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印刷2009/11/02 20:37

イベント

伊藤賢治氏によるスペシャルライブも! 「サガ20周年記念キャンペーンプレミアムファンイベント」をレポート

 スクウェア・エニックスは11月1日,新宿アイランドホールにて,同社の人気RPG「サガ」シリーズの誕生20周年を記念した“プレミアムファンイベント”を開催した。


 サガシリーズの歴史は,1989年末に発売された「魔界塔士 Sa・Ga」にさかのぼる。それまでのRPGにはない意欲的なシステムが,プレイヤーの高い評価を獲得し,さまざまなプラットフォームで新作がリリースされてきたほか,最近では「Sa・Ga2 秘宝伝説」のリメイク作「サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY」(以下,サガ2 GOD)がニンテンドーDSで発売されている。
 今回のイベントは,そのサガ2 GODを購入した人の中から抽選で選ばれた200名が,歴代開発陣によるトークセッションや,同シリーズのメインコンポーザーである伊藤賢治氏によるスペシャルライブを楽しめるというもの。本稿では,そんなイベントの様子をお伝えしていこう。

サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY
サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY
会場の外ではこれまでのサガシリーズのパッケージや,イラストなどが展示されていたほか,物販も行われていた
サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY

最初の「サガ」は,わずか9人のプロジェクトだった


 まずは魔界塔士 Sa・Gaを手がけた時田貴司氏と,サガ2 GODのプロデューサーである三浦宏之氏が登壇して,開会の挨拶。
 時田氏は「当時は数名のスタッフでSa・Gaを作りました。もう20年も前のことですが,音楽を聴くと昨日のことのように思い出します」と当時を振り返った。一方,三浦氏は「20年前というと,僕はまだプレイヤーでしたが,そんな僕がサガシリーズに関わるとは思っていませんでした」とコメント。
 なお,Sa・Ga2のリメイクは,ワンダースワンで魔界塔士 Sa・Gaをリメイクした時点から話には出ていたらしい。それもあって三浦氏は,「今回,晴れてニンテンドーDSでリメイクできたのが凄く嬉しいです」と,喜びを語っていた。

 そしてここから,ほぼすべてのサガシリーズに関わっているという,シリーズの統括プロデューサー 河津秋敏氏と,コーポレートエグゼクティブプロデューサーの田中弘道氏が登壇し,サガシリーズの黎明期についてのトークへ。
 河津氏はシリーズの思い出について「サガは,当時の社長に呼ばれて『ゲームボーイで何か作れ』と言われたことをきっかけに作り出しました」と,苦笑混じりに開発の経緯をコメント。なんでも,初代サガはわずか9人という開発メンバーでスタートしたプロジェクトだったそうで,苦労も多かったという。しかし一方,「好き勝手にやっていました(笑)」と笑みをこぼす場面も見られるなど,過酷な開発状況にあって,それすらも楽しみながら開発に取り組んでいたようだった。だからこそ,ミリオンセラーも達成できたのかもしれない。

 一方,田中氏は「当時のハードスペックだと,色々工夫しなければならなかった」と,開発作業における具体的な苦心点を語った。まずはやりたいことを挙げていき,そこからゲームボーイというプラットフォームのスペックを考慮して,さまざまな要素を削っていったのだという。それこそ開発時には1bit単位で容量を計算しながら,試行錯誤をしていたというから驚きである。
 ちなみに時田氏は「開発はたいへんだったんですけど,ゲームボーイはモノクロだったんで,色を考えなくて楽でした(笑)」と,会場の笑いを誘っていた。


「ロマンシング サ・ガ」シリーズのマル秘エピソードが明らかに!?


 次のテーマは,サガシリーズの黎明期。ここで登壇したのは,「ロマンシング サ・ガ」(以下,ロマサガ)シリーズや,「サガ フロンティア」シリーズのキャラクターデザインを手がけた,イラストレーターの小林智美氏と,デザイナーの渋谷員子氏
 小林氏にロマサガシリーズのキャラクターデザインを依頼することになったきっかけについて,河津氏は「ずっと適任のイラストレーター氏を探していたのですが,なかなか見つかりませんでした。そんなときに,スタッフから小林氏を推薦されたんです」と語った。
 小林氏にとって,ロマサガは初めてのゲームの仕事ということもあり,それまでに手がけてきた仕事との勝手の違いに戸惑いもあったという。
 とくに仕事の発注時,キャラクターの名前だけしか送られてこなかったこともあったそうで,「そのときは非常に迷った」と当時を振り返っていた。また,ロマサガに登場するジャミルを男らしいキャラとして描いていたのだが,女装するという設定があるため「もっと軽い感じで描いてほしい」という指示が入り,さすがに戸惑ったらしい。

 一方,渋谷氏は,小林氏のイラストをドット絵で表現するにあたり,イラストの色を残すことに注力したとのこと。小林氏の絵は繊細な色使いが特徴的なので,ドットで小さくすると,色の綺麗さが失われてしまう。そのためドット絵制作時は,とくに“色を残す”という部分に気を使ったそうだ。
 そんな渋谷氏のドット絵を見て小林氏は「ちゃんと私の色を出してくれている」と感激したそうである。


 続いては,ゲーム機もハイスペック化し,映像も飛躍的な進化を遂げてきた時代,円熟期についてだ。
 ここで登場したのは,デザイナーの高井 浩氏。高井氏は,スーパーファミコンのロマサガから,プレイステーションの「サガ フロンティア」,そしてプレイステーション2の「ロマンシング サガ -ミンストレルソング-」を手がけた人物である。
 時田氏によると,高井氏は「サガにプロレスを持ち込んだ男」とのことで,シリーズでは高井氏のアイデアによるプロレス的必殺技も多数取り入れられたという。中でも高井氏が一番気に入っているのは,「ローリング・クレイドル」だそうだ。この技は,小橋建太選手や豊田真奈美選手,ケンドー・カシン選手などの得意技として知られるが,高井氏が誰のローリング・クレイドルをイメージしていたかは定かではない……。
 そんな高井氏は,当時のサガシリーズについて「なげやりな印象」を持っていたそうだが,開発にあたっては「ハードの進化は割とどうでも良くて,メモリが増えるだけで嬉しかった」とコメント。この言葉からも,高井氏のクリエイターとしてのスタンスがうかがえる。



新作や新たなリメイクは現段階では未定だが……?


