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Acer,G-SYNC対応でアスペクト比21:9の34インチ湾曲液晶ディスプレイ「Predator X34」を国内発売
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印刷2016/01/21 12:00

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Acer,G-SYNC対応でアスペクト比21:9の34インチ湾曲液晶ディスプレイ「Predator X34」を国内発売

 2016年1月21日,Acerの日本法人である日本エイサーは,34インチサイズでアスペクト比21:9の湾曲型液晶パネルを採用するゲーマー向け液晶ディスプレイ「Predator X34」(型番:X34bmiphz,国内では型番表記)の国内発売を発表した。1月22日に販売開始予定だ。メーカー想定売価は15万円前後(税別)とされているので,単純計算した税込価格は16万2000円前後となる。34インチで解像度3440×1440ドットの湾曲液晶パネルを採用し,NVIDIAのディスプレイ同期技術「G-SYNC」にも対応する液晶ディスプレイは,Predator X34が国内初だ。

Predator X34
画像集 No.002のサムネイル画像 / Acer,G-SYNC対応でアスペクト比21:9の34インチ湾曲液晶ディスプレイ「Predator X34」を国内発売

 Predator X34は,2015年6月に開かれたCOMPUTEX TAIPEI 2015で披露された製品だ。4Gamerでも会場からのレポート記事を掲載したことがあり,発売がながらく待たれていたものである。

 採用する液晶パネルは非光沢で,駆動方式はIPS。色空間規格であるsRGBのカバー率は100%とのことだ。パネルの中間調(gray-to-gray)応答速度は4ms,最大輝度は300cd/m2,コントラスト比は1000:1となっている。
 ゲーマー向け製品で重要な垂直リフレッシュレートは,G-SYNC使用時では最大100Hz,DisplayPort接続時でG-SYNCを使用しない場合や,G-SYNC非対応グラフィックスカードを使う場合は,垂直リフレッシュレートのクロックアップ機能により最大100Hzになるとのことだ。このクロックアップ機能は,海外で発表済みの35インチ湾曲液晶ディスプレイ「Predator Z35」が搭載する垂直リフレッシュレートのクロックアップ機能と同じものである(関連記事)。

※2016年2月3日19:00頃追記 G-SYNC使用時の垂直リフレッシュレートについて,「60Hzまで」と記載しておりましたが,正しくは「100Hzまで」でした。ここに訂正いたします。

湾曲液晶パネルを強調した写真。34インチ級の21:9ディスプレイともなると,フラットでは左右端が視野に入りにくくなるので,湾曲しているほうが見やすく感じられるはずだ。上と左右のベゼル幅も狭い
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インタフェース類は背面下寄りに集中している。G-SYNCを利用するには,DisplayPort 1.2での接続が必須だ
画像集 No.006のサムネイル画像 / Acer,G-SYNC対応でアスペクト比21:9の34インチ湾曲液晶ディスプレイ「Predator X34」を国内発売
 ビデオ入力インタフェースは,DisplayPort 1.2×1とHDMI(バージョン表記なし)入力×1の2系統のみ。G-SYNCを利用するにはDisplayPort 1.2での接続が必須である点は,ほかのG-SYNC対応液晶ディスプレイと同様だ。
 そのほかに,背面のI/Oパネル部分にUSB Type-A 3.0×4ポートによるUSB 3.0ハブ機能を備える。

独特の形状をしたスタンド部分は,−5〜35度の上下回転(チルト)と上下130mmの高さ調整が可能だ。横回転(スイーベル)はできない
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 背面スタンド取り付け部の上側に装備された,7W+7Wのステレオスピーカーも注目すべくポイントの1つだ。この背面ステレオスピーカーは「DTS Sound」に対応しており,「クリアで立体感のある良質なサウンドを届ける」とAcerは主張している。
 DTS Soundが具体的にどのようなものなのかは明言されていないのだが,DTSが主張するとおりであれば,ダイアログ(セリフ)を聞きやすくする「ダイアログクラリティ」や,重低音の強調を行う「バスエンハンスメント」,スピーカーの位置ではなく画面から音が出てくるような印象をユーザーに与える「エレベーション」といった機能を持つ,オーディオプロセッサスイート(≒オーディオ処理ソフトウェア群)であると考えられる。そうであれば,背面という設置場所による音質面でのハンデを補う効果が期待できるかもしれない。

 おまけ的な機能ではあるが,ディスプレイ下部に装備しているLEDライトによる「Ambient Light」機能にも触れておく必要があるだろう。これは,ユーザーが好きな色や発光パターンで光らせることができるという,ゲーマー向け製品ではよくある機能で,OSDメニューから光り方を設定できるというものだ。
 COMPUTEX TAIPEI 2015でAmbient Lightの光り方を撮影した動画があるので,参考までに掲載しておこう。PCとディスプレイを接続し,ゲームと連動して色や発光パターンが変わる……というならちょっと面白いかもしれないが,そういった高度な制御ができるものではないらしいので,本当におまけといったところか。


 レースゲームやRTS,およびシミュレーションゲーム向けのプリセットを備えた画質調整機能「Game Viewモード」や,暗部の視認性を高める「Dark Boost」といった定番の画質調整機能を備えているのは,さすがゲーマー向け液晶ディスプレイであるPredatorの新型といったところ。
 16万円を超える価格は相当に人を選ぶだろうが,アスペクト比21:9の液晶ディスプレイをゲーム用途で使ってみたいというユーザーにとっては,なかなか魅力的な製品の登場となりそうだ。

●Predator X34の主なスペック
  • パネル:34インチ湾曲,IPS方式,ノングレア(非光沢)
  • バックライト:LED
  • パネル解像度/最大垂直リフレッシュレート:3440×1440ドット/100Hz
  • 輝度(通常):300cd/m2
  • 表示色:約1677万色
  • コントラスト比:1000:1
  • 視野角:未公開
  • 中間調応答速度:4ms
  • 接続インタフェース:DisplayPort 1.2入力×1,HDMI入力×1,USB Type-A 3.0×4,USB Type-B 3.0×1
  • チルト(上下回転):対応(−5〜+35度)
  • スイーベル(左右回転):非対応
  • ピボット(縦回転):非対応
  • 高さ調整:対応(最大130mm)
  • 消費電力:54W(通常時),0.5W以下(スタンバイ時)
  • サイズ:825.1(W)×309(D)×455.9〜585.9(H)mm
  • 重量:9.96kg
  • 保証期間:3年
  • 発売日:2015年8月5日
  • メーカー想定売価:15万円(税別)

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Acer 公式Webサイト

  • 関連タイトル:

    Predator,Nitro

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