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ソニー,ハイエンドスマホ「Xperia Z4」を発表。今夏以降に日本市場で発売
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印刷2015/04/20 12:03

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ソニー,ハイエンドスマホ「Xperia Z4」を発表。今夏以降に日本市場で発売

 2015年4月20日,ソニー・モバイルコミュニケーションズは,Xperiaブランドの新型Androidスマートフォン「Xperia Z4」を2015年夏以降に国内市場へ投入すると発表した。国内では大手キャリアから発売の見込みだ。
 Xperia Z4は,厚さ約6.9mm,重量約144gという薄型ボディに,5.2インチ,解像度1080×1920ドットの液晶パネルを搭載し,従来製品から引き続いての「オムニバランス」デザインを採用したスマートフォンだ。SoC(System-on-a-Chip)にはQualcomm製の「Snapdragon 810」を,OSにはAndroid 5.0(Lollipop)を採用する。

Xperia Z4,本体色はホワイト,ブラック,カッパー,アクアグリーンの4色展開となる
画像集 No.002のサムネイル画像 / ソニー,ハイエンドスマホ「Xperia Z4」を発表。今夏以降に日本市場で発売

Xperia Z3(左)とXperia Z4(右)の厚さを比較したスライド
画像集 No.017のサムネイル画像 / ソニー,ハイエンドスマホ「Xperia Z4」を発表。今夏以降に日本市場で発売
 ボディのデザインは,2014年の秋冬モデルで登場した「Xperia Z3」とほぼ同じである。前述したとおり,若干薄型軽量化されたとはいえ,この程度の差だと,手に持っても違いは分かりにくい程度なのが正直なところだ。5インチ級スマートフォンの薄型軽量化は,そろそろ限界に達しつつあるということだろうか。
 むしろ,薄型化のためなのか,内蔵バッテリー容量がXperia Z3の3100mAhから2930mAhへと,若干だが減っているほうが気にかかる。気になるバッテリー駆動時間の情報は,今のところ公開されていない。

上側面(左):左端にマイク孔,右端に3.5mmミニピンタイプのヘッドセット端子を配置
下側面(右):ストラップホールとキャップレス防水仕様のUSB 2.0(Micro-B)端子が並ぶ。実はXperia Zシリーズでキャップレス防水仕様のUSB端子を備えるのは,本機が初めてだったりする
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左側面(左):防水カバーの内側に,Nano SIMスロットとmicro SDカードスロットが用意されている。なお,従来のXperia Zシリーズが備えていたマグネット式の充電端子は廃止されてしまった
右側面(右):写真で左にあたる本体下側にシャッターボタンがあり,中央に音量調節ボタンとXperiaの象徴ともいえる銀色の[電源/スリープ]ボタンが並ぶ
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本体背面が強化ガラスのパネルで覆われている点は,Xperia Zシリーズ共通のデザインだ。とはいえ,そろそろ代わり映えがしなくなって目新しさに欠けるようにも思える
画像集 No.008のサムネイル画像 / ソニー,ハイエンドスマホ「Xperia Z4」を発表。今夏以降に日本市場で発売

 スペックでの注目点であるSnapdragon 810は,64bit ARMv8アーキテクチャに対応するCPUコアARM製CPUコア「Cortex-A57」および「Cortex-A53」を採用した製品だ。Qualcomm製SoCでは初めて,64bit CPUコアによるbig.LITTLEに対応している。SoCの詳細は関連記事を参照してほしいが,Cortex-A57とA53をそれぞれ4基ずつ集積した,8コア(オクタコア)CPUとなっている。GPUコアには,こちらも最新世代の「Adreno 430」を採用。残念ながら今回はベンチマークテストを実施できなかったのだが,CPUコアと合わせてどの程度の性能を発揮するのか,今から楽しみだ。

スペック面での特徴を並べたスライド。LTE通信機能はLTE-Advancedと呼ばれるカテゴリー6対応と謳われている
画像集 No.003のサムネイル画像 / ソニー,ハイエンドスマホ「Xperia Z4」を発表。今夏以降に日本市場で発売

 ゲーマーにとって注目の機能としては,Xperia Z3で導入された「PS4 リモートプレイ」への対応が挙げられるだろう。DUALSHOCK 4と組み合わせてPlayStation 4用ゲームを自宅のどこででも楽しめる機能である。ただ,Xperia Z4で新しく追加されたという要素はないようだった。

PS4 リモートプレイにも当然対応。DUALSHOCK 4にXperiaを取り付けるためのマウンター「GCM10」(右)に取り付けることも可能だ
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Xperia Z4のアウトカメラをイメージしたスライド。広角25mmのレンズはインカメラにも採用された
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 ソニーモバイルによれば,Xperia Z4では,前面の内蔵インカメラに,自撮り用途を重視して焦点距離25mmという広角タイプのレンズを採用した点がポイントとのこと。撮影モードの自動設定機能「プレミアムおまかせオート」に,料理を撮影するとき用の「料理モード」が追加されるといった,ある意味,日本メーカーらしい機能も,特徴の1つとして挙げていた。

料理の写真をきれいに撮れるという飯テロ用撮影モード「料理モード」を搭載(左)。被写体の顔に別の人物や動物(猫にライオン,ゴリラまで)の顔を合成した写真を撮影する「ARマスク」機能という新機能も備える。ためしに,自分の顔にゴリラを合成してみたが(右),単に重ねているわけではなく,目鼻を認識して,それに合うようにゴリラの顔を変形させているようだ
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 また,いわゆるハイレゾサウンド再生にも対応した高音質のワイヤレスサウンド技術「LDAC」への対応もアピールされている。LDAC対応のソニー製Bluetoothヘッドセット「MDR-1ABT」や,Bluetoothスピーカー「SRS-X33」「SRS-X55」などと組み合わせれば,ハイレゾ音源の音楽を高音質で再生できるとのことだ。

「Material Design」と呼ばれるAndroid 5.0のデザインに合わせて,Xperia独自のアプリもMaterial Designベースに変更された
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 SoCの強化は注目に値するとはいうものの,Xperia Z3と比べて大きく変わったといえる要素は逆にそれくらいで,あとはいささか小粒な機能強化が中心となっているのがXperia Z4のポイントともいえる。他社製スマートフォンユーザーにわざわざ選択しようと思わせるだけのパンチ力には欠けているかもしれない。そう考えると,既存のXperiaユーザーが「次に買うスマートフォンも,またXperiaに」と考えたときの買い換え対象として適当な製品というところだろうか。

●Xperia Z4の主なスペック
  • メーカー:ソニー・モバイルコミュニケーションズ
  • OS:Android 5.0(Lollipop)
  • ディスプレイパネル:5.2インチ液晶,解像度1080×1920ドット
  • プロセッサ:Snapdragon 810(8コア,最大CPU動作クロック2GHz)
  • メインメモリ容量:3GB
  • ストレージ:内蔵(容量32GB)+microSDXC(最大128GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約2070万画素
  • インカメラ:有効画素数約510万画素
  • バッテリー容量:2930mAh
  • LTE対応:あり
  • SIMスロット:nano SIM
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
  • Bluetooth対応:4.1
  • 本体サイズ:146(W)×72(D)×6.9(H)mm
  • 本体重量:約144g
  • 本体カラー:ホワイト,ブラック,カッパー,アクアグリーン
  • そのほかの搭載インタフェース:USB Micro-B(USB 2.0),3.5mmミニピン ヘッドフォン端子

ソニー・モバイルコミュニケーションズによるニュースリリース



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