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「FINAL FANTASY XV」では,体験版とは別に「触れるテックデモ」も配信。スクウェア・エニックス田畑Dのジャンプフェスタステージをレポート
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印刷2014/12/22 20:13

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「FINAL FANTASY XV」では,体験版とは別に「触れるテックデモ」も配信。スクウェア・エニックス田畑Dのジャンプフェスタステージをレポート

 2014年12月20〜21日に幕張メッセで開催されたジャンプフェスタ2015のスクウェア・エニックスのステージにて,「FINAL FANTASY XV」PS4 / Xbox One)(以下,FFXV)や「FINAL FANTASY 零式 HD」PS4 / Xbox One)(以下,零式HD)の開発を手掛ける田畑 端氏のトークイベント「田畑Dのアクティブ・タイム・レポート JF2015出張版」が開催された。本稿では,その模様をレポートしよう。

画像集#001のサムネイル/「FINAL FANTASY XV」では,体験版とは別に「触れるテックデモ」も配信。スクウェア・エニックス田畑Dのジャンプフェスタステージをレポート

零式HDとFFXVでディレクターをつとめる田畑 端氏(写真左)。右はステージを進行した同社マーケティング部の大藤昭夫氏
画像集#002のサムネイル/「FINAL FANTASY XV」では,体験版とは別に「触れるテックデモ」も配信。スクウェア・エニックス田畑Dのジャンプフェスタステージをレポート

「FINAL FANTASY XV」公式サイト

「FINAL FANTASY 零式 HD」公式サイト


 まずは2015年3月19日にリリースされる零式HDの通販限定版「コレクターズボックス」の話題からトークが始まった。何と田畑氏は「コレクターズボックスという商品名はちょっと違う気がする」とのことで,商品名を「アルティメットボックス」に変更すると発表。発表されたタイミングから,この賞品が販売されるスクウェア・エニックス e-STOREでの商品名も実際に変更となっている。もちろん中身や価格に変更はなく,当日ステージ上でサンプルの“開封の儀”も行われた。また同時に数量限定でリリースされる同梱版PlayStation 4「朱雀エディション」関連記事)も披露され,会場からは大きな歓声が上がった。

コレクターズボックスから,アルティメットボックスにその場で名称が変更となった
画像集#003のサムネイル/「FINAL FANTASY XV」では,体験版とは別に「触れるテックデモ」も配信。スクウェア・エニックス田畑Dのジャンプフェスタステージをレポート 画像集#004のサムネイル/「FINAL FANTASY XV」では,体験版とは別に「触れるテックデモ」も配信。スクウェア・エニックス田畑Dのジャンプフェスタステージをレポート

画像集#005のサムネイル/「FINAL FANTASY XV」では,体験版とは別に「触れるテックデモ」も配信。スクウェア・エニックス田畑Dのジャンプフェスタステージをレポート
開封の儀では,アルティメットボックスの中箱が魔導院の入学セットになっていることも明らかに
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零式HDのパッケージも初披露された

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当日初お目見えとなった,ソフト同梱限定版PlayStation 4「朱雀エディション」
画像集#008のサムネイル/「FINAL FANTASY XV」では,体験版とは別に「触れるテックデモ」も配信。スクウェア・エニックス田畑Dのジャンプフェスタステージをレポート
発売延期となってしまったPS Vita版「ファイナルファンタジー アギト プラス」の特典として用意されたシヴァの衣装が,スマホ版「ファイナルファンタジー アギト」で1月に配信されることも決定した

 続いては気になるFFXVの話題へと突入。ここでは今回のジャンプフェスタにあたり新たに公開されたトレイラーについて,ファンがとくに気になったことを田畑氏に直接尋ねる「色々気になってんだからお前田畑に訊いてこいよ」のコーナーが設けられた。
 以下にそのムービーを用意したので,まずはそれを見ていただいてから,ステージでファンを代表して大藤氏から田畑氏に向けて出された質問(スクリーンに表示されたものをそのまま表記)と,それに対する回答をお届けしていこう。


画像集#009のサムネイル/「FINAL FANTASY XV」では,体験版とは別に「触れるテックデモ」も配信。スクウェア・エニックス田畑Dのジャンプフェスタステージをレポート

■質問「タイタンでけぇwww アレ使えるようになるの? 使役してもあのサイズ?」


 トレイラー最後に登場する巨大な魔物について,「あれは召喚獣のタイタンです」と田畑氏は明言。質問どおり,実際にあのサイズで使えるようになっていると返答。零式HDに付属する体験版「FINAL FANTASY XV -EPISODE DUSCAE-」にも登場させたいと考えていたが,彼は物語に深く関わる重要な召喚獣でもあるため,ネタバレにならないよう体験版ではそれとは別の召喚獣を使役して戦えるようにしたと答えている。物語にはあまり関わらないが,かなり迫力のある召喚獣とのことで,楽しみにしておこう。

