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印刷2009/08/31 10:30

企画記事

ゲーマーのハイビジョンテレビ所持率って? 新型PS3は売れるのかを4Gamer読者アンケートから占う

Gamescom 2009で新型PS3の発表を行った平井一夫氏
 国内では9月3日より発売される新型PlayStation 3(CECH-2000A)。従来機より32%小さく,36%軽く,34%電力消費が低くなり,さらにはHDD容量が120GBに増えて,3万円を切るという低価格を実現した本機だが,先日行われた国際ゲームイベントGamescomで発表されるや否や,国内でも大きな話題となったことはご存じの通り。
 従来は,主要なゲーム機のなかでもとりわけ“高級”なイメージが定着していたPS3だが,3万円を切る低価格を実現したことにより,どれだけの潜在需要を掘り起こし,シェアを伸ばしていけるのか,新型PS3は今,業界の内外から大きな注目を集めている。

 そうした一方で,携帯ゲーム機市場の急速な拡大や,iPhoneなどの新興市場の立ち上がりを踏まえ,据え置き機それ自体の行く末についても,ゲーム業界内ではさまざまな議論がなされている。曰く,「据え置きゲーム機が主役の時代は終わった」「これからはポータビリティが必要」「より現代のライフスタイルに沿った形に」などという話だ。
 低価格を実現した新型PS3とは,現代のゲーマーにどれほど響く商品なのか? いや,そもそも現在のゲーム機を取り巻く環境というのはどうなっているのだろうか? あるいは,なぜPS3はいままで不振に喘いでいたのだろうか。単純に価格だけの問題だったのか? 
 ―――いずれにせよ,今回の新型PS3発売が,従来機の値下げ報道とは違う意味合いで注目をされていることは間違いなく,真面目な会議の場から居酒屋のぐだぐだトークに至るまで,新型PS3は,ゲーム業界人にとっての大きな関心事になっているのである(筆者の周りだけだったらごめんなさい)。

ゲーマーのハイビジョンテレビ所持率って? 新型PS3は売れるのかを4Gamer読者アンケートから占う

 というわけで,今回4Gamerでは,そんな新型PS3の売れ行きを占う意味で,現在絶賛実施中の「夏休み特大アンケート」の集計記事速報版をお送りしたい。4Gamer読者の各コンシューマ機やハイビジョンテレビ(高解像度テレビもしくはHDTVともいう。以下便宜的にHDTVと表記)の所持率,どこでゲームを購入するのかなど,主にコンシューマ機に絞った項目で分析を行ってみたいと思う。

 ちなみに,本記事を執筆している8月27日時点までで,「夏休み特大アンケート」への応募総数は1万3593件。これも毎度繰り返しになってしまうが,多くのアンケート項目があったにもかかわらず,応募してくださった読者の皆様,そして,たくさんのプレゼントを提供してくれたメーカーの皆様には,あらためてここに御礼を申し上げます。ありがとうございました。


まずは恒例。4Gamer自体の読者属性から紹介



 まずはざっくり4Gamerの媒体属性から紹介していこう。
 本記事で公開するのは,1万3593件の応募のなかから,多重投稿などで無効と思われるサンプルを除外した,1万1368人分のデータ(8月12日〜27日時点までのデータ)を集計したもの。速報版なので,今回はさらりと流してしまうが,4Gamer読者の平均年齢は27.3歳と,昨年末のデータ(27.4歳)とほぼ同じ。男女比や年齢比率なども含め,従来の4Gamer読者からは大きく変化した形跡は見られない。
 この数値を見ればお分かりの通りなのだが,4Gamer自体は,どこからどう見ても「ゲーム&ハードウェア」系の媒体であり,今回の集計結果にしても,いわゆる“普通の世間一般”の統計データと比べると,少々ズレた点がある可能性には注意が必要。とはいえ,ゲーマーの動向/ゲーマーの環境を分析するという意味ではむしろ,適切で過不足ないデータであるはずだ。


