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印刷2011/04/04 18:01

連載

海外ゲーム四天王 / 第81回:「LEGO Star Wars III: The Clone Wars」

海外ゲーム四天王 〜戦うおじさん〜
第81回:今週のシスの暗黒卿:「LEGO Star Wars III: The Clone Wars」
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 レゴでできたオビ=ワン・ケノービ,アナキン・スカイウォーカー,そしてパドメ・アミダラが,レゴでできたジェダイ・スターファイターやガンシップを使って激しく戦うというのが,イギリスのTT Gamesが放つ「LEGO Star Wars III: The Clone Wars」だ。
 回を重ねるごとにグラフィックスのレベルも向上し,ゲームシステムも洗練されてきた「LEGO Star Wars」シリーズだが,スクリーンショットを見てもらえば分かるように,もうレゴじゃなくてもいいんじゃないかと思われるぐらいに本格的なゲームになっているじゃないか。
 子供向けというイメージが強いが,実は大人でもかなり楽しめる本作を,レゴ好きのライターUHAUHA氏が紹介する。レゴと共にあらんことを。

レゴゲーム,イコール,子供向けにあらずコアなゲーマーにこそプレイしてほしい逸品

 

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 「ハリー・ポッター」シリーズや「バットマン」シリーズといった超人気映画をテーマに,レゴでできたキャラクターが大活躍するアクションゲームをコンスタントに制作しているイギリスのデベロッパ,TT Games。彼らが放つ最新作が「LEGO Star Wars III: The Clone Wars」だ。

 サブタイトルからも分かるとおり,本作はテレビアニメシリーズ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」を題材とした作品で,映画「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」と「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」の間に行われたという設定の,クローン大戦が描かれている。
 ドゥークー伯爵に捕らえられたオビ=ワン・ケノービ,アナキン・スカイウォーカー,そしてパドメ・アミダラを救出するため,メイス・ウィンドゥ率いるジェダイとヨーダ率いるクローン軍団がドロイド軍団を攻撃。これをきっかけに大規模な星間戦争,クローン大戦が始まるというゲームのオープニングは,映画のファンなら思わずニンマリしてしまうだろう。ニンマリ。

 

「LEGO Star Wars III: The Clone Wars」公式サイト

 

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 ゲームには「ドゥークー伯爵」(COUNT DOOKU),「アサージ・ヴェントレス」(ASAJJ VENTRESS),そして「グリーヴァス将軍」(GENERAL GRIEVOUS)の3つのシナリオが用意されており,各シナリオは細かく区切られたチャプターからなっている。
 1つのチャプターをクリアするたびにロビーとなる戦艦,リパブリック・アタック・クルーザーに戻され,そこから次のチャプターに挑んでいくという仕掛けになっているが,戦艦内をあちこち動き回ることもできる。
 戦艦内にも通貨の代わりとなるレゴブロックが大量に隠されているので,それらを回収したり,ロックされているオブジェクトを解除したりと,できることはかなり多い。また,シナリオを進めて行くにつれて新たなキャラクターがロビーをウロウロするようになり,だんだんにぎやかになっていくので,それを眺めているのも楽しい。

 

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 レゴシリーズ従来作同様,本作も2〜3体のキャラクターをとっかえひっかえしながらゲームを進めて行くというシステムで,彼らをどう使っていくかが重要になるのだ。
 アナキンはライトセイバーを振り回したり,フォースで敵を持ち上げたり,組み立て可能なオブジェクトを作り上げたりでき,仲間のクローン・トゥルーパーは銃やバズーカを使った攻撃や,ワイヤーによる移動,スイッチ操作などができる。
 そこで,高い場所にあるクローン・トゥルーパーでしか使えないスイッチを押すのに,アナキンがフォースで足場となる階段を作り上げ,それからクローン・トゥルーパーに切り替えてスイッチを押すといったパズルっぽい要素が随所に盛り込まれており,ここを考えるのがレゴシリーズの面白い部分なのだ。

 

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 プレイしていて単純に気持ちいいのが,ストレス解消! とばかりにさまざまなオブジェクトを破壊できるところ。破壊するとこぼれ落ちる大量のレゴブロックを回収するのも気持ち良く,画面を埋め尽くすレゴブロックがキャラクターに吸い込まれるように消えていくのは快感で,子供と二人でプレイしながら,どちらも「楽しい」を連呼してしまったほどだ。楽しい。

 

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 本作ではキャラクターのアクションだけでなく,ジェダイ・スターファイターやガンシップ,スピーダーバイクなどのメカ,さらにAT-TEなどの大型ウォーカー,自走式重砲塔,連射砲などの兵器を使うこともできるようになった。こうしたメカを使いこなさなければクリアできないシーンも多く,迫力あるアクションが楽しめる。
 陣地に砲台などを配置して強力な基地を作り,領地を広げていくというRTSのようなモードが用意されているところも見逃せない。

 

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 それぞれのキャラクターにはライフゲージがあるものの,やられたときのペナルティはないに等しく,誰でもエンディングまでプレイできるはずだ。上にも書いたように,プレイを進めるごとにロビーをうろうろするキャラクターが増え,彼らを使って新しいチャプターに挑戦することもできるので,リプレイアビリティも高い。

 

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 レゴゲーム=子供向けというイメージを持つ人も多いと思うが,実際にプレイしてみれば,一連のレゴゲームが世界中で高い評価を得ている理由が良く分かるはず。ゲームシステムはよく練り込まれ,グラフィックスもかなりのレベルになっている。確かに子供っぽい部分もないわけではないが,これをお子様独占にしておくのはもったいない話。スター・ウォーズファンだけでなく,手軽に楽しめるアクションゲームをプレイしたい人は,ぜひプレイしてほしい。

 

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■■UHAUHA(ライター/四天王)■■
 レースゲームやアクションゲームなどを好んでプレイする,反射神経系のライター。とはいえ,人間が相手だとつい熱くなってしまうので,マルチプレイはちょっと苦手。高いところと,ホラー系が不得意なので,高い場所が出てくるゲームと,怖いゲームもちょっと苦手と意外と弱点も多いが,とくに悲壮感はない。4Gamerがスタートした頃からライターをやっている,ベテラン中のベテランだ。特徴は,遠距離通勤。
  • 関連タイトル:

    LEGO Star Wars III: The Clone Wars

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