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連載「PCゲームを持ち出そう!」。第54回はNDS用音楽ゲーム「ギターヒーロー オン ツアー」を紹介
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印刷2008/07/23 21:04

連載

連載「PCゲームを持ち出そう!」。第54回はNDS用音楽ゲーム「ギターヒーロー オン ツアー」を紹介

画像集#001のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第54回はNDS用音楽ゲーム「ギターヒーロー オン ツアー」を紹介
 PCゲームと関連のあるNintendo DS/ PlayStation Portable用タイトルを紹介していく連載「PCゲームを持ち出そう!」。54回めとなる今回紹介するのは,国内ではアクティビジョンから2008年9月25日に発売される予定のニンテンドーDS(以下,NDS)用音楽ゲーム,「ギターヒーロー オン ツアー」(以下,ギターヒーローDS)だ。
 今回,発売に先がけて本作をプレイする機会を得られたので,どんなゲームに仕上がっているか紹介しよう。


アメリカで社会現象をも巻き起こす人気ゲームがNDSに


画像集#003のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第54回はNDS用音楽ゲーム「ギターヒーロー オン ツアー」を紹介
画像集#004のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第54回はNDS用音楽ゲーム「ギターヒーロー オン ツアー」を紹介
 ギターヒーローDSの紹介に入る前に,まず,本作の元になっているコンシューマ機/PC版ギターヒーローシリーズについて説明する。
 これは,流れる音楽のリズムに合わせてタイミングよくボタンを押していく,リズムアクションゲームの一種。ゲームのウリとなっているのが,ギター型コントローラが用意されていることだ(通常のコントローラでもプレイ可能)。
 人気アーティストになりきってさまざまな曲をプレイできることや,家族や仲間と集まって盛り上がれることがウケてか,アメリカを中心とする欧米地域で大ヒット。アメリカでは,このゲームをきっかけにギターを始める人が続出したり,メジャーリーグのとあるピッチャーが手首を壊したのはこのゲームが原因だった……なんていうウワサが囁かれたりと,社会現象にまでなっているらしい。
 まさに同シリーズは,ゲーム業界最大手メーカーの一つである,Activisionの屋台骨を支えている作品であり(関連記事),その名前を耳にしたことがあるという4Gamer読者は多いだろう。

 日本では,シリーズ第3作「ギターヒーロー3 レジェンド オブ ロック」(原題 Guitar Hero III: Legends of Rock)のプレイステーション2/プレイステーション3/Wii版が発売中で,Xbox 360版が明日(7月24日)発売される予定。また,残念ながら日本でのリリースは今のところアナウンスされていないものの,海外ではそのPC版Macintosh版が販売されている。

 ちなみに,ギターヒーロー3のプレイステーション3/Wii/Xbox 360版には,名門ギターメーカーGibsonの「レスポール」モデル,プレイステーション2版には,Kramerの「ストライカー」モデルを模したコントローラが付属。なんてったってレスポールは,エリック・クラプトンをはじめとする多くのアーティストが愛用するモデルであり,それだけでも気分が盛り上がろうというものだ。

 今をさかのぼることウン年前……(遠い目),高校生だった私は,中古楽器店が建ち並ぶ東京はお茶の水で,3万円のエレキギターと1万円のアンプを購入。お気に入りだったディープパープルの「Highway Star」を必死に練習したのだが,一番大事なソロパートで,指が動かずエアギター状態に陥ってしまったことがある。
 あれは結構気恥ずかしかったが,ギターヒーローならそんな私にだって,堂々と“なりきりプレイ”が楽しめるのだ。素晴らしい! ギターヒーロー人気の何割かは,私のような“ギター挫折組”の人々が支えているのかも?


NDS版には専用コントローラとピック型のタッチペンが付属


画像集#006のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第54回はNDS用音楽ゲーム「ギターヒーロー オン ツアー」を紹介
 それでは,ギターヒーローDSのゲーム内容を紹介しよう。
 NDSは,それ自体を携帯してプレイするゲーム機であるだけに,NDSへのアレンジにあたっては「NDS自体をギターに見立てる」方式が採用されている。パッケージには,コンシューマ機/PC版用ギターコントローラのネック部にあるボタンを備えた(数は5から4に変更されている),NDS版専用の「ギターグリップ」が同梱されており,これをNDS本体手前のスロット2(ゲームボーイアドバンスカートリッジ用スロット)に装着して使用するのである。
 プレイするときは,NDS本体を反時計回りに90度回転させ,左右2画面の状態にする。ギターグリップに付いているストラップに左手を通してNDS本体をホールドし,付属のピック型タッチペンを右手で持つのが,基本的な構え方だ(左利き用のセッティングもアリ)。

(写真左)NDSを手にシャウトする担当編集者(山)……というのはもちろんウソです,すみません
画像集#014のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第54回はNDS用音楽ゲーム「ギターヒーロー オン ツアー」を紹介 画像集#011のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第54回はNDS用音楽ゲーム「ギターヒーロー オン ツアー」を紹介

