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印刷2012/12/08 12:00

広告企画

【PR】3D性能が高いのは当たり前。MSIのゲーマー向けノートPCは,総合力がほかとは違った


GT70 0NE
メーカー:MSI
問い合わせ先:MSIサポートページ
マイルストーンのオンラインショップ「元気BUY」直販価格:21万9800円(※2012年12月8日現在)
G Series
 モバイル向けCPUやGPUは,早足で進歩を続けており,ゲーマー向けを謳うノートPCであれば,十分な3D性能を持つものはもはや珍しくない。また,LANパーティなどが盛んな北米や北欧市場を中心に,ゲーム用ノートPCには“魅せる”ための派手なデザインやイルミネーションが求められるようになっていることから,外観の良さも飛躍的に向上してきている。いまホットな市場と述べていいだろう。

 そして今回,マザーボードやグラフィックスカードなど,日本ではPCパーツメーカーとしての知名度が高いMSIからも,ゲーマー向けノートPCが登場してきた。MSI国内代理店であるマイルストーン扱いの「GT70 0NE」(型番:GT70 0NE-697JP)がそれだ。
 国内ではまだそれほど知名度の高くない「MSI製のゲーマー向けPC」だが,他社の製品とは何が異なり,どこがポイントになるのか。マイルストーンから実機を入手できたので,細かくチェックしていこう。

マイルストーン直販サイト「元気BUY」でGT70 0NEをチェックする



17.3インチの非光沢液晶パネルを搭載

システムディスクは2基のSSDによるRAID 0アレイ


天板部には「msi」ロゴがあり,内蔵LEDによって通電時に光る
G Series
 MSI本社のWebサイトをチェックしてみると,「G Series」(Gaming Series)に属するGT70には,CPUやGPUなどの組み合わせによっていくつかのラインナップが用意されていることが分かる。
 そして今回テストするGT70 0NEは,そのなかでも最上位クラスのモデルだ。実のところMSIからは,2012年6月に「GT70 0NC-201JP」というモデルが国内発売されていたりするのだが,GT70 0NEはその後継モデルと捉えても構わない。

右から光を当てたときのカット。液晶パネル周辺のいわゆる額縁部は光沢加工がされているので光を反射しているが,ノングレア加工された液晶パネルには映り込みがない
G Series
 17.3インチで解像度1920×1080ドットの液晶パネルを搭載する筐体のサイズは428(W)×288(D)×55(H)mmで,重量はバッテリーパック込みで約3.9kg。大型かつ重量級なので,基本的にはデスクトップPCの代わりに“据え置いて”,メインPC兼ゲームPCとして使っていく製品だという理解が正解だろう。
 液晶パネルはノングレア(非光沢)加工済みなので,角度によって室内灯の光が映り込んで画面が見えにくくなるとか,画面が暗くなったときに自分の顔が映り込んでしまうとかいった心配をする必要はない。ゲームを長時間プレイするのに向いた画面だといえる。

GT70 0NEの本体底面。全体のざっと7割くらいを1枚の底蓋が覆っている
 本体の分解は保証外の行為であり,底面の蓋を開けた時点で保証は失われるが,今回はマイルストーンから特別に許可を得て開けてみた。すると,搭載されるクーラーは1基で,GPUの熱は3本,CPUの熱は2本のヒートパイプで放熱フィン部へ送られ,ブロワーファンによって一気に筐体外へ出す仕掛けになっていることが分かる。また,底蓋のそこかしこに吸気用と思われるスリットが設けられているのも目を引くところだ。

