毒を受けると緑に光る？ ROCCAT製キーボード「Isku FX」が発売

　岡谷エレクトロニクスは2月12日，ドイツのゲーマー向け周辺機器メーカーROCCAT STUDIOSのゲーマー向けキーボード「ROCCAT Isku FX Multicolor Gaming Keyboard」（以下，Isku FX）を，2月15日に国内で発売すると発表した。販売代理店による想定売価は1万980円（税込）。

ROCCAT Isku FX Multicolor Gaming Keyboardの日本語キーレイアウト

　Isku FXは，2011年11月に国内で発売された「ROCCAT Isku」の改良版となるキーボードである。日本語109キーを中心に，キーボード左端に5個，［Space］キーの下に3個のマクロ用キー，キーボード上部に8個の「メディア＆ホットキー」を備えた製品だ。

　Isku FXの各キーには，メディアプレイヤー操作用などの一部ホットキーを除いてすべてLEDバックライトが取り付けられており，色を約1680万色，輝度を6段階から選択できる。キーボードが光るだけなら珍しいものではないが，Isku FXでは「ROCCAT Talk FX」と称する機能により，ゲーム内のイベントやプレイヤーの操作に反応して，バックライトの色を随時変えていくというのが大きな特徴だ。

キーボードバックライトの色は約1680万色から選べる

　ROCCATの製品情報によれば，例えばRPGをプレイ中にファイアボールが当たれば赤く，毒の矢を受ければ毒々しい緑色に光ったりするという。またFPSをプレイ中に，ジャングルの中を走ればバックライトは暗緑色に，水中を泳げば青色に光ったりもするとのことである。

　これらから推測すると，ROCCAT Talk FXが動作するにはゲーム側の動作を感知する仕組みが必要で，動作するのは対応ゲームに限られるように思えるが，製品情報ページには対応ゲームに関する記述はない。この機能はIsku FXだけでなく，ROCCATのゲーマー向けマウス「Kone XTD」「Kone Pure」とも連携して動作できるそうだが，どう連携させるかも説明されていない。

　マクロに関する機能はROCCAT Iskuから変わっておらず，8つのマクロ用キーそれぞれと，［1］〜［5］，［Q］〜［T］，［A］〜［G］，［Z］〜［B］の計20キーにマクロを割り当てられる。8つのマクロ用キーに関しては，1キーに2種類のマクロを割り当てられるため，合計では36キーのマクロ操作を割り当てられる計算だ。

青色に着色されているキーがマクロ操作用のキー。左端の5キーと下側の3キーは，2種類のマクロを割り当てられる

　ゲーマー向けキーボードでは重要視されるロールオーバーや同時押しに関する記述がなく，アンチゴースト機能についても「advanced anti-ghosting」とあるだけで，具体的な点が不明確なのは気になる。しかし，ゲームの動作に合わせてバックライトの色が変わるという，ROCCAT Talk FXは面白そうだ。

●Isku FX Multicolor Gaming Keyboardの主なスペック

• 接続インタフェース：USB 2.0
• キースイッチ：未公開
• 基本キー数：日本語109＋マクロ用キー×8＋メディア＆ホットキー×8
• キーピッチ：未公開
• キーストローク：未公開
• 押下特性：未公開
• ロールオーバー：未公開
• ポーリングレート（レポートレート）：1000Hz
• マクロ機能：あり（8個のマクロ用キーに割り当て可能，2モード切り替えにより36キーを利用可能，オンザフライで登録可能な［Macro Live! Recording］キー装備）
• バックライト：あり（輝度は6段階で切り替え）
• キー耐久性：未公開
• 本体サイズ：509（W）×24.7（D）mm（高さは未公開）
• 重量：未公開
• ケーブル長：2m
• 対応OS：Windows 8/7/Vista/XP
• 付属品：クイックインストレーションガイド
• 保証期間：2年

Isku FX Multicolor Gaming Keyboard 製品紹介ページ