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マフィア梶田の二次元が来い!:第112回「ハーレーにまたがりチェーンソーでヒャッハーするマフィア・オブ・ザ・デッド」
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印刷2012/06/15 21:41

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マフィア梶田の二次元が来い!:第112回「ハーレーにまたがりチェーンソーでヒャッハーするマフィア・オブ・ザ・デッド」

画像集#001のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第112回「ハーレーにまたがりチェーンソーでヒャッハーするマフィア・オブ・ザ・デッド」

ここは俺が食い止める! 早く逃げるんだ!
画像集#004のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第112回「ハーレーにまたがりチェーンソーでヒャッハーするマフィア・オブ・ザ・デッド」
 そろそろね。バイクの免許を取りに行こうと思っているんですわ。実は俺,運転免許証の類を一切持ってないんですよ。
 これは前にもどこかで書いたかもしれないんですけど,俺はバイク乗りじゃないのに,取材先で「バイクで来たんですか?」とよく聞かれるんです。なぜなら,連載のバナーイラストを見ても分かるように,好んでライダースジャケットを着ているから。そりゃ勘違いされますよね。もっぱら電車ライダーなのに。

 だからもう,バイクに乗ります。乗ればいいんでしょ。来るべきアポカリプスの日に備えて,スキルアップしておきますわ。「ヒャッハー!」するのには絶対に必要でしょう,大型自動二輪。いつの日かハーレーに跨った写真を著者近影に載せます(多分)。


画像集#002のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第112回「ハーレーにまたがりチェーンソーでヒャッハーするマフィア・オブ・ザ・デッド」

画像集#005のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第112回「ハーレーにまたがりチェーンソーでヒャッハーするマフィア・オブ・ザ・デッド」
画像集#006のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第112回「ハーレーにまたがりチェーンソーでヒャッハーするマフィア・オブ・ザ・デッド」
 RADIO 4Gamerの第115回では,角川ゲームスより6月14日に発売された「LOLLIPOP CHAINSAW」PlayStation 3 / Xbox 360)を特集。本作は,学園に発生したゾンビ共を,チアリーダーがチェーンソーで狩りまくるというアクションゲームです。
 番組ではゲストとして,本作のプロデューサーを務めた設楽昌宏氏をお招きし,説明を受けつつゲームをプレイしてきました。

 最低でも1か月に1本はゾンビ映画を観ないと禁断症状が出る,ゾンビジャンキーの自分としては見逃せないタイトルなのですが,思っていた以上にハイテンションで,バカ映画好きのツボを刺激する内容でしたね。これは実写映画化しても面白そう……。「バタリアン」や「死霊のはらわた」シリーズみたいなゾンビ映画が好きだという人には,絶対にオススメです。


画像集#003のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第112回「ハーレーにまたがりチェーンソーでヒャッハーするマフィア・オブ・ザ・デッド」

画像集#007のサムネイル/マフィア梶田の二次元が来い!:第112回「ハーレーにまたがりチェーンソーでヒャッハーするマフィア・オブ・ザ・デッド」
 せっかくゾンビゲームを取り扱った回ですし,久しぶりにゾンビの話でもしましょうか。なんか最近,ゾンビブームが再び盛り上がっている気がしません? 気のせい? だって,アニメでも「さんかれあ」とか「これはゾンビですか?」とか豊作ですし,「Fate/Zero」でもゾンビ映画まんまのエピソードが描かれたり……ゾンビマニアにとっては幸せな時期だと思うんですよね。

 そんな中,現在俺が最も注目しているゾンビコンテンツがありまして。「The Walking Dead」というコミックが原作の海外ドラマなんですけど,これがメチャクチャ面白い。オーソドックスなゾンビ・アポカリプスを描いた作品なんですが,人間関係の描き方がとにかく秀逸なんです。ゾンビという脅威に晒された極限状況の中でゴミカスと化す常識や,狂っていく倫理観……その結果発生する,人間同士のいがみ合いがとてもリアルです。
 「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」や「ゾンビ」でジョージ・A・ロメロ監督が築き上げた,ゾンビによる終末世界のイメージを“王道”と言うならば,本作は間違いなく王道のド真ん中を走っている作品ですね。正直言って,カビの生えたジャンルではあるんですよ。オーソドックスでシリアスな,社会風刺を含んだゾンビ映画。量産されすぎたために,良作か駄作かを別にしても,新鮮味を感じることが少なくなったテーマですから。

 「The Walking Dead」の翻訳版コミックに載っていた解説でも,伊東美和さんが書いていましたが,現在ゾンビ映画と一口に言っても,色々あるんですわ。ゾンビ・アポカリプスをコメディとして描いた「ショーン・オブ・ザ・デッド」や,POV(主観映像)とゾンビの融合で鮮度の高い恐怖を演出することに成功した「REC/レック」など,多様化がハンパない。前述した2作品のような良作ならばいいんですが,いちご大福的な発想でポンポン生み出されるゾンビ映画の多いこと多いこと……最近なんて,ゲイのカップルが母親にカミングアウトしようとする最中にゾンビハザードに巻き込まれる「カミングアウト・オブ・ザ・デッド」という映画を観ました。なんでゲイとゾンビをいちご大福しちゃったかな。まぁ……俺はそういうの嫌いじゃないんですけどね。

 実際,1年に何本ものゾンビ映画を観るゾンビジャンキーでも,「これは傑作だ!」という作品に出会う確率は,川に落としたBB弾を見つけるくらい低いんですよ。同志なら分かってくれると思うんですけど。むしろ,次第にクソ映画を「マイゾンビライブラリ」にコレクションするのが楽しくなってきちゃう。たまに体調を崩すくらいつまらないゾンビ映画にエンカウントしてしまっても,自分の中で何かしらの経験値が上昇したような気になってくる。……本当に気のせいで,実際は貴重な時間をドブに捨てているも同然なんですけど。

 おっと,話が逸れちゃいましたね。ゾンビ映画の話になると,考えがアッチコッチに行ってまとまらんのですよ。つまり今回は何が言いたいのかというと,そんな多様化したゾンビ映画の中で,王道を突っ走る「The Walking Dead」が輝いて見えるのは,本当にすごいことだという点なんです。映画ではなくドラマなのに,チープさを一切感じさせない丁寧な作り。さらに,幼い子供が容赦なく犠牲になるなど,過激な描写にも躊躇がない。また,映画は長くても2時間程度で終わりを迎えてしまいますが,連続ドラマはそうじゃない。最終回を迎えるまで何か月も何年も,ゾンビで溢れた終末世界に浸り続けることができるんですよ。これはゾンビマニアにとって最大級の幸せだと思います。これを越える幸せとなると,もう現実にゾンビハザードが発生して,自分がそれに巻き込まれるという夢のようなシチュエーションくらいでしょうか。

 正直,まだまだ語り尽くせないのですが,実はそろそろ終わりにしないと締め切りがヤバイ状況だったりします。とにかく,興味があれば「The Walking Dead」は観てみてください。現在シーズン1のDVDが発売されていますが,「Hulu」という動画配信サイトではシーズン2まで観ることができます。原作コミックも,翻訳版は3000円と少々お高いのですが,ゾンビ好きなら買って損はないです。ドラマ版とは展開が大きく異なっているので,見比べてみるのも面白いですよ。
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