走り去る早苗や春原の絶叫がよりリアルに，Xbox 360版「CLANNAD」のダウンロード配信が本日よりスタート。それと，便座カバー

　プロトタイプは，同社が2008年に発売したXbox 360用恋愛アドベンチャー「CLANNAD」のダウンロード版を，本日（4月6日）より配信する。価格は2600マイクロソフトポイントだが，クレジットカード購入の場合は3990円 (税込)となる。
　なお，配信は初代 Xbox のゲームに加え，Xbox 360 の人気タイトルがダウンロード購入できる「ゲームオンデマンド」をとおして行われる。

　CLANNADは，2004年にKeyから発売されたPC用恋愛アドベンチャーだ。発売後は，アニメ化や映画化もなされ，その人気はいまだ衰えを知らない。
　本作の物語は，とある町の進学校に通う高校3年生の主人公「岡崎朋也」が，訳あって休学していた同じく3年の「古河 渚」に出会うところから始まる。その後は，ちょっとアレな同級生の春原陽平や藤林姉妹，一学年下に編入してきた坂上智代といった魅力的なキャラクター達とともに，笑いあり感動ありのストーリーが展開していく。以下に，プロローグを掲載するので，切なくも温かい本作の雰囲気を味わってほしい。

プロローグ

「はぁ」
ある地方都市の丘の上に建てられた高校。
校門へと続く長い坂道を前に、その日、３年生になったばかりの主人公「岡崎朋也」はためいきをついた。

「はぁ…」
別のためいきに振り返ると、同じ３年生の、だけど見慣れない少女が立っていた。
彼女の名は「古河渚」。
初対面の２人は、ほんの少し言葉を交わしただけで、お互いが少し救われた気持ちになり、一人では登れなかった坂道を上がり始める…。
そこから始まる物語はその町で暮らす人々を温かく包み込みながら、未来へと続いて行きます。

※プロトタイプ公式サイト内Xbox 360・CLANNADより

　今回は，そんな本作をよりパワーアップして移植したXbox 360版が，より安価で購入できるようになった。Xbox 360版では，PC版で横640ピクセルだった解像度が，約2倍の横1280×縦720ピクセルに変更された。さらに，Dolby Digitalに対応しているため，智代に蹴り飛ばされる春原の絶叫や，泣きながら遠ざかっていく渚の母親・早苗の声などを，リアルに感じられるようになっている。


　Xbox 360でよりハイクオリティになったCLANNADは，ファンだけでなく，本作の世界を未体験の人も楽しめるものになっているので，この機にぜひプレイしてみてほしい。それと，便座カバー。

Xbox 360版「CLANNAD」公式サイト