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Qualcomm,エントリースマホ向けのLTE対応SoC「Snapdragon 210」を発表
Snapdragon 210 | |||
配信元 | クアルコム | 配信日 | 2014/09/10 |
<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>
クアルコムは9月10日(香港時間)に、Snapdragon 210プロセッサーを発表、エントリーレベルのスマートフォンやタブレットにもLTEやキャリアアグリゲーションを拡大、またRF360フロントエンドソリューションを利用する初となるLTE対応タブレット向けレファレンスデザインを発表しました。
クアルコムはエントリーレベルのスマートフォンやタブレット市場向けにSnapdragon 210プロセッサーを発表しました。その特徴は以下の通りです。
- エントリー向け端末では初となる3G/LTEマルチモード接続、LTE-Advanced カテゴリー4キャリアアグリゲーション、LTE Broadcast、LTEデュアルSIM/デュアルスタンバイをサポート
- ハードウェアHEVCでのフルHD(1080)再生が可能な高品質でありながら費用対効果の高いマルチメディア機能
- クアッドCPU、Adreno 304 GPUによりエントリー端末向けでありながら強化されたパフォーマンスと電力効率
- ゼロシャッターラグ、HDR、オートフォーカス、オートホワイトバランスや自動露出を含む、最大8メガピクセルのカメラサポートやコンピュテイショナルカメラ機能を持つ優れたカメラ性能
また、クアルコム初となるLTE対応タブレット向けレファレンスデザインを発表しました。これにはSnapdragon 410および210プロセッサーが最初に使用されます。
- Snapdragon 210搭載レファレンスデザインには、上記のSnapdragon 210プロセッサーの特徴機能のほか、RFトランシーバーチップWTR2955、マルチバンド・マルチモードをサポートするRF360フロントエンドソリューションが搭載されます。
- Snapdragon 410搭載レファレンスデザインは、クアッドコア、64bit、最新のAndroidのバージョンに対応するほか、RFトランシーバーチップWTR4905、Adreno 306 GPUを搭載、また、最大150Mbpsのカテゴリー4にのLTEワールドモードモデム カテゴリー4に対応します。
- Snapdragon410レファレンスデザインを使用する初のタブレット端末はFOXDA Technology industrial Co. Ltd.から発売される予定です。
ミッドおよびエントリーレベルのLTE及びLTEアドバンスドマルチモード端末をサポートするRFトランシーバーであるWTR4905 とWTR2955は、次世代28ナノプロセスに対応し、また、Qualcomm RF360フロントエンドソリューションを採用することで実装面積が30%削減されます。新たなRF360フロントエンドソリューションが搭載される商用端末は2014年後半に発売される予定です。
QRDはこれまでに40以上のOEMやIDH (Independent Design House) から525機種以上の端末が21カ国で発売・発表されており、そのうち30以上がLTE対応端末です。また、160以上のQRD対応LTE端末が開発されています。
Snapdragon 210およびQRDレファレンスタブレットを使用した商用端末は2015年前半に発売される予定です。
プレスリリースは以下にて確認する事が可能です。
https://www.qualcomm.com/news/releases/2014/09/10/qualcomm-extends-benefits-lte-and-carrier-aggregation-entry-level (英語)
Snapdragonの詳細は以下をご覧ください。
http://www.qualcomm.com/snapdragon
QRDは以下にてご確認ください。
https://qrd.qualcomm.com/
RF360フロントエンドソリューションは以下にてご確認ください。
https://www.qualcomm.com/products/gobi/modems/rf360
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