底蓋を開けたところ(左)と,そこからさらにクーラーを取り外したところ(右)
G Series G Series

NVIDIAコントロールパネルからGTX 680Mのスペックを確認すると,コアクロックが771MHzになっていた
G Series
 そんなGT70 0NEが搭載するCPUは4コア8スレッド対応の「Core i7-3630QM/2.4GHz」(以下,i7-3630QM)だ。自動クロックアップ機能「Intel Turbo Boost Technology」により最大動作クロックが3.4GHzに達する製品である。
 GPUはKepler世代で,1344基のCUDA Coreを集積する「GeForce GTX 680M」(以下,GTX 680M)となる。1344基というのはデスクトップPC向けGPU「GeForce GTX 670」(以下,GTX 670)と同じ……と補足すれば,その規模感は掴めるのではなかろうか。
 その動作クロックはコア771MHz,メモリ3600MHz相当(実クロック900MHz)で,コアクロックはNVIDIAリファレンスの720MHzより高い。また,グラフィックスメモリ容量は4GBあるので,容量不足になる心配はまず無用である。

GT70 0NEが搭載するi7-3630QM(左)とGTX 680M(右)。GTX 680Mは「MXM」と呼ばれる小型カードに載っている
G Series G Series

 ところで,上で示した底面の写真で,ストレージ周りが一風変わった構成になっていることに気づいただろうか。そう,GT70 0NEでは,mSATA接続のSSDを2基搭載してRAID 0アレイ化しているのだ。MSIはこれを「Super RAID」と名付けている。
 mSATA接続のSSDは,MemoRight製のSerial ATA 6Gbps対応モデル「MS 701」(型番:MS-701)で,1枚あたりの容量は128GB。つまりシステムドライブとしての総容量は256GBとなる。256GBあれば,OSや必須アプリケーション以外に,よくプレイするゲームタイトルもインストールしておけるので,SSD RAID 0の実力を十分に堪能できるだろう。

 なお,Super RAIDによるシステムドライブとは別に,GT70 0NEでは別途,容量750GBの2.5インチHDDも搭載してきている。このHDDはさりげなく回転数7200rpm仕様で,HDDのほうも決して遅くはない。実力は後ほど検証するが,ストレージ周りには相当力の入ったシステムということになりそうだ。

G Series
mSATAのSSDは,MLC NAND型フラッシュメモリ採用タイプ。mSATA端子が2つ並ぶ専用基板上に搭載されている
G Series
容量750GBのHDDはWestern Digital製の「WD7500BPKT」だ。回転数7200rpmで,2.5インチHDDとしては高速なタイプ

 そのほか,主なスペックは表1のとおりとなる。



「SteelSeries印」の魅せるキーボードを採用

サウンドは「音質のDynaudio+機能のCreative」


 CPUとGPUのスペックは高く,SSD RAID 0+HDDという構成も面白いが,それだけではない。GT70 0NEでは,「ゲーマー向け周辺機器ブランド「SteelSeries」製のキーボードを採用し,キーボードを3ブロックに分けて,それぞれ異なる色でLEDバックライトを光らせられるようになっているのだ。

GT70 0NEの日本語105キーボード。LEDバックライトは3ブロックに分かれ,それぞれ異なる色で光らせられる
G Series
左[Ctrl]キーの近くに,「Keyboard by SteelSeries」の印刷がある(左)。右はタッチパッド周辺。キーボードとマウスをメインとするプレイスタイルに向けて,タッチパッドを明示的に無効化できるボタンが用意される(写真左上部)
G Series G Series

 LEDバックライトを搭載したキーボードは珍しくないという読者も多いだろう。最近ではモバイルノートPCでも当たり前のように採用されたりしているので,ただ派手なだけではないかと思ったかもしれないが,実は違う。GT70 0NEでは,LEDの光が,とくに左右方向へ向けて強く漏れるようになっているのだ。

G Series
手前側からLEDバックライトを見たところ。設定できる最大光量にしてもあまり強烈さを感じない
G Series
KLMの設定メニュー。直感的な操作が可能だ
 一般に,LEDバックライトというのは,暗がりで打鍵するとき,キーを視認しやくするために搭載されるものだといえる。手前からキーボードを見下ろす分には,必要十分な明るさがあれば十分だ。
 一方,友人や知人宅,あるいは(日本ではそう多くないと思われるが)LANパーティへ持って行く場合には,せっかくのゲームPCを見せびらかしたくなるのが心情というものだが,GT70 0NEのキーボードは,ユーザー以外の人が斜め方向から覗き込んだとき,最もキレイに見えるよう,LEDバックライトの漏れ方が調整されているのである。

