ボードゲーム(アークライト)
ベテランゲームデザイナー,中村 誠氏がコンセプト出展した「ソーダ村の人狼」。ソーダ水とリトマス試験紙で遊ぶ人狼,とのことで,人狼役はソーダ水をこっそりを注いでソーダさんを殺す,らしい


■「ひぐらし」の竜騎士07氏がオリジナルカードゲームで参戦


互いを男の娘メイドに調教し合うゲーム
海外ボードゲーム(アークライト)
 今回のゲームマーケットのもう一つのトピックは,「ひぐらしのなく頃に」などで有名な竜騎士07氏の主催するサークル 07th Expansionが,オリジナルカードゲームを引っさげて参戦していたことだろうか。タイトルは,その名もずばり「互いを男の娘メイドに調教し合うゲーム」とのことで,文字どおり“男の娘”に恥ずかしい格好をさせるのを競うゲームだとか。こちらは在庫数に限りがあったためか,会場後なんと4分で完売という瞬殺ぶりだった。
 07th Expansionといえば,今でこそノベルゲームの人気サークルという印象だが,元々はアナログゲームの二次創作で活躍していたサークルでもある。今回のゲームマーケット参戦は,ある意味原点回帰ともいえる。会場にいた竜騎士07氏の話によれば,第1集が8月11日に発売された「ローズガンズデイズ」が男とオッサンしか出てこないため,可愛い女の子が描きたくて今回のテーマを選んだのだとか。そこでそのまま美少女とはならず,男の娘に向かうあたりは,さすがというべきかもしれない。

一般参加した前回のゲームマーケットで,幾つか買って遊んでみたという竜騎士07氏。そこで「バカゲーほど盛り上がる」ことに気付いて作ったのが本作なのだとか。竜騎士07氏「今回は初出展なので,まず場の空気を感じたいと思い,ささやかなカードゲームを持ち込んでみました。次回からはもう少し本格的な物ができたらな,と思っています」

「互いを男の娘メイドに調教し合うゲーム」公式サイト



熱気に溢れた会場で見かけた,ちょっと気になるもの


 ここからは,筆者が会場で見かけたタイトルを写真と共に紹介していこう。残念ながら今回会場に来られなかった人や,時間がなくて回りきれなかったという人は,ぜひ参考にしてほしい。


ホビージャパンブース


海外ボードゲーム(アークライト)

 輸入・翻訳ゲームの大手,ホビージャパンは,新作などの発売で,ブースは終始人だかり。次々と試遊テーブルで新作が紹介されていた。「ドミニオン:暗黒時代」は早々に完売。そのほかのボードゲームも大人気である。

ドットでお絵かきしてお題となったモチーフを当てるパーティーゲーム「Pix」
海外ボードゲーム(アークライト) 海外ボードゲーム(アークライト)
間もなく映画が公開される「ホビットの冒険」のカードゲーム「ホビットの冒険 カードゲーム」。ジャンルとしては,いわゆるトリックテイキングゲーム(トランプで言えばナポレオン)という括りのゲームで,プレイヤーが善と悪の陣営に分かれて戦う。キャラクターの再現性がなかなか高く,とにかくドワーフのトーリンが暴れすぎ
海外ボードゲーム(アークライト) 海外ボードゲーム(アークライト)


アークライトブース


アークライトブースに並ぶ新作ゲームの山。手前に見えるのが,先行発売のクトゥルフ神話系ゲーム「ミ=ゴの脳みそハント!」
海外ボードゲーム(アークライト)

 同じく大手ゲームメーカーのアークライトは,「ディセント第2版」「ロビンソン漂流記」「悪魔城への馬車」など,話題の海外ゲームの日本語版を販売。国産でもクトゥルフ神話系ゲーム「ミ=ゴの脳みそハント!」が先行発売され,人気を集めていた。

海外ボードゲーム(アークライト)
「ミ=ゴの脳みそハント!」は,なんと「クトゥルフ神話リプレイ」と連動した狐印さんの追加カード付き
海外ボードゲーム(アークライト)
お猿のぬいぐるみからチップを取り出すバースト系(いわゆるダブルアップのような仕組み)ゲーム「チーチーモンキー」。可愛いぬいぐるみは日本版のみ!