 10分間の休憩を挟み,トークは現在のサガにスポットを当てた内容に。ここでは,先ほども登場した田中氏と三浦氏に加え,デザイナーの小林 元氏が登壇し,9月に発売されたサガ2 GODの話題が取り上げられた。
 小林氏は,Sa・Ga2のリメイクが企画されているときに,「絵が描きたいんです!」と三浦氏に直訴し,開発に加わるようになったという。しかし実際に開発に関わるようになると,「非常に嬉しかった反面,名作のリメイクということですごく緊張した」そうである。
 河津氏と田中氏は,小林氏のイラストについて評価はしつつも,「女性キャラクターが全員お腹を出しているのが気になる。もうちょい引っ込めたほうがいい」とアドバイスしたそうだ。小林氏はそのことについて,「オリジナルのSa・Ga2を踏襲しているうちに,段々とエスカレートしてしまいました(笑)」と説明していた。
 また,サガ2 GODのシステムについて三浦氏は「オリジナルの良さを残したまま,かつ新たな要素を入れるのに注力した」と話し,河津氏が考案した“シナリオ・リンク・システム”を,いかにゲーム内に溶け込ませるかを考えたという。
 河津氏は最初の企画を見て「連携はもういいよ!」と思ったらしいのだが,“運命の糸”がイベントに影響する要素を見て「今まで想像してなかった楽しさがある」と考え,GOサインを出したとのこと。


 ここでスペシャルゲストとして,サガシリーズで数々の作曲を手がけたサウンドコンポーザーの伊藤賢治氏が登場。伊藤氏は,「雑誌の公募を見て応募した」という,スクウェアへの入社のいきさつや,そのときの面接官が田中氏と植松伸夫氏で「凄い威圧感」を感じたことといったエピソードを披露。
 ちなみに伊藤氏は,Sa・Ga2からの参加だったのだが,植松氏と共に曲作りを行ったところ,誰がどの曲を作ったのか分からないほど,植松氏の楽曲を忠実に再現していたそうである。
 その後,伊藤氏は当時の社長だった宮本雅史氏に呼び出され,「怒られるのかな」と不安な気持ちで向かったところ,逆に「よくやった!」と褒められたのだとか。河津氏は,「宮本さんに褒められた人なんてイトケン(伊藤氏)くらいじゃないの(笑)」とうらやましそうに(?)コメントしていた。

 その後の話題はサガシリーズの今後の展開について。三浦氏は,「正直今はまだ何も決まっていませんが,ファンの皆様からの応援があれば何かできるかもしれません。オンラインで過去作が配信されていますので,今はそちらをお楽しみいただきたいですね。これからもサガシリーズをよろしくお願いします」とコメントした。
 そして河津氏は「個人的には,Sa・Ga2以外のゲームボーイの作品をリメイクしたいです。またユーザーさんからは『ロマンシングサガ2』のリメイクを望まれる声が多いので,ご期待には応えたいと思っています。ですが『ロマサガ2』を3Dで表現するとなると,色々ある陣形の形を再現するのが難しい。そこが考えどころです」とコメント。
 現時点で具体的な新作やリメイクの企画があるわけではないようだが,ニーズがあれば応えていきたいといったところだろう。

クイズコーナーではサガに関するカルト問題が出題され,正解した人には賞品として,登壇者達のサイン入り色紙が贈られた
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200人が一つになった。伊藤賢治氏によるスペシャルミニライブ


 ここでサプライズとして,伊藤氏によるスペシャルミニライブが行われた。まずは伊藤氏がピアノでサガシリーズのメドレーを演奏。このメドレーは,伊藤氏本人が作曲した曲,そして植松氏が作曲した「サガ」のテーマソング,さらに作曲家の濱渦正志氏が手がけた「アンリミテッド:サガ」のテーマ曲を,この日のためにアレンジしたスペシャルバージョン。
 続いてはギタリストの太田光宏氏と,バイオリニストの保科由貴氏をゲストに迎えて,ロマンシング サ・ガ2のメドレーへ。さらに,「ロマンシング サガ ミンストレルソング」のエンディング曲である「たったひとつの願い」〜「永久なる想い」を続けて演奏した。
 そしてあっという間に訪れた最後の曲は,「熱情の律動(more tango)」。終盤では,伊藤氏に促される形で,集まったファン全員が手拍子をし,会場のボルテージも急上昇。
 そんな盛り上がりを受ける形で,伊藤氏はアンコール曲「オープニングタイトル」を演奏。伊藤氏は「過去のことを思い出して感極まっています。サガは20周年を迎えますが,これは僕が(スクウェアに)入社してからの20周年でもあります。今後はサガの新作も是非やってみたいです。これからも応援よろしくお願いします! ありがとうございました」と集まったファンに向けて感謝の言葉を述べていた。

「サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY」

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