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「ArcheAge」のビジネスモデルが“基本プレイ無料”に変更。レベルキャップの開放を含む大型アップデートも発表されたオフラインイベントをレポート
一般プレイヤーを大々的に招いてのオフラインイベントが開催されるのは,2013年7月にArcheAgeの正式サービスが始まって以来,今回が初となる。会場ではArcheAgeの今後の展開に関して発表されたほか,来場客参加型のアトラクションコーナーが設けられ,熱心なファンにとっても楽しいひとときとなった。
ArcheAgeの基本プレイ料金が無料に!
無料範囲内でも遊べるコンテンツに制限はなし
基本プレイが無料とはいえ,遊び方に応じて課金が発生するのは言うまでもないが,無料の範囲内でも遊べるコンテンツ自体には一切制限がないというのは大きなポイントだろう。
では,どの部分で課金が発生するかだが,より便利に遊びたい人向けに各種ブーストをセットにした「ArcheAgeプレミアム」が販売される。価格は30日間で1750円相当となっており,詳細については掲載したスライド写真を見てもらいたい。
また,“外見変更チケット”や“性別変更チケット”といった追加サービスが課金アイテムとして販売される予定とのことだ。
つまり無料プレイでも“普通に遊ぶ”分には,ほぼ支障なしといえる。もちろんプレイスタイルによるところだが,主に生産系のアクションで必要な“労働力”が「ログアウト中に回復しない」という点さえ念頭に置いておけば,無料サービスのプランに対して不満を感じる人は,ほとんどいないのではと(個人的に)思う。
また,ビジネスモデルが正式に変更される4月24日に先駆け,“無料化体験期間”が3月27日にスタートする。こちらは,従来の新規向け無料体験プランが若干変更された内容で,“ゲーム内取引,倉庫の利用,採掘・金属製錬”に制限があるものの,プレイ期間には制限が設定されていない。もちろん,無料化体験期間で育成したキャラクターデータは4月24日以降も引き継がれるので,ArcheAgeを始める絶好のタイミングとなるだろう。
その一方でArcheAgeの現役・休眠プレイヤーにとっては,4月24日にとりあえずログインしてみて,無料の範囲でゆるく遊び続けるか,ArcheAgeプレミアムでガッツリ遊ぶかを自分で選べるわけだ。いずれにせよ,これまでより多くのプレイヤーがArcheAgeで楽しめるようになる。会場内の反響から察するに,肯定的に受け止めた人が多かったようだ。
そのほか,残ったプレイチケットの扱いなどの詳細に関しては,掲載したスライド写真を確認してもらいたい。現在,ArcheAgeの公式サイトには,ビジネスモデルの変更に関する特設サイトが公開されており,FAQも掲載されているので,プレイヤーは一度目を通しておくとよいだろう。
「ArcheAge」基本プレイ無料化の特設サイト
レベルキャップが“50→55”に開放!
大型アップデート「エアナード」が4月24日に実装予定
4月24日はビジネスモデルの変更だけではない。ArcheAgeの次期大型アップデート「エアナード」も,同日4月24日に実装されるのだ。現在,ローカライズおよび検証作業の真っ最中とのこと。会場内で発表されたアップデート情報を紹介していこう。
●レベルキャップが50→55へと開放
ArcheAgeは一般的なMMORPGと比べると圧倒的な自由度を誇っており,これまでのアップデートでもその長所を生かすべく,プレイスタイルの幅を広げるものが中心の内容だった。一方,プレイヤーキャラクターのレベルキャップは50から変わらなかったが,今回のアップデートでついに“55”へと引き上げられる。
レベルキャップの引き上げに伴い,すべての適性にアクティブスキル1種類,パッシブスキル2種類が追加される。アクティブスキルの習得レベルは55だが,パッシブスキルの中には55より前に習得できるものがあるそうだ。
●新エリア「スパーキングビーチ」
いまだ多くが謎に包まれている“旧大陸”に,「スパーキングビーチ」が新エリアとして追加される。会場では,その中に含まれるダンジョン“エアナード図書館”が紹介された。図書館といっても内部は非常に広い作りで,ここから行けるインスタンスダンジョンの入口が複数用意されるそうだ。
●上位制作装備「エアナード等級」
“デルフィナード等級”を上回る新たな最上位の製作装備“エアナード等級”が追加される。従来の装備品と違ってデザインは煌びやかとなり,属性ごとに色が異なるという。もちろん製作の難度も相応に高いので,製作好きプレイヤーの新たな目標となるだろう。
●経済周りのシステムを強化
地域住民のみが利用できる“出会いの広場”の追加や,貿易品の交換額の変更,製作に必要な素材の一部変更などが行われる。これらは「経済の循環を良くする」ことを狙いとして導入するそうだ。
●今後のバランス調整に関するQ&Aコーナー
そのほか会場では,来場客5対5によるPvPイベントが開かれた。試合の実況役を進んで名乗り出る人がいたり,出場選手がほかの来場客の知り合いだったりと,オフ会のような雰囲気だった。
ちなみに来場客は,自分のキャラクターネームが記された“名刺”を入場時に受け取っている。これをほかの人と交換するとノベルティがもらえるというアトラクションも用意されていたのだが,こちらも交流を促すきっかけになっていたようだ。オフラインイベントから帰宅したあと,ゲーム内で一緒に遊んだという人も多かっただろう。
名刺交換をした相手の中には,敵対勢力のプレイヤーもいたかもしれないが,今回のイベントの主旨は“フリーダムロード会議”ということで,同じArcheAgeを楽しむ者同士,和気あいあいとイベントに参加する様子が印象に残ったイベントだった。
ArcheAgeでは,4月24日に大型アップデート“エアナード”の実装,そして基本プレイの無料化が同時に行われ,ゲーム内外が大きく変化する。運営チームもこれから4月24日に向けてさまざまなアプローチをするとのことなので,プレイヤーは今後の展開に注目しよう。
なお4Gamerは,イベントの終了直後にArcheAgeの新プロデューサーにインタビューをしている。ビジネスモデル変更の経緯などの話を詳しく聞いたので,近日中に掲載する予定だ。こちらもお楽しみに。
「ArcheAge」公式サイト
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