翔エンタープライズブース


海外ボードゲーム(アークライト)

 2012年夏に誕生したばかりの翔エンタープライズは,ゲーム界の長老,鈴木銀一郎氏を最高顧問に迎え,1時間で遊べるRPGを積極的に製品化している。今回のゲームマーケットでも,モンスターメーカーの世界を舞台にした対戦型カードゲーム「セブンミッションズ」を販売。鈴木氏自身がデモプレイをおこなっていた。
 次回作は,トミーウォーカーのPBW(Play by Web=Webサービスを介して行う多人数参加型RPG。いわゆる読者参加型ゲームのようなもの)と連動した「サイキックハーツ・カードゲーム」を予定している。

アナログゲーム界の生ける伝説,鈴木銀一郎氏。70歳を越えてなおお元気で,矢継ぎ早に作品を発表している
海外ボードゲーム(アークライト)
「セブンミッションズ」の対戦風景


富士見書房ブース


海外ボードゲーム(アークライト)

 グループSNE制作のカードゲーム「シルク・ドゥ・モンスター」は,ブシロードから発売中。同じくブシロードからは,デッキ構築型カードゲーム「めだかボックス・カードゲーム 学園お花畑計画」も発売中で,こちらも展示と販売が行われていた。

海外ボードゲーム(アークライト)
シルク・ドゥ・モンスター
海外ボードゲーム(アークライト)
めだかボックス・カードゲーム 学園お花畑計画


グループSNEブース


「キャッツ&チョコレート」の再販版。となりに並んでいるのは,ゲームブックの新作タイトルだ
海外ボードゲーム(アークライト)

 2010年に発売されたカードゲーム「キャッツ&チョコレート」の再販版が並んだSNEブース。自社ゲームを題材にしたゲームブック(新紀元社 ゲームブック文庫)も販売されていた。このほか現在制作中のボードゲーム版「ゴーストハンター」のテストプレイなども行われていたようだ。

海外ボードゲーム(アークライト)
期待の新作「フィルムフィクサー」は,香港の印刷所からの発送が間に合わず,ポップのみの出展に。うーん,残念
海外ボードゲーム(アークライト)
自らブースに陣取る代表・安田 均氏


オインクゲームズブース


華やかな色合いのタイトルが並んだオインクゲームズブース
海外ボードゲーム(アークライト)

 オインクゲームズは篠原遊戯重工の「うそつきばかり」のリメイク版「dibdib」を発売。また先に取上げた「人狼に使えるカード」の限定販売も行っていた。

海外ボードゲーム(アークライト)
春に篠原遊戯重工が制作した「うそつきばかり」をリメイクした「dibdib」。クッキーを贈り合う愛のゲーム,とのこと
オインクゲームズ代表のデザイナー,佐々木隼氏。「自分の理想とする『人狼』カードを作ってみました。耐水性があり,名刺サイズで携帯しやすいのが特徴です」


テンデイズゲームズブース


 多数の新作輸入ボードゲームが入荷されていて,購入者の列が絶えなかったテンデイズゲームズ。今回のオススメは? と質問してみると,「テレストレーション日本語版」との答えが返ってきた。イラストで伝言ゲームを楽しむパーティーゲームとのことだ。

2009年にアメリカで発売され,口コミでブレイクした「テレストレーション日本語版」
海外ボードゲーム(アークライト) 海外ボードゲーム(アークライト)


ゲームストア・バネストブース


 海外輸入ゲームの専門店バネストのブースには,ドイツのエッセンから持ち込まれた新作を求めるお客さんが列をなしていた。尽きることのないお客にさんに忙しく対応していた中野将之店長によれば,今回のイチオシは西部劇の悪漢を扱った「Desperados」とのこと。1万2千ドルを奪った悪漢を追って保安官が西部を駆け巡る,1対多型の対戦カードゲームだ。

バネスト店長オススメの「Desperados」。店長「昨日プレイしたんだけど面白かった! 4ターンで負けましたけど(笑)」
海外ボードゲーム(アークライト)


ドロッセルマイヤーズブース


 中野ブロードウェイに店舗を構えるゲームショップ,ドロッセルマイヤーズのブースは,新作「Dragon Teeth Washer(巨竜の歯みがき)」を大プッシュ。ドラゴンが口を開けている間にどれだけ歯を磨けるかを競う,バースト&バッティング系カードゲームだ。

バースト(ギリギリを狙うチキンレース)とバッティング(ほかのプレイヤーとの被りを避ける駆け引き)を駆使して戦う「Dragon Teeth Washer(巨竜の歯みがき)」は,1900円(税込)で発売中
海外ボードゲーム(アークライト)


