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ALIENWARE 15とALIENWARE 17,6コア12スレッド対応の第8世代Coreに対応してマイナーチェンジ
- Nキーロールオーバー対応でストローク2.2mmの「TactX」キーボード採用
- BTOオプションに垂直リフレッシュレート120HzかつG-SYNC対応の広視野角TN液晶パネル(TN+WVA)を選択可能
- ALIENWARE Graphics Amplifier対応
- Rivet Networks製無線LANコントローラ「Killer Wireless-AC 1550」を搭載し,有線および無線LANを同時利用して優先度の高いものは有線で伝送する「Killer DoubleShot Pro」対応
- 13のゾーンに分けて個別に管理できる筐体イルミネーション採用
※スマートアンプ(SmartAMP)は,スピーカーから偏位や温度などの情報をモニタリングして「スピーカーの状況」を常に把握し,その情報に基づいて歪みを抑えながら音量を最大化しようとするアンプ部品のこと。既存のAGC(Auto Gain Control)やDRC(Dynamic Range Compression)だとデジタル領域が対象なのに対して,スマートアンプはその後段でアンプからスピーカーまでの歪みを最小化するためのものとなる。導入にはエンジニアによるスピーカー計測と設定が不可欠なので,その分,導入コストは高い。また,エンジニアの腕や,PCメーカー側の最終判断によって音質の善し悪しは左右されることになる。
- Game Library(ゲームライブラリ):SteamやUplayなどのプラットフォームを問わず,PCにインストールされたゲームを一元的に管理し,ゲームごとのPC動作設定プロファイルを適用できる
- FX 2.0:LEDイルミネーション設定機能がついに約1677万色からの色選択に対応。ライティング効果も新しくなっている
- Thermal Management(温度管理):筐体内各部の温度やファンの回転状況を一元管理し,ファンの回転数を目的別プロファイルで自動制御したり手動で固定したり,ゲームごと,あるいはACアダプター給電時とバッテリー駆動時のWindowsの電源設定を設定したりできる
- Overclocking(オーバークロック):ユーザーが安全にCPUおよびGPUのオーバークロック設定を行える(※メーカー保証適用の範囲がどこまでかといった詳細情報は未公開)
の4機能を利用可能だ。LEDイルミネーション調整機能では長年にわたって進化がなく,最近では他社に対する遅れが目立っていたが,今回の新ACCで一気に巻き返してきたと言っていいのではなかろうか。
原稿執筆時点で国内発売に関する情報は得られていないものの,マイナーチェンジである以上,そう時間もかからず国内でも受注開始になるのではないかと考えている。
なお,もう1つのALIENWAREノートPCである「ALIENWARE 13」だが,「R3」に続く“R4”が第8世代Coreプロセッサに対応するマイナーチェンジがあるかというと,その予定はないそうだ。これは,DellでゲームPC部門のグローバルマーケティングディレクターを務めるChris Sutphen(クリス・サトペン)氏が筆者の質問に答える形で明らかにしたもので,氏によると,「Coffee Lake-Hモデルの予定はないが,これはALIENWARE 13の終息を意味しない。今後も現行モデル(=R3)の販売を続ける」とのことだった。
6コアCPU搭載モデルが出るどころか,終息も囁かれていた13型モデルだけに,とりあえず当面の間,最悪の状況だけは迎えずに済むということになりそうである。
ALIENWARE日本語公式Webサイト
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