 LEDバックライトの調整には,プリインストールアプリケーション「KLM」(Key LED Manager)を用いる。KLMでは3つのブロックごとに,色系統が7つ,明るさが5段階の計35色から選択可能だ。
 LEDバックライトは,2色を交互にうねうねと入れ替えたり,右から左へと光る場所を波のように移動させたり,[W/A/S/D]キー周辺(=左端のブロック)だけを光らせたりと,柔軟に設定できる。英語版アプリケーションではあるものの,直感的に操作できるので,迷うことはまずないだろう。

LEDイルミネーションはさまざまに設定可能。左は同じ色で明るさのグラデーションを入れたところ,中央はブロックごとに異なる色を指定したところ,右は3ブロックで色を揃えたところだ。本体の脇,とくに斜め手前あたりから覗き込んだときが一番派手に見える
G Series G Series G Series

キーボード上部のタッチセンサー部。中央,白色LEDの埋め込まれたボタンが電源スイッチである
G Series
 キーボードの上側には,中央の電源ボタンを中心にタッチセンサー付きインジケータが設けられており,無理のない&保証の範囲内でCPUを自動的にクロックアップする機能「Turbo Drive Engine」や,一時的にCPU&GPUクーラーのファン回転数を大きく引き上げて筐体内の温度を一気に下げる「Cooler Boost」,LEDイルミネーション,無線LAN機能のオン/オフが行える。また,外部ディスプレイとノートPC側ディスプレイの切り替えや,光学ドライブのロック解除もここからだ。

本体底面に配置されたサブウーファ。キーボード部と同じく,銀色のカバーで覆われている
 そのタッチパネル部左端に,「Sound by DYNAUDIO」の印刷があることに気づいただろうか。Dynaudio(ディナウディオ)は,デンマークのスピーカーメーカーで,音楽制作や高級路線の製品で実績あるDynaudio Internationalのブランド。MSIはかねてよりノートPCでDynaudio Internationalとの協業を行ってきているが,GT70 0NEではDynaudioブランドの2.1chスピーカーを搭載するのが特徴だ。Creative Technology製のサウンド技術「THX TruStudio Pro」も併用することで,バーチャルサラウンドスピーカー出力を行えるのも見どころである。
 もちろん,ヘッドセットやヘッドフォンを差せば,バーチャルサラウンドヘッドフォン出力も利用可能だ。

G Series G Series
本体左側面にはUSB 3.0×3,SDカードリーダーと,サウンド入出力用の3.5mmミニピン端子×4を搭載。本体右側面はUSB 2.0と光学ドライブになる
G Series G Series
本体前面はインジケータのみ。背面側に電源,1000BASE-T LAN,アナログRGB(D-Sub 15ピン),eSATA,HDMIといったインタフェースが用意される


デスクトップPCの2012年ミドルクラスに匹敵

GTX 680Mの3D性能はGTX 660に近い


 ここまでの説明から,GT70 0NEには十分に高いスペックがあり,見栄えや使い勝手にも相当に高いレベルで配慮があることが分かったと思う。
 では,実際のところ3D性能はどの程度なのか。ここからはそのチェックに入っていこう。

 比較対象として用意したのは,表2の構成のデスクトップPCだ。GTX 680Mのスペックが,“デスクトップPC向け換算”だと低クロック版GTX 670であることを踏まえ,今回は「GeForce GTX 660」(以下,GTX 660)と「GeForce GTX 650 Ti」(以下,GTX 650 Ti)を用意した次第である。
 グラフィックスドライバは,テスト開始時点の公式最新β版「GeForce 310.33 Driver Beta」で統一。GT70 0NEの電源プランには,ゲーム用途が想定される「Gaming」が用意されているので,今回はこの設定を用いることにした。筆者が確認したところ,Gaming設定では,標準的な「バランス」に比べて液晶パネルの輝度が高めになるようだ。