ドミニオン木曜会ブース


 「ドミニオン」の初代世界チャンピオンre-ne(ルネ)氏と,二代目チャンピオンiori氏を擁するドミニオン界の最高学府(?)ドミニオン木曜会。ブースではドミニオンの初級者〜中級者向け解説本「ドミニオンマニアックスZERO」と,最新エキスパンション「暗黒時代」の最速解説本「ドミニオンマニアックス 暗黒時代」を販売。そのほか,世界チャンピオンと対戦できる体験会も開催されていた。

世界チャンピオンと戦えるということで注目を集めた同ブースのドミニオン体験会。激しいサプライと初手の悪さにre-ne氏が苦戦する場面もあったが,果敢な決断と耐えるプレイングで切り抜け,結果は見事に全勝
海外ボードゲーム(アークライト)


広島ものづくりジムブース


代表の児童文学作家くぼひでき氏

 広島ものづくりジムは,広島で活動するクリエーター養成塾とのことで,「ギャングスターパラダイス」「吼戦烈符」「いさましいちびの炊飯器TRPG」など,塾生達が制作したオリジナルゲームを多数展示/販売していた。代表のくぼひでき氏によれば,ゲーム作りはコミュニケーションが重要とのことで,自分の制作物を直接人に手渡せるゲームマーケットは,クリエイター志望者にとって,貴重な機会なのだとか。

対戦型格闘カードゲーム「吼戦烈符」
海外ボードゲーム(アークライト) 海外ボードゲーム(アークライト)


日本リクリエーション協会ブース


 アフリカや中東で遊ばれている古典的ゲーム「マンカラ」を販売していたのは,初出展の公益財団法人「日本リクリエーション協会」。普段は健康や余暇活用をテーマに,幅広く活動しているという。ゲームをとおしたレクリエーションは,脳の活性化を促進するとのことだ。

アフリカの古典的ゲーム「マンカラ」
海外ボードゲーム(アークライト)


Baka Fire Partyブース


 ループものホラーゲーム「惨劇RoopeR」で知られるBaka Fire Partyのブース。同作は,同人ベースながら現在第四版まで出ている人気作で,ブースには今回も多くの購入者が列を作っていた。そのBaka Fire Partyの新作は,世界探索型情報戦ボードゲーム「Old World and Code of Nines」。崩壊した世界の廃墟を巡り,かつての文明の面影を集めていくという,ちょっと変わったモチーフの作品となっている。勝利点を獲得する条件がカードによって変わっていくという,奇妙な味わいのゲームだ。

海外ボードゲーム(アークライト)
「惨劇RoopeR」のデザイナー,Baka Fire氏。手にしているのが「惨劇RoopeR」(左)と新作「Old World and Code of Nines」(右)
海外ボードゲーム(アークライト)
07th Expansionの「ひぐらしのなく頃に」や「うみねこのなく頃に」にインスパイアされて作ったという「惨劇RoopeR」。ゲームとしては「中身の分からないチェス」のようなイメージとのことで,「うみねこ〜」に登場するゲーム盤に近いプレイフィールなんだとか

こちらが「Old World and Code of Nines」。前作とはまったく違うワーカープレイスメント系のゲームとのことで,勝利点を得る条件が不定なのが特徴とのこと。プレイヤーは自分に配られたカードの条件だけが分かっていて,他のプレイヤーのカードの内容を推測しつつ,ゲームを進めていく。他のプレイヤーのカードの情報を集めつつ,自分のカードの情報を秘匿したり,あるいはミスリードさせたりする情報戦が主体になるという
海外ボードゲーム(アークライト)