■質問「街シームレス キタ━━(゜∀゜)━━! ってことは,完全シームレス?」


 トレイラーでは,ノクト達が走る車を止めて街へ入っていく様子が見受けられたが,本作がオープンワールドのゲームのようにシームレスで移動できるのかどうかに焦点が当てられた。映像では一部編集されていたが,実際にあそこはシームレスで街に入っていけるそうで,のちに行われた実機によるデモンストレーションでもそれが実証されている。
 田畑氏曰く,すべてのフィールドがあのようにシームレスの仕様になるかは開発中の現段階ではまだ未定で,できるだけその仕様に近づけることに努力はしているものの,「もしかすると重要なところではロードが入るかもしれない」と話している。
 ただし現状体験版でプレイできる範囲はすべてシームレスで移動が可能で,一つにつながった世界の手触りを感じることができるとのことだ。

 ちなみにトレイラーに登場した街は「レスタルム」という,体験版の舞台であるダスカ地方にある街で,前述のタイタンとも関わる重要な街とのこと。残念ながら体験版で行くことはできないが,今後この街の情報は逐一明らかにしていくとも田畑氏は話していた。

■質問「バトル……,いっつも同じ場所じゃね?」


 各種トレイラーなどに収録されているバトルがいつも同じような場所で行われていることに対するツッコミだが,これに対し田畑氏は「僕もそう思う」と笑いつつ,次のように付け加えた。「最初にみなさんに提供する場所が一番作り込んでいて,ほかの場所はまだ作り込みが足りない」。開発が進めば必然的にそれ以外の場所も完成してくるので,もう少し待ってほしいとのことである。

■質問「コル将軍生存確認! 仲間になる発言は生きてる?」


 トレイラーなどでも人気の高かった,ルシス王国親衛隊長コル・リオニスの登場が今回の映像でも確認され,田畑氏も「問い合わせが多いキャラクター」と彼について語った。5人目の仲間としてともに戦うことにもなるが,ずっとあの4人と一緒ではないのがポイントだという。ノクトの父親レギス王の側近でもある彼は,4人を支援する立ち位置で関わってくるそうで,ゲストとして戦闘に加わることも明かされている。

■質問「キャンプで寝ないとデバフって言われたのが気になって夜も眠れない」


 「デバフ」とは,RPGなどでのバッドステータスを表す言葉。本作での仕様では休息をとらずに活動を続けることで,「バフ」(ステータス上昇効果)がつかなくなってしまう。正しい状態ならつくはずのプラスの効果が一切つかなくなり,必然的に戦いが厳しくなってくるというのがデバフと表現されたわけだ。
 本作は世界の1日が現状で約1時間程度(昼が40分程度,残りは夜というバランス)で回るように設定されていて,そこにいるノクト達は人形ではなく,生きたキャラクターとして感情移入してほしいという開発陣の思いが込められている。またキャンプで休息をとることで,戦闘で手に入れた経験値がキャラクターのレベルに還元されるので,ゲームにおけるキャンプはかなり重要な要素になるのだそうだ。

 そこで大藤氏が「寝なければレベルが上がらないなら,寝ずに戦えば低レベルクリアに挑戦できる?」と尋ねると,田畑氏は「レベルを上げたくないなら寝ないことですね(笑)」とも答えている。ちなみにノクト達は若いので,3日ぐらいは寝なくても大丈夫とのこと。実際にそういう戦いを強いられる場所もあるらしいが,しかしそれが5日10日と続くと,決して絶好調にはならないそうである。

大藤氏からの鋭い(?)質問に,苦笑いしながら回答する田畑氏
画像集#010のサムネイル/「FINAL FANTASY XV」では,体験版とは別に「触れるテックデモ」も配信。スクウェア・エニックス田畑Dのジャンプフェスタステージをレポート

■質問「列車? 列車?」


 今回のトレイラーに一瞬だけ出てきた,吹雪の中の列車のシーンについて,「単なるイベントシーンではなく,世界のある場所に列車で移動する場所がある」とコメントした田畑氏。鉄道は乗り物として使用できる交通機関として存在していて,実際と同様,移動中は列車の中も行き来ができるようになっているという。

■質問「シドニーたん///」


 とくに男性ファンからの注目度が高いと思われる女性キャラクター「シドニー」の正体についても明かされた。彼女はFFシリーズのファンなら「その名前から察していただきたい」と田畑氏が語るように,ストーリーよりもプレイヤーのゲームプレイ自体に深く関ってくる存在だそうだ。職業は整備士で,後の映像ではトレイラーよりも長い尺でその姿が明らかになっている。
 彼女に関しては,担当する数人の男性開発者かなり力をいれて作っているそうで,その完成度にも期待がかかるところだ。