 テスト方法は4Gamerのベンチマークレギュレーション12.2準拠。GT70 0NEのネイティブ解像度となる1920×1080ドットと,16:9アスペクトで1段階下の解像度となる1600×900ドットを選択した。
 なお,以下の文中およびグラフ中ともに,比較対象のデスクトップをPCは「i7-3770T+GTX 660」と「i7-3770T+GTX 650 Ti」と表記する。

 ……といったところを踏まえ,テスト結果を順に見ていこう。
 グラフ1は,「3DMark 11」(Version 1.0.3)における「Entry」と「Performance」,それに「Extreme」各プリセットの総合スコアをまとめたものだ。GT70 0NEは,i7-3770T+GTX 660にこそ一歩届かないものの,i7-3770T+GTX 650 Tiに対して22〜44%程度高いスコアを示している。
 GPU性能がスコアを左右しやすくなるExtremeプリセットにおいてGT70 0NEとi7-3770T+GTX 660のスコア差がかなり縮んでいることからすると,GTX 680Mの性能自体はGTX 660にかなり近いと見るのが妥当ではなかろうか。


 その点を踏まえ,「S.T.A.L.K.E.R.:Call of Pripyat」(以下,STALKER CoP)の公式ベンチマークテスト実行結果を見てみる。まず,グラフ2,3は,4つ用意されたテストシークエンスから,最も描画負荷が低い「Day」のスコアを抽出したものだ。
 GT70 0NEのスコアはi7-3770T+GTX 660に一歩及ばず,i7-3770T+GTX 650 Tiに対しては最大約43%高いスコア差を付けた。傾向は3DMark 11からほとんど変わっていないと述べていいだろう。


 続いて,最も描画負荷の高いテストシークエンス「SunShafts」のスコアを抽出したものがグラフ4,5で,このように描画負荷の高い局面だと,GT70 0NEのスコアはi7-3770T+GTX 650 Tiに対して安定的に37〜46%程度高いスコアを示すようになる。


 グラフ6,7は「Battlefield 3」(以下,BF3)の結果で,ここでもGT70 0NEのスコアは負荷が高ければ高いほど良好だ。アンチエイリアシングとテクスチャフィルタリングを適用していない「低負荷設定」ではどちらかというとi7-3770T+GTX 650 Ti寄りのスコアなのが,4xアンチエイリアシングと16x異方性フィルタリングを適用した「高負荷設定」ではi7-3770T+GTX 660寄りのスコアに落ち着くというのは示唆的である。


 「Call of Duty 4: Modern Warfare」(以下,Call of Duty 4)のスコアも,基本的にはBF3と似た傾向だ(グラフ8,9)。ただここではどちらかというと,i7-3770T+GTX 660とi7-3770T+GTX 650 Tiのちょうど中間と評したほうが分かりやすいかもしれない。


 グラフ10,11は,「The Elder Scrolls V: Skyrim」(以下,Skyrim)のテスト結果だ。
 ベンチマークレギュレーションでは,Skyrimのテストにあたり,公式の高解像度テクスチャパックを導入しているため,グラフィックスメモリ周りの負荷はかなり高くなっているのだが,こうなると,GT70 0NEのスコアは,STALKER CoPのSunShaftsシークエンスと同じく,i7-3770T+GTX 660に近いものとなる。


 「Sid Meier's Civilization V」のスコアもここまでと大きくは変わっていない(グラフ12,13)。GT70 0NEはi7-3770T+GTX 660とi7-3770T+GTX 650 Tiのほぼ中間の位置に収まっている。