そのほか,気になるゲームを写真で紹介


海外ボードゲーム(アークライト)
i-OGM/BOARDWALKのブースにて名作「金星の商人」のリメイク版を発見
海外ボードゲーム(アークライト)
国際通信社では,「Last Night on Earth」のエキスパンションが続々と入荷
海外ボードゲーム(アークライト)
すごろくやのブースでは,あの「カルカソンヌ」の冬バージョンが登場
海外ボードゲーム(アークライト)
すごろくやのオリジナルゲーム「マイス」。小さなコンポーネントながら,ポップアップするファンタジー風の仕掛けが美しい
海外ボードゲーム(アークライト)
母音だけで会話する「ボイン星人襲来!」。ベテランゲームデザイナー 中村 誠氏が500円ゲームとして制作したワードゲームだ
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韓国Gembloの「Confusing Sun」。ダイスを振り,その目に沿ったカードを探すアクションゲームだ
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台湾Swanpanasia / Bigfungamesの「Desire」。美しいお姉さんのイラストが魅力。中国語版解説にある「欲望札」という説明が素敵
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サークルPower Nineのドラフト型カードゲーム「Dragon's Stone」。昼過ぎには完売していた模様
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「黒猫ローラと魔法の森」「MARIONETTE KINGDOM」など新作を多数発売してたワンドローブース。ゲーマーの英気を養うためか,栄養ドリンクの配布も行われていた
海外ボードゲーム(アークライト)
なぜにリポビタンD? という疑問の秘密がこちら。「はやぶさ君の回想」とリポビタンDのコラボカードだ
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海外製ボードゲーム輸入卸問屋 New Games Orderで見つけたクニツィアのローマゲーム「古代ローマの新しいゲーム」。1994年に発表されたものを日本向けに復刻したもので,14種類のゲームが遊べるとのこと
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泥棒ものの「怪盗オンリーワン」とミステリーもの「Sの悲劇」を販売していたサークル カジタブリッジ。いかにもなコンポーネントが気になる後者は,殺人事件の犯人を当てるのではなく,カードを使ってプレイヤー間で罪をなすりつけ合う内容とのこと

B2F Gamesで見つけた「ディストピアンウォーズ日本語版」。謎の物質「元素270」の発見によって別の歴史を辿った世界で起こる戦争を描いた,スチームパンク系ミニチュアゲームだ。フィギュアがとにかくがカッコイイ
海外ボードゲーム(アークライト) 海外ボードゲーム(アークライト)

