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印刷2013/10/05 21:17

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SilverStone,ゲーマー向けPCケース「Raven RV05」を秋葉原で世界初公開。Mini-ITX仕様の「Raven Z RVZ01」も披露

小雨の降るあいにくの天候にも関わらず,発表会場には早くから来場者が詰めかけており,説明員に熱心に質問する姿も見られた
Raven
 2013年10月5日,マスタードシードは秋葉原にて,SilverStone Technology(以下,SilverStone)の新製品発表会を開催した。発表会では多数のPCケースや電源ユニット,PCパーツが出展されたが,その中でも大きな注目を集めた製品が,今回が世界初披露とされる,ゲーマー向けPCケースの最新モデル「Raven RV05」(以下,RV05)だ。
 Ravenブランドでこれまでに登場したPCケースの特徴を受け継ぎつつ,新しいコンセプトで開発されたというRV05を中心に,今回はイベントの模様をレポートしたい。

世界初公開とされるRV05。開発中のサンプルなので,細部は最終製品と異なる可能性がある点はご注意を
Raven


SilverStoneが考えるこれからのゲーマー向けPCケース

Raven RV05


こちらは2010年6月のCOMPUTER TAIPEI 2010に出展されていたRaven RV03(左)とRV01(右)
Raven
 RV05はその名のとおり,2008年に第1弾が登場したゲーマー向けPCケースシリーズの5代めに当たる製品だ。ゲーマー向けPCケースに詳しい人なら覚えているだろうが,Ravenシリーズといえば初代の「Raven RV01」(以下,RV01)から,3代目の「Raven RV03」(以下,RV03)までは,マザーボードのI/Oインタフェース部がケース上面に来るような配置を採用し,煙突効果により冷却効果を高めるという,独特のコンセプトで支持を集めていた。
 それが4代目の「Raven RV04」(以下,RV04)では,一転してオーソドックスなマザーボードレイアウトの筐体となったので,驚きを持って受け止められたものだ。

 では5代目となるRV05は,RV01以降の煙突効果を継承するのか,それともRV04の路線を踏襲するのか。筆者はそこに興味を抱いて会場に足を運んだのだが,結論めいたことから先に述べると,RV05は,RV01〜RV03と同じ,煙突効果を狙ったPCケースである。そして,それだけで終わるものではなかった。というか,上で示した写真だと比較対象がなくて分からないかもしれないが,RV01〜RV03とは比較するまでもなく,筐体サイズが小さいのだ。
 SilverStoneによると,本体サイズは217(W)×484(D)×529(H)mm。RV01の同280(W)×660(D)×616(H)mmと比べると,奥行きは180mm以上も小型化されている計算になる。

Raven Raven
RV05の上面(左)。多数のスリットのあいた上部のカバーを取り外すと,拡張カードのブラケット部が見える(右)。I/Oインタフェース部が上に来る,煙突構造を継承しているのは一目瞭然だ

 違和感を抱きながら担当者にRV05の詳細を聞いてみると,逆に,「このケースに入るマザーボードは何だと思いますか?」と質問された。装着可能な拡張カードの数から類推して,「ATXですか」と答えて正解したものの,ATX対応PCケースのサイズとしては,奥行き方向が短すぎる。
 ドライブベイの配置に画期的な新アイデアがあるのかと,説明員に確認したところ,驚くべき答えが返ってきた。いわく「このPCケースに(5インチ)ドライブベイはありません」とのことである。

左側面パネルを外した内部(左)。筐体内部に5インチドライブを取り付けるためのスペースらしきものは見当たらない(右)
Raven Raven

RV05を正面から見たところ。右側やや下寄りに見えるのが,スロットイン光学ドライブ用のスロットだ
Raven
 そう,RV05は,ATXマザーボードを搭載可能なミドルタワーPCケースでありながら,5インチドライブを備えていないのだ。本体前面パネル部の右下部に,スロットインタイプのスリム光学ドライブを搭載できるようになっているので,「光学ドライブを内蔵できない」事態にまではなっていないが,それだけである。

 この大胆な設計の意図は何なのか。SilverStoneでマーケティングマネージャーを務めるTony Ou氏の説明を要約するとこうなる。「ゲームのダウンロード配信が広がった今,今後はゲーマー向けPCケースと言えども,ドライブベイの多さを競う時代ではなくなる。それよりもRV01のコンセプトを受け継ぎつつ,これからのゲーマー向けPCケースにふさわしいケースを再発明(Reinvent)すべきだ。それがRV05となる」。つまりRV05は,今日(こんにち)のニーズに合わせて,RV01を新しいコンセプトで作り直したものというわけなのだ。

Tony Ou氏(Marketing Manager,SilverStone Technology)
Raven
SilverStoneのスライドから,RV01とRV05のサイズ比較

 光学ドライブ用の5インチベイを廃止したといっても,内蔵ストレージ用のベイはそれなりの数を備えている。左側面パネルを外してアクセスできる内部には,HDD用の3.5インチベイを2基装備。SSD用の2.5インチベイは,なんとマザーボードの裏側に当たる右側面側に2基用意するといった具合だ。決して多くはないが,SSDとHDDが2台ずつ内蔵できれば,大抵の用途で事足りるという人は少なくないのではないか。