G Series

 GT70 0NEが良好なスコアを示したのが「DiRT 3」だ。i7-3770T+GTX 650 Tiには最大で約37%のスコア差をつけ,i7-3770T+GTX 660に迫っていることが,グラフ14,15から見て取れよう。



mSATA SSDによるRAID 0は

メチャクチャ速い


 mSATA接続のSSD 2基によるRAID 0アレイの実力が気になる人も多いと思うので,こちらもチェックしておきたい。
 前出の表2では,3D性能や後述する消費電力などの検証にあたってシステムドライブとして用いたHGST製HDD「Deskstar T7K250」(HDT722516DLA380,容量160GB)のほかに,Intel製SSD「Solid State Drive 520」の容量240GBモデル(以下,SSD 520)と,Seagate Technology製HDD「Barracuda 7200.14」(ST2000DM001,容量2TB)の名も挙げているが,GT70 0NEのストレージ性能検証で比較対象として用いるのはこの2製品だ。2012年における定番SSDの1つと,回転数7200rpmの一般的な3.5インチHDDを用意し,それぞれにOSをインストールしてテストする。

 というわけでまずは「CrystalDiskMark」(Version 3.0.2c)の結果から見ていこう。下に並べたのは,テストサイズ「1000MB」,テストデータ「All 0x00(0 Fill)」の設定で実行したスクリーンショットとなる。
 GT70 0NEのスコアは,Barracuda 7200.14とは比較にならず,SSD 520に対しても,順次読み出し&書き込みとランダム512K読み出し&書き込み,NCQ(Native Command Queuing)を用いたランダムアクセス性能を見る「4K QD32」で大差を付けている。

G Series
GT70 0NE(テストデータ「All 0x00(0 Fill)」)
G Series
SSD 520(テストデータ「All 0x00(0 Fill)」)
G Series
Barracuda 7200.14(テストデータ「All 0x00(0 Fill)」)

 以上は中身がすべて0のデータでテストした結果だが,テストとデータをランダムなものに切り替えてみたらどうなるだろうか。テストサイズ「1000MB」,テストデータ「Random」設定時のテスト結果が下のスクリーンショットだが,全体的な傾向は0 Fill時と変わらず。ランダム4Kを除き,GT70 0NEがSSD 520を大きくリードしている。もちろん,HDDとは比べるまでもない。

G Series
GT70 0NE(テストデータ「Random」)
G Series
SSD 520(テストデータ「Random」)
G Series
Barracuda 7200.14(テストデータ「Random」)

 mSATA接続のSSDということで,速度面の不安を持っていた人はいるかもしれないが,少なくともベンチマークスコアを見る限り,速度面の不安はない。
 今回,インストールされているアプリケーションを完全に揃えることはできなかったので,OS起動時間の厳密な比較は行わないが,Windows 7 SDKに含まれるツール「xbootmgr」を用い,ブートローダーがWindowsカーネルの読み出しを始めてからログイン画面が表示されるまでの時間をざっくり計測した限り,OSの起動時間はSSD 520より気持ち速い気配だ。2基のSSDによるRAID 0動作のメリットは間違いなくあると述べていいだろう。

参考までに,GT70 0NE(左)とSSD 520(右)でxbootmgrからディスクI/Oを追ってみた結果。本文で断ってもいるとおり,GT70 0NEには専用アプリケーションがプリインストールされているため,テストのために用意したデスクトップPCと横並びの比較は行えないが,ログイン画面が出るまで(=大きく2つの山が落ち着くまで)の時間はGT70 0NEのほうが速い
G Series G Series


ノートPCらしくアイドル時の低消費電力性が光る

2時間程度ならバッテリー駆動でゲームをプレイ可能


付属のACアダプタはDelta Electronics製。19V・9.5Aの定格180Wモデルとなる
G Series
 ノートPCとはいえハイクラスの部品をこれでもかと搭載しているため,消費電力がどのレベルにあるのかは気になるところだ。ログの取得が可能なワットチェッカー「Watts up? PRO」を用い,システム全体での消費電力を比較してみよう。
 今回はOSの起動後30分放置した時点を「アイドル時」,各アプリケーションベンチマークを実行したとき,最も高い消費電力値を記録した時点を,タイトルごとの実行時とした。GT70 0NEはバッテリーパックを取り外し,ACアダプター駆動とする。