海外ボードゲーム(アークライト)
「ブルーフォレスト物語」の伏見健二氏が代表を務めるエテルシアワークショップ/グランペールでは,漫画家あわじひめじ氏デザインのTRPG「敗犬は荒野を駆ける」が販売されていた
海外ボードゲーム(アークライト)
「敗犬は荒野を駆ける」のキャラクターシートがこちら。撤退戦をテーマにした,短時間でプレイできるミリタリーTRPGとのことだ
海外ボードゲーム(アークライト)
一寸フィギュアを制作する粉末石膏工房の新作は,なんと「ニンジャスレイヤー」。こんなところにもニンジャヘッズが……
海外ボードゲーム(アークライト)
さとーふぁみりあの音を集めるカードゲーム「ふしぎの森のおんがくたい」
海外ボードゲーム(アークライト)
ニコ動のゲーム紹介動画などで活躍するスパ帝交易ポストのブースでは,「シヴィライゼーション」などで知られるゲーム開発者 ソレン・ジョンソン氏の手によるゲームコラムの翻訳版が無料配布されていた。90ページにも及ぶその内容は,氏のブログに掲載されたものだとか(もちろん許諾済)
海外ボードゲーム(アークライト)
スパ帝交易ポストのもう一つの新作は,美しいイラストが目を惹く「狐めくり」。相手の顔色を見て“狐”か“花嫁”かを推理する嘘つきカードゲームだ
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「Love Letter」などで有名なカナイ製作所の新作は,必殺系の時代劇カードゲーム「成敗」のテスト版。テスト版にも関わらず,早々に完売となったようだ
海外ボードゲーム(アークライト)
ドコウツカゲームズで見つけた,ゲームができるTシャツ「Burger Boy」
海外ボードゲーム(アークライト)
Origins研究会で見つけた,メキシコの覇権をめぐって争うカードゲーム「Pax Porifiriana」(和訳付き)。こうしたマニアックなゲームが見つかるのもゲームマーケットならではか
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サークル GOTTA2は宝探し系カードゲーム「BANDITS!」のエキスパンション3作を販売。それぞれ単独でも遊ぶことができるとのこと
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TRY GOODの,絵描き歌でお題を当てるカードゲーム「まるかいてちょん!」。カードが美しい絵合わせゲーム「托卵」も再販されていた
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カードゲーム大好きな漫画家コンビ,FLIPFLOPsによる本格カードゲーム「ハートオブクラウン」。Windowsで動作するPC版同人ゲームもilluCalabから発売中
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サークル 倦怠期の新作「貧乏陶芸家」は,粘土をお金代わりに使うカードゲーム。粘土をちぎって重さを比べるため,なんと秤付き
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サークル 薫風のカワイイ系ブラフゲーム「赤ずきんは眠らない」
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現代アートなども手がけるAnd.Oのポイント制カードゲーム「サクサクファーム」。ポップなデザインが可愛らしい,カルカソンヌ系のゲームだ
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ゾンビ少女を主人公にしたTRPG「永い後日譚のネクロニカ」を展開するつぎはぎ本舗は,ルールブックの電子書籍化を進行中とのこと。開発中の新サービス「つぎはぎONLINE」では,商業から同人作品までの電子書籍を広くサポートするという
海外ボードゲーム(アークライト)
ミミズを食べるもぐらが可愛い,dGamesの新作「もぐもぐハント」
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篠原遊戯重工の新作「Xing(バッティング)」。ほかのプレイヤーの行動を読みながら,指さしで宝石を奪い合うゲームとのこと
海外ボードゲーム(アークライト)
可愛い猫の写真を撮りまくる堀場工房の「ねこ写」。猫好きは必見
海外ボードゲーム(アークライト)
サークル 植民地戦争+αの「Ju:block」。重さの違う木材を組み合わせた変形ブロックを積み上げるゲーム
海外ボードゲーム(アークライト)
ROLL◇HOUSEの魔法少女ものカードゲーム「撃嬢版 魔法大戦バリツ」。シンプルかつ短時間で遊べる内容が好評だとか
海外ボードゲーム(アークライト)
ふろしきのボードに金属ダイスとコインで遊ぶ,オハローワークスの「ふろせん」。お風呂でも遊べるゲームがコンセプトとのこと
海外ボードゲーム(アークライト)
洗濯物を干す「ホシリンピック」。物干し竿状のアイテムがラブリーな大気圏内ゲームズの新作タイトル
海外ボードゲーム(アークライト)
トレカ番長&FT書房で見つけたポーカーライクなダイスゲーム「ダイスオブホールデム」
海外ボードゲーム(アークライト)
同じくトレカ番長&FT書房のオリジナルゲームブック「魔の国の王女」
海外ボードゲーム(アークライト)
高級感あふれるボードが美しい,ツムラクリエイションの「アメン」
海外ボードゲーム(アークライト)
エリゴスブースは可愛いイラストが目印の「つかいま!」を販売
海外ボードゲーム(アークライト)
経済をテーマにした「経済TCGエコノミカ」。対戦会も盛り上がっていた
海外ボードゲーム(アークライト)
サークル トコの,カエルのイラストが可愛いボードゲーム「ケロケロ」
海外ボードゲーム(アークライト)
すぷりんぐまん!の変則団体リバーシ「赤富士」。日本画風のイラストが美しい
海外ボードゲーム(アークライト)
電気通信大学非電源ゲーム研究会でみつけたクトゥルフ神話系カードゲーム「クトゥルフ・フタグン」
海外ボードゲーム(アークライト)
操られ人形館の「王宮の歩き方」。王宮での評価を競う,マネージメントゲーム
海外ボードゲーム(アークライト)
十式GAME WORKSのトリックテイキングゲーム「中の人なんかいない!」
海外ボードゲーム(アークライト)
EJIN研究所の「AHHBANG!!」。5〜10分でサバイバルが楽しめる,お手軽ゾンビカードゲーム
海外ボードゲーム(アークライト)
B級ホラー映画をモチーフにした,ラブリー会創作ボードゲーム研究室の「バッドモーテル」
海外ボードゲーム(アークライト)
サークル conceptionの「タマゴリッチ」。ダチョウの卵を袋に詰めていく,3人専用のボードゲーム


さらに拡大を続けるゲームマーケット


 2011年に春秋の年2回開催になってから,拡大の一途をたどるゲームマーケット。ゲームマーケットの運営責任者であるアークライトの山上新介氏によれば,その拡大は予想を越えた速度で進んでいるようで,来場者数ベースでも,毎回30%を超える増加がみられるとのこと。このペースで来場者が増え続けるようなら,予定がすでに決まっている2013年はともかく,2014年にはより広い場所に会場を移す必要があるそうだ。

 またゲームマーケットのシーンについても,購入しやすく手軽に遊べる,いわゆる500円ゲームの復活や,Webなどを介した取り置き・予約販売を奨励するサークルの増加などで,変化を見せつつあるという。それぞれ一長一短はあれど,買い手側と作り手側双方のリスクを回避し,間口を広げるという意味でポジティブに捉えていると,山上氏はコメントしていた。
 さらに山上氏によれば,国産ゲームのレベルも,商業・同人を問わず,かなりのレベルに達しているそうで,実際に春のゲームマーケットでは,視察に訪れる海外メーカーが増えていたとのこと(秋は日程的に本場ドイツのショウとかぶるため難しいらしい)。アナログゲームのさらなる盛り上がりのためには,優れた国産タイトルを世界に向けて発信するチャンネル作りがより必要になってくる,ということなのかもしれない。その意味でも,ゲームマーケットは今後ますます重要な場になっていくことだろう。