画像集#005のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第54回はNDS用音楽ゲーム「ギターヒーロー オン ツアー」を紹介
 左側の画面(上画面)に“ノート”(音符)が表示されるので,左手の指で対応するボタンを押さえ,右手に持ったタッチペンで右側の画面(タッチスクリーン)をタイミングよくタップしていこう。
 構えた姿は,なんとなくアコーディオンを連想させるものがあるが(私だけ?),実際に遊んでみると,意外にもそれっぽいプレイ感を得られるから不思議だ。
 なおNDS版には,マイクに向かってシャウトすることで,点数が倍増する「スターモード」を発動させたり,対戦中,相手から投げ入れられた火(!)を消すため,マイクに向かって息を吹きかけたり,はたまた相手に切られた弦をタッチペンで元どおりに直したりといった,独自の要素も盛り込まれている。

 用意されているゲームモードは,「シングルプレイ」「マルチプレイ」の2種類。シングルプレイのメインとなるのが「キャリア」で,そのほか操作方法を学ぶ「チュートリアル」,部分的に練習する「プラクティス」,好きな曲をプレイする「クイックプレイ」,コンピュータプレイヤーと対決する「ギターデュエル」がある。
 もう一方のマルチプレイでは,二人でのセッションや対戦が可能だ。

 キャリアモードは,無名バンドのギタリストとなり,スターダムにのし上がるべく,さまざまなステージでパフォーマンスを繰り広げていくというもの。最初の頃はマネージャーなんて付かず,ステージといっても地下鉄の構内といった場所にしか立てないが,評判を集めるにつれ,屋上やパレードなどの大舞台に招かれるようになっていく。スポンサーを獲得して,新たな衣装を購入しよう。

画像集#007のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第54回はNDS用音楽ゲーム「ギターヒーロー オン ツアー」を紹介 画像集#008のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第54回はNDS用音楽ゲーム「ギターヒーロー オン ツアー」を紹介

 キャリアモードで最初にプレイできるのは4曲で,5曲めはアンコール用に名前が伏せられている。最初の4曲をクリアすることで,5曲めが初めて演奏可能となるのだ。5曲めもクリアするとアルバムがリリースされたことになり,新たな4曲がアンロックされる仕組み。この繰り返しで,キャリアモードでは最大25曲がプレイできるようになる。
 ほかのモードでプレイできるのは,このキャリアモードでアンロックした曲だけなので,まずはキャリアモードの制覇を目指すといいだろう。

 なお,この25曲のほかにも,シークレットのボーナストラックが用意されており,例えば,ギターデュエルの「イージー」レベルを全曲クリアするといった,特定の条件を満たすことでアンロックできる。
 本作に収録されているのは,レッド・ホット・チリ・ペッパーズ,サンタナ,KISS,ノー・ダウト,ニルヴァーナなどのヒット曲だ。また,お笑いコンビ「ダイノジ」の大地洋輔が,2006年にエアギターの世界チャンピオンになったときに用いた「Are You Gonna Be My Girl」(JET)も入っているので,彼のような華麗なパフォーマンスを目指してみるのも楽しいかもしれない。

画像集#012のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第54回はNDS用音楽ゲーム「ギターヒーロー オン ツアー」を紹介 画像集#013のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第54回はNDS用音楽ゲーム「ギターヒーロー オン ツアー」を紹介


ギターヒーローDSの見どころはココ!


 ギターデュエルモードにはユーモアというか,バカバカしい要素が散りばめられており,楽しめた。このモードでは相手と同じ曲を演奏し,どちらがうまいかを競うのだが,特定の旋律をノーミスで弾ききるとアイテムが手に入り,相手の演奏を妨害できる。
 その中の一つに,ファンにサインを求めさせるアイテムがあり,これを使われると,演奏を中断し,タッチペンで自分のサインをする必要がある。ファンは最初のうちこそサイン帳を差し出すのだが,Tシャツやハンドバッグ,そしてしまいには「魚にサインして!」と生魚を差し出すファンまで現れるのである。この妨害工作には思わず力が抜けてしまった。

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 ほかのシリーズ作品にもいえることだが,ギターヒーローDSには,ギターという楽器のエッセンスが,うまくデフォルメされてゲームに取り入れられていると思う。弦を押さえたり,トレモロ・アームでビブラートをかけたりといったアクションをとおして,“演奏している感”を楽しめることが,最大の魅力である。
 また,実際の演奏テクニックをモチーフにしたアクションが用意されている点や,小指のボタンが押さえづらかったりする点には,ギターを少しでもかじったことのある人ならば,ニンマリさせられるだろう。
 ギターの初心者や,私のように挫折した人,エアギターのプレイなら誰にも負けないという人,そしてもちろん,ギターをまったく弾いたことがないという人にも,“演奏している感”を味わってほしいと思う。


ギターヒーロー オン ツアー


対応機種:ニンテンドーDS
メーカー:アクティビジョン
発売日:2008年9月25日
価格:5800円(税込)
公式サイト:http://www.activision.co.jp/gh_ontour/index.html

  • 関連タイトル:

    ギターヒーロー オン ツアー

  • 関連タイトル:

    Guitar Hero III: Legends of Rