［E3 2011］今度の敵はゾンビだけではない。「バイオハザード オペレーション ラクーンシティ」のプレイムービーを掲載

　カプコンは，現在開催中のE3 2011において，「バイオハザード オペレーション ラクーンシティ」（PS3 / Xbox 360）の最新情報を公開した。2本のプレイムービーと，多数のスクリーンショットをあわせて掲載するので，じっくりと見てほしい。

「バイオハザード オペレーション ラクーンシティ」公式サイト

　本作はバイオハザードの世界で繰り広げられる本格的なTPSタイトルで，最大8名のオンラインマルチプレイにも対応する意欲作。複数の人間勢力が複雑に絡み合っており，奥深いストーリーが展開される。

　アンブレラ社の特殊部隊「U.S.S.（Umbrella Security Service）」と，米政府の特殊部隊「SPEC OPS」が壮絶な戦いを繰り広げる理由は，バイオシリーズの重要人物“レオン・S・ケネディ”にある。極秘情報を入手したレオンを，U.S.S.は抹殺しようと目論んでいるのだが，SPEC OPSはとある理由から，レオンを保護しようとしているのだ。そのうえさらに，また別の勢力も登場してくるのだから，事態は困難を極める。


　本作においては人間対人間が大きなテーマになるが，バイオハザードシリーズの一作である以上，当然ながらゾンビも深く関わってくる。たとえばキャラクターが出血すると，その匂いにつられてゾンビが寄ってきてしまう。このシステムを利用して，すぐには敵を仕留めず，わざと出血状態にしておくことも，本作では有効な戦術になるのだ。また，ゾンビを捕まえて，敵からの銃弾を防ぐ盾にするなど，単なる銃撃戦に留まらない，戦術的なプレイが楽しめるのである。


　プレスリリースの情報によると，本作の発売時期は2011年冬となっている。大作ひしめくTPSジャンルだが，そんな中でも，バイオハザードシリーズの一つである「バイオハザード オペレーション ラクーンシティ」の存在感は際立っている。今後の情報公開とともに，ゲームの完成を楽しみに待ちたい。