 最後に,会場で偶然お会いしたゲームマーケット創始者 草場 純氏に話を聞くことができたので,ミニインタビューをお届けしよう。次回のゲームマーケットは,2013年3月の「ゲームマーケット2013大阪」。会場も前回より大きくなっているそうなので,関西のアナログゲーマーはぜひ足を運んでみよう。

海外ボードゲーム(アークライト)
恒例企画「あなたの買い物を見せて?」 お昼を待たずに,早くも鞄一杯買い込んだ来場者も
海外ボードゲーム(アークライト)
鞄の中からWizKidsのフィギュアゲーム「Mage Knight: Board Game」を発見!
7階のフリープレイルームの隅で行われてた旧作バザー。懐かしのゲームがずらりと並ぶ
海外ボードゲーム(アークライト) 海外ボードゲーム(アークライト)


■ゲームマーケットの創始者・草場純氏 ミニ・インタビュー


ゲームマーケット創始者であり,最初期の運営を手がけた遊戯研究家の草場 純氏。現在は運営からは手を引き,遊戯研究家として国産ゲームを欧米へ紹介する「ヤポンブランド」の代表などを務めている
4Gamer:
 草場さんがゲームマーケットを始められたのは,どういう経緯だったのでしょうか。

草場 純氏(以下,草場氏):
 最初は「なかよし村」というサークルでさまざまなゲームを遊んでいたんですが,それをもっと広げようと2000年4月にゲームマーケットを始めました。アナログゲームをもっと気軽に買える環境を作りたかったわけです。最初は30ブース,参加者400人でしたから,今では規模が10倍になりましたね。2009年に参加者が2000人を越えた時点で,個人の手に余るようになり,アークライトに引き継いでいただきました。非常によい流れだったと思います。

4Gamer:
 ゲームマーケットがここまで大きくなったのは,なぜでしょうか?

草場氏:
 デジタルゲームがどんどん進歩するなかで,人間同士が顔を合わせて遊ぶことの楽しさに回帰したんじゃないかと思っています。もちろんその裏には,カワサキファクトリーやワンドロー,カナイ製作所さんといった,パイオニアとなるデザイナーの存在があります。そして彼らを支えているのは,ゲームマーケットに朝から並んで,ゲームを買ってくれるファン達ですから,みんなで育ててきたというイメージですね。

4Gamer:
 ゲームマーケットの現状と今後について,どう考えてらっしゃいますか。

草場氏:
 私自身,SF大会やコミケといった先行イベントから学んでゲームマーケットを始めたので,それらに並ぶイベントに育ってくれたらいいですね。今やっているのは,次の展開として,日本の伝統ゲームを海外に紹介するなど,日本のゲームデザイナーがもっと海外に進出しやすくなるための環境作りです。今後はそういう環境が必要になると思うので。

4Gamer:
 なるほど。小さなサークルからゲームマーケットへ,そしてその次は世界へ,というわけですか。

草場氏:
 そうですね。あとゲームミュージアムみたいものも,あったらいいなと思っています。アナログゲームは,どうしてもプレイする環境を作るのが大変ですし,こういったイベントだけでなく,いつでも遊べる常設の会場が欲しいですよね。

4Gamer:
 ああ,アナログゲームは個人で多くを保管するのは大変ですし,確かにそういう場所があるといいかもしれない。

草場氏:
 でしょう? アナログゲームの新作は毎年たくさん出るわけだけど,その時に買わないとそのまま消えていってしまうものも少なくないですし,買ったとしても,それをいつでも遊べる状態に保つのは大変ですよね。だから,1階が色んなゲームを保存する展示室で,2階がプレイルームとか,ゲームミュージアムを作るならそんな風にしたい……といった感じで,先のことを考えていきたいと思っているんですよ(笑)。

「NPO法人世界のボードゲームを広める会ゆうもあ」の,名作ボードゲームコーナーで見かけた,2歳の娘さんを膝に乗せて遊ぶ家族。娘さんは,魚系のゲームが大好きだとか

ゲームマーケット公式サイト

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    海外ボードゲーム(アークライト)

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    海外ボードゲーム(ホビージャパン)

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