■質問「魔法ってさあ,あんまり見せてくれないけどどうなってんの?」


 トレイラーなどで公開されているシーンに魔法がないことについて,「魔法は開発の順番を後ろに回している」と語った田畑氏。戦闘時のシステムの基本が組まれたあとに,絵をブラッシュアップしたものが体験版やトレイラーとして公開されるとのことで,現在はそこから派生するアクションのバリエーションを増やしている最中だという。魔法自体の見た目は現状あまりよろしくないそうで,そのためにまだ出していないそうだ。その前にプロトタイプとして召喚獣を1体作ったので,体験版では先にそれが見られるとのこと。
 ちなみに魔法は,設定上はノクトしか使えないのだが,ゲームとしてはそれでは面白くないので,パーティ全員が魔法を使えるよう,変わったシステムを導入しているそうである。

■質問「英語ボイスのトレイラーが公開されたけど,英語ボイスって日本版にも収録されるん?」


 英語トレイラーが公開されたことで,ボイスを英語に切り替えてプレイできるか否かを期待している人もいるだろう。
 体験版については全世界同じ仕様で提供されることが決まっており,ボイスは日本語と英語,字幕は英語,ドイツ語,フランス語,イタリア語,スペイン語といった多数の言語が用意されていて,それらをすべて収録する準備ができているとのこと。
 これは体験版に使用するデータの容量が少ないから実現できたことで,これが製品版となると,容量とスケジュール両方の問題をクリアしなければならず,さらに上記以外の多くの言語に対応しなければいけない関係で,体験版と同じ仕様になるかはまだ未定とのことだった。これからの開発陣のがんばり次第によって,全部が入るか,あるいは地域が限定されるかが決まると答えていた。


 質問についてはここまでとなったが,トレイラーの製作に関わった開発陣からの希望による,現在の形に編集される前のいくつかのシーンや,ノクト達が車から降りて街を歩くシーンなども公開となった。

少ししか映らなかったシドニーの姿や,車から降りてシームレスに街に入っていくノクトたちの様子が映し出された
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「DOG CAM」と表示された画面に切り替わると,動かせるキャラクターが犬になり,街がどのような構造になっているのかを見せる映像となった。製品版にはもちろんこのモードは実装されない
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 そしてここで耳よりなニュースが発表された。初回限定で体験版が付属する零式HDを手に入れられない事情がある人にも,FFXVを触ってもらう機会を作るべく,体験版とはまったく別の,「FINAL FANTASY XV 触れるテックデモ(仮)」が無料配信されることが決定したのだ。
 これはステージなどで田畑氏が実機で見せてくれた,チェックのために天候や時刻などを自由に変えられ,ベヒーモスなども呼び出せる,開発用のチェック環境をプレイアブルにしたものだという。さらなるおまけとして,開発の進んだバージョンの提供を検討しているとのことだった。
 詳細はまだ不明だが,ゲームとして進められる体験版とはまた違うものになりそうだ。現在公開中のテックデモの映像を見て,配信までその内容を想像してみてほしい。

テックデモといいつつも,ちゃんと遊べるものにしたいと語る田畑氏。今後の情報にも注目だ
画像集#021のサムネイル/「FINAL FANTASY XV」では,体験版とは別に「触れるテックデモ」も配信。スクウェア・エニックス田畑Dのジャンプフェスタステージをレポート


 ステージでは,最後にサプライズゲストとしてスクウェア・エニックス社長の松田洋祐氏が登壇し,零式HD,FFXVともに開発順調ということを伝え,約1時間にわたる密度の濃いトークを締めくくった。

画像集#024のサムネイル/「FINAL FANTASY XV」では,体験版とは別に「触れるテックデモ」も配信。スクウェア・エニックス田畑Dのジャンプフェスタステージをレポート
スクウェア・エニックスメンバーズの会員全員に,FF零式開発チームからホリデーカードが配信されることも決定。また,これにはFFXV体験版のフィードバックをメンバーズから集めたい意図もあるという。リリース前に登録しておくと,いいことがあるかもしれない
画像集#023のサムネイル/「FINAL FANTASY XV」では,体験版とは別に「触れるテックデモ」も配信。スクウェア・エニックス田畑Dのジャンプフェスタステージをレポート
ゲーム制作にあたり,松田氏(写真右)が田畑氏へ注文をするやりとりを,大藤氏が「面白いのでぜひ公開したい!」発言。もし実現するとなれば,開発中の裏のシーンが明らかにされるかも?

ジャンプフェスタ2015の会場では,零式HDの試遊台も用意され,多くのファンがプレイに興じていた
画像集#022のサムネイル/「FINAL FANTASY XV」では,体験版とは別に「触れるテックデモ」も配信。スクウェア・エニックス田畑Dのジャンプフェスタステージをレポート

「FINAL FANTASY XV」公式サイト

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