 その結果がグラフ16だ。まずアイドル時は31Wとなっており,デスクトップPCよりも確実に低い。各アプリケーション実行時はおおむねi7-3770T+GTX 650 Ti以上i7-3770T+GTX 660以下で,これ自体は3D性能検証結果を踏襲しているが,消費電力はi7-3770T+GTX 650 Ti寄りの数字になっている。
 17.3インチの液晶パネルという大型の消費電力源を抱えながら,i7-3770T+GTX650 Tiにより近い消費電力で,i7-3770T+GTX 660により近い3D性能を示しているのだから,消費電力あたりの性能は相当に高いわけだ。


 クーラーの冷却能力もチェックしておこう。システムに100%の負荷をかけ続けるストレスツール「OCCT」(Version 4.3.2)と,3DMark 11を同時実行し,3DMark 11が完走するまでの間に最も高い消費電力値が記録された時点を「高負荷時」とし,アイドル時ともども温度を追った結果がグラフ17,18となる。計測に用いたアプリケーションは「HWMonitor Pro」(Version 1.15)だ。
 ここで重要なのはCPUの温度ではなく――通常では考えられない高負荷がかかっているので,高負荷時の温度が高いのは当たり前――そんなCPUとクーラーを共有しているGPUの温度のほうだが,GT70 0NEでは58℃と,まったく問題ないレベルにあると分かる。本機の場合,タッチセンサー部からファン回転数を大幅に引き上げられるようになっているなど,発熱対策は相当にしっかりしているのだが,それは数字にも出てきたというわけである。


 最後に,ノートPCということで気にする人もいると思われるバッテリー駆動時間もチェックしておこう。
 テストに用いたFuturemark製の「PowerMark」(Version 1.1.1)は,バッテリー残量が100%から5%になるまでの時間を計測するベンチマークソフトで,ワークロードは,「Productivity」と「Entertainment」,それに「Balanced」の3つ。その概要はグラフ19の下に注釈として記したが,「バッテリー駆動時に3Dゲームをプレイし続けた状況」に近いEntertainmentワークロードの実行結果は126分となる。ざっと2時間だ。
 外出先でがんがんプレイするといったニーズにはさすがに向かないものの,ゲームを実行したまま,自宅内でノートPCを運ぶような局面であれば,まったく問題ないレベルだと述べていいだろう。

※3つあるワークロードの詳細は以下のとおり
・Productivity:ワープロソフトによる文書編集とWebブラウジングを交互に実行
・Entertainment:3Dアプリケーションの実行とビデオ再生とを交互に実行
・Balanced:ProductivityとEntertainmentを交互に実行


実力は最新世代のミドルクラスデスクトップ機並み

レベルの高い,ゲーマー向けオールインワンノートだ


G Series
 以上,GT70 0NEは,「2012年12月時点における最新世代のゲーマー向けデスクトップPCでシステムドライブをSSDに変更した構成」とほぼ同等の3D性能を持っている。しかもそのSSD性能は,さすがRAID 0構成といえるもので,少なくともストレージ性能に不満を覚えることはないだろう。
 そしてそれだけでなく,使い勝手がよく,“見せびらかしたい”ニーズにも応えられるキーボードや,3Dゲームなどのバーチャルサラウンドサウンド出力に標準対応するスピーカーやヘッドフォン出力,長時間プレイしていても疲れにくいノングレア加工のフルHD液晶ディスプレイがすべて1台にまとまっているのだ。大変高いレベルでバランスの取れた,オールインワンなゲーム用ノートPCが登場してきたというわけである。

 Windows 8 Proのアップグレード版を1200円で購入可能ながら,プリインストールされているOSはゲームとの互換性で実績のあるWindows 7 Home Premiumというのもポイントが高いところだ。

 実現されている完成度を考えると,21万9800円(※2012年12月8日現在)という直販価格はむしろ安価なくらいであり,GT70 0NEは,ゲームPCをノート型で入手したいという場合に,間違いなく有力な選択肢となるだろう。興味を持った人は,マイルストーンの直販サイトをチェックしてみてほしい。

マイルストーン直販サイト「元気BUY」でGT70 0NEを購入する

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