 前置きが長くなってしまったが,今回の集計でとりわけ着目したのが,HDTV,いわゆるハイビジョンテレビの所持率と,据え置きゲーム機の普及率の関係である。というのも,これは筆者の勝手な推察なのだが,いわゆるHDゲーム機がいまいち不振だった大きな要因として,このような,ゲーマーを取り巻く「環境そのもの」が考えられるのではないか? そんな思いがあったからだ。
 価格,ソフトウェア不足,ゲーム内容のコア化……,HDゲーム機が今ひとつ伸びない要因としては,さまざまな理由が指摘されたものだが,それよりももっと根本的な理由があるのではないか。だってほとんどの中高校生は,自分の部屋にHDTVなんか持ってないんじゃない? という話である。

 そんな仮説(今では良く指摘されるが)をちゃんとしたデータで調べてみたい……というか,本当は誰かがどこかで調べてくれれば良かったのだが,少なくとも世の中にタダで提供されているもののなかでは,ぱっと見どこにも見あたらなかったというか。なので今回のアンケートを利用してみた次第だ。


4Gamer読者のHDTV所持率は48.5%



 結論から言うと,今回の調査では,4Gamer読者のHDTVの所持率は,全体で48.5%(※注)という結果になった。これを高いと見るかどうかは意見が分かれるだろうが,個人的には「やはりまだ普及しきれてはいない」というのが正直な感想だ。
 ちなみに総務省が今年の5月に出した「地上デジタルテレビ放送に関する浸透度調査の結果」では,デジタルテレビ放送対応受信機の世帯普及率は60.7%だという。「受信機」の普及率なので,HDTVの普及率とはやや異なるデータであり,単純な比較が出来るものではないのだが,こうした一般データを念頭においてみても,HDTVのゲーマーへの浸透度はまだ低いと考えられる。いずれにしても,4Gamer読者の48.5%という数値が,それほど荒唐無稽なデータでないことは想像できるはずだ。

※注:PC用ディスプレイで代用している人を含めると59.4%になる

 さて,HDTVとはいっても,リビングにあるのか,自分の部屋にあるのか,それとも両方にあるのか。その状況も,据え置きゲーム機の売れ行きに大きな影響を及ぼすはずだ。
 なぜなら,「ゲームはどこで遊ぶのか?」という質問に対する答えで,圧倒的な数値(85%)をたたき出したのが「自分の部屋で遊ぶ」という回答だったからだ。リビングにHDTVが置いてあっても,そこでゲームを遊ぼうというモチベーションは,少なくとも(年齢の高い)ゲーマーの間では高いものではないのだろう。


 結果を見てみると,「自分の部屋にある」と応えたのはわずか18.5%だった。PC用のディスプレイをHDTV代わりに使っているという層を含めても29.4%。85%もの読者が「自分の部屋で遊ぶ」と応えているのに対し,HDゲーム機を存分に楽しめる環境を有している読者は,3割にも満たないという現実が見えてくる。
 よほどのゲーム好きかお金持ちならともかく,これじゃあエントリーユーザーが携帯ゲーム機の方向に向くのも道理かもしれない。いずれにせよ,現世代のゲーム機戦争が,そうした世の中(家庭)の環境と密接な関わり合いを持っていることは間違いないと言えそうだ。

 ちなみにこれは余談だが,中学生で絞ったデータでは,「リビングで遊ぶ」と答えた割合が54%(全体では24%)にも上った。まぁ確かに,小中学生がリビングでゲームを遊んでいて,母親に「もうご飯だから止めなさい!」と怒られる姿がこのデータから目に浮かぶ。一言でゲームといっても,いろんなシチュエーションで遊ばれるんだよなぁと改めて認識させられるデータだ。

