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[TGS 2015]自分のシルエット上をコロボックルが歩く。北海道情報大学の学生が制作したユニークなKinect対応の作品「ころぼっち」を紹介
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印刷2015/09/20 13:42

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[TGS 2015]自分のシルエット上をコロボックルが歩く。北海道情報大学の学生が制作したユニークなKinect対応の作品「ころぼっち」を紹介

 2015年9月20日まで幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2015には,ゲームメーカーだけではなく,日本各地の大学やゲームスクールも数多くブースを出展している。そんな中で筆者の目を引いたのが,北海道情報大学の学生が制作した,Kinectを使ったPCゲーム「ころぼっち」だ。Xbox 360用Kinectのモーションコントローラを利用した,ユニークな発想の本作を紹介しよう。

北海道情報大学ブースに出展されている「ころぼっち」
Kinect

 「ころぼっち」をひと言で表現するなら,自分自身のシルエットが地形になる「レミングス」といったところだろうか。写真を見ればだいたいイメージはつかめると思うので,文章で説明する前にまずは写真を見てほしい。

Kinectのカメラで捉えられたプレイヤーの身体は,その輪郭がシルエットとして画面に表示される。プレイヤーのシルエットの上を,北海道の小人「コロボックル」たちが渡っていくというゲーム。シルエットはドット状で表現される
Kinect Kinect
Kinect Kinect Kinect

Kinect
 ゲームがスタートすると,ドット状のシルエットとして表示されたプレイヤーの身体の上に,小さなコロボックルがわらわらと飛び降りてくる。彼(彼女?)らを画面右にあるゴール地点に導いてやるのがプレイヤーのお仕事だ。
 導くといっても,コロボックル達はゴールへ向かって勝手に歩いて行くので,指示する必要はない。
 ただ,コロボックル達は今いる位置より低いところには降りられるが,高所に登ることはできない。そのため,ただ普通に立っていてもプレイヤーの頭という“ガケ”から先に進めないので,コロボックル達が進みやすいように,なるべく平坦になるようなポーズを取って,ゴールへの道筋を作ってあげる必要がある。
 ゴールがふわふわと上下していたり,画面内に出現するクモに触れるとコロボックルが消えてしまったりするので,その都度姿勢を変えることになる。
 身体の上に小さなコロボックルがわらわらと乗り,右往左往しているのは見ていて面白いし,Kinectの前で姿勢を変えると彼らの動きが変化するのも楽しい。筆者の文章力が足りず,うまく伝えられないのが歯がゆいが,理屈抜きのプリミティブな面白さがあるのだ。

Kinect
開発者達によるプレイ風景
Kinect
画面左側,カメラを構える筆者の頭上にたくさんのコロボックルが乗っている
 本作には,コロボックル達をゴールに送り込むという目的はあるものの,そのために取るポーズはどんなものでもいい。Kinectを使った多くのゲームにおいては正確なジェスチャーを求められるのとは対照的だ。
 また,ジェスチャー入力の精密性を競う内容ではないため,2人や3人での協力プレイも簡単。子供達がプレイしている光景を見かけたが,手をつないで橋を作り,コロボックル達が渡っていくのを楽しそうに見ていたのが印象的だった。
 また,画面の撮影をするために,制作者にプレイしてもらっているときに,カメラを構えている筆者まで認識されてしまい,筆者の頭の上をコロボックル達が渡っていたのも,ちょっと面白い体験だった。個人的には,いい意味でのアバウトさがあるからこそ,こうした楽しさが生まれるような気もする。

 また,プレイヤーの姿がシルエットで表示されるのもポイントだろう。Kinectのカメラ機能は,プレイヤーの姿をそのまま画面に表示させることが可能で,実際,そういった手法を用いているゲームも多くあるのだが,ゲームを遊んでいるときに自分の姿を見せつけられるのは恥ずかしいものがある。
 制作者に聞いたところ,「ころぼっち」の場合,ゲームの世界観にそぐわないという理由もあるが,自分の姿が画面に映っていると恥ずかしく感じられたことから,シルエットで映すことにしたのだそう。ちなみに,シルエットが茶色になっているのは木をイメージしたとのこと。

Xbox Oneの新型ではなく,Xbox360用のKinectが使用されている
Kinect
 本作は“Kinectを用いてコントローラを使わないゲームを作ろう”という発想から誕生したという。コントローラを使わないという前提から「キャラクターを誘導する」というベースが固まり,地元である北海道の伝承に登場するコロボックルを登場させることにしたそうである。
 ちなみに,最初はリアル志向のビジュアルと,人体の動きを精密に認識させられる複雑なゲームを考えていたそうである。だが,TGSには子供が多く来場するという話を聞いて,子供達に遊んでもらいたいという願いから,優しいビジュアルとシンプルなルールになったのだとか。
 実際,ブースを訪れた子供達の反応も上々だという。取材している最中も,小学生くらいの2人連れが歓声を上げながらゲームに興じていた。制作者がその光景を見ながら「とても嬉しい」と目を輝かせていたのが印象的だった。

 技術が進歩して「できること」が増えると,複雑な方向に走りがちなところがあるが,「子供達に遊んでもらう」というターゲットに絞り,精密な入力や複雑な操作など切り捨ててシンプルさを追求する,という感覚を学生のうちから持っているのは素晴らしいと筆者は感じた。彼らが今後,ゲーム業界で活躍する姿を見てみたいものである。

同ブースに展示されていたVRゲーム「1億人の忘れもの」。歩きスマホで視界が狭くなっている状態で街中を歩くという,こちらもユニークな内容
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