Raven
左側面パネルを開けた内側に,側面からアクセス可能な3.5インチベイが2基分ある(写真左)。後述するが,下に見える吸気用ファンは180mm径を2基標準装備する
Raven
右側面パネルを開けると,前方側の赤丸部分にスロットイン式光学ドライブを装着する専用ベイがある。2.5インチドライブは,青丸の部分に計2台搭載可能だ

底面の180mm径ファンは,フタを開けた上部内側にあるスイッチで,回転速度を600,900,1200rpmの3段階で切り替えられる
Raven
 筐体内部の下側には,180mm径の大型ファンが2基並べて標準搭載されている。この大型ファンは取り外しできるので,140mm径のファン2基や120mm径のファン3基と交換したり,液冷システムのラジエターと置き換えたりすることも可能だ。
 ファンはこのほかにも,120mm径のものを上部に1基,背面に1基分装着できる。底面ファンの吸気孔や背面の排気孔には,取り外し可能なフィルターも装備されていた。

Raven Raven
背面にはマグネット式のフィルターが,底面には大型のスライド式フィルターが装備されていた

 大胆な発想により小型化を実現したRV05だが,小型化のしわ寄せが来ている面もある。光学ドライブがノートPC用のスロットイン式に制約されるのもそうだが,内蔵可能な電源ユニットに,奥行き方向のサイズが160mmまでという制限があるのだそうだ。とはいえ,このサイズに収まる電源ユニットをは少なくないし,SilverStoneでも160mm以下の電源ユニットを増やしていくそうなので,あまり心配はいらないと,Ou氏は述べている。

 RV05のメーカー想定売価は未定とのこと。発売時期は2013年のクリスマス頃から,2014年第1四半期の予定であるという。ゲーム用PCであっても一定レベル以下の小ささが求められる昨今のニーズに向け,思い切りのいい仕様を選択してきた新モデルが市場でどういう評価を受けるのか,今から楽しみだ。


RavenシリーズにもMini-ITX対応ケースが登場

Raven Z RVZ01


 今回の発表会では,もう1台のRavenシリーズ新製品が出展されていた。それがMini-ITXサイズのマザーボード用にデザインされた「Raven Z RVZ01」(以下,RVZ01)だ。発売時期は「2013年のクリスマス前ぐらい」(SilverStone)とのことで,価格は未定という。
 RVZ01は2013年6月に開かれたCOMPUTEX TAIPEI 2013で初披露された製品であり,国内で一般の目に触れる形で公開されるのは,これが初めてとのこと。いわゆるブックサイズをやや厚くした筐体は,縦横どちらの置き方にも対応するのが特徴だ。RV05がATXサイズのまま小型化を目指したPCケースなら,こちらはフォームファクタごと小さくしてきたゲーマー向けPCケースということになるだろう。

Raven Raven
RVZ01は横置き(左),縦置き(右)どちらも可能なPCケースだ

 ゲーマー向けマザーボードにも,コンパクトなMini-ITXサイズの製品が増えてきたが,そうしたマザーボードにグラフィックスカードを装着するとなると,背の高い(あるいは横幅の広い)PCケースが必要となってしまい,せっかくのコンパクトさが生かされない場合もある。
 そこでRVZ01では,専用のライザーカードを使うことで,マザーボードと離れた位置にグラフィックスカードを装着できるようにし,ケースの高さを105mmに抑えた。グラフィックスカードを装着するためのスペースには十分な奥行きがあり,最大でカード長約330mmのグラフィックスカードを装着可能であるという。

Raven Raven
RVZ01の内部(左)。右側にマザーボードやドライブ類を設置。左側にはライザーカードを介して(右),グラフィックスカードを装着する

RVZ01の背面。2スロットサイズのグラフィックスカードも余裕で装着できるという
Raven
 5インチベイは用意されておらず,光学ドライブはスロットイン式のノートPC用薄型ドライブを専用ベイに装着する構造というのは,RV05と同じ。ストレージ用のドライブベイは,3.5インチが1基と少ないものの,SSD用の2.5インチは3基分用意されている。しかも,そのうち2基分はグラフィックスカードと(横置き時の)天板パネルの間に装着されることになるという。狭い内部容積を最大限活用して,少しでも多くのストレージを内蔵できるようにしているわけだ。
 とはいえ,小型化ゆえの弱点もあり,内蔵できる電源ユニットはSFX規格のものに限られる。SilverStoneでは現在,RVZ01に対応したSFX電源ユニットとして,定格出力300Wの「SST-ST30SF」と,同450Wの「SST-ST45SF-G」という製品を用意しているが,もっと強力な電源ユニットを求める声に対応すべく,さらに大容量のSFX電源ユニットもまもなく投入できる見込みとのことだった。

 RV05もRVZ01も,SilverStoneのゲーマー向けPCケースでは,今までにないコンセプトの製品である。PCゲームとゲーマー向けPCの変化を捉えて,新しいPCケースで市場をリードしようという意欲に溢れた製品といえるのではないだろうか。「次にゲームPCを自作するなら,今までとはちょっと違った路線にしてみたいな」と考えている人は,これらの製品を候補に入れておくと,面白いPCが作れそうだ。

Ravenシリーズの製品情報ページ

マスタードシード 公式Webサイト

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