■総務省調べ(※PDFファイルが開きます)
地上デジタルテレビ放送に関する浸透度調査の結果


あらためてゲーム機の所持率を見てみる



 ゲーム機自体の普及率を職業別に見てみると,案の定というかなんというか,プレイステーション・ポータブル(以下,PSP)の中高生への人気振りが際立つ。常識的に考えてみれば,中高生ではHDTVをお小遣いで簡単に買えるわけもなく,ゲームらしいゲームを遊びたいと思った場合に,PSPが魅力的な商品に映るのは想像に難くない。もちろん,「モンスターハンター・ポータブル 2nd G」の大ヒットも大きな要因ではあるだろうが。
 ちなみに職業別で同様にHDTVの所持率を調べてみると,中高生で「自分の部屋にHDTVがある」と答えたのは約9%前後だった。これは,4Gamer全体の所持率(18.4%)と比較しても,半分程度しかない数値だ。
 とはいえ,その割には,高校生のPS3の所持率が高く見える。なぜだ? ということで,今度は,HDTVが自分の部屋にある人とない人で,据え置きゲーム機の所持率を比較してみると……,


 図を見てお分かりのように,やはりHDTVを持っているかどうかで,HDゲーム機の所持率に大きな開きがあることが見て取れる。注目したいのは,HDTVがリビングにだけある人と自分の部屋にある人とでは,HDゲーム機の所持率に20%近くも差がある点だろうか。
 全体としては,HDTVを持ってない人はゲーム機自体の所持率が低いなどという傾向も見て取れるが,それを踏まえても,HDTVの存在が据え置きゲーム機の普及拡大のネックになっている(あるいはなっていた)のは確かなように思える。
 思い起こせばその昔,「子供部屋にどのくらいテレビが普及しているか」というのが,業界内で話題になった時期があったよう気もするが,HDTVの所持率も,そうした過渡期の問題の一つなのだろう。


HDTVの普及に併せてHDゲーム機の需要も高まる?


ゲーマーのハイビジョンテレビ所持率って? 新型PS3は売れるのかを4Gamer読者アンケートから占う
 まだまだ気になる切り口はいくらでもあるが,今回の分析はここまで。いずれにせよ,HDTVの普及環境が据え置きゲーム機の勝敗を分けたポイントの一つになっていた……と,ある程度は認識できる結果が出たように思う。

 それを踏まえて新型PS3の今後を占うならば,PS3自体の値下げだけでは打破できない要因(HDTVがないことには,HDゲーム機購入のモチベーションが湧かない)が,当面あると言えるのかもしれない。
 しかし逆に言えば,今後HDTVの普及が進み,HDTVが部屋に一つあるような環境が整うならば,PS3やXbox 360などのHDゲーム機の需要が伸びることも想像に難くない。
 PlayStation 2が未だに現役であり続ける現状や,そうしたPS3に対する追い風(HDTV普及が進み,高品質な画質へのニーズが高まる)を考慮すると,SCEの「PS3は10年戦えるハード」という発言は,なんの誇張でもない気もする。
 いずれにしても,新型PS3がどれだけの売れ行きを示すのか。そして今年の年末商戦の勝者が誰になるかで,ゲーム業界の新たな流れが見えてくるはず。新型PS3を投入するSCEはもちろんだが,ライバル各社の動向にも注目しておきたいところだ。

 最後に,ゲームの購入場所やゲームに求める要素,誰と遊ぶか,どこで遊ぶかなど,4Gamer読者がどうゲームに接しているのか,その詳細なデータを公開してみる。業界の方であれば,ゲームの企画立案や販売戦略の策定,あるいはちょっとした話のネタとして,是非このデータを活用してみてほしい。
 ただ繰り返しになるが,このデータはあくまでも「4Gamer読者(≒ゲーマー)」に絞った結果であり,ゲーム業界全体をより広く捉えるならば,他のデータとの併用が必要になる点は注意されたい。単純なところでいえば,4Gamer読者には,小学生以下の層がほとんどいないので,そうした層が中心となっているマーケットの動向は,このデータからは読み取れないのだ。
 ご利用は用法と使用量を守って……ではないが,表面的な数値にのみ踊らされず,その数値の意味や理由を考えてみるという使い方をして頂ければ幸いだ。

 あ,ちなみに今回のデータの出所となった「夏休み特大アンケート」は,9月5日まで応募することが可能。プレゼントとして用意してあるPS3も,急遽新型PS3をプレゼントすることに決定したので,欲しいけどお金がない!という人などは,ドシドシ応募してほしい。

「夏休み特大アンケート」応募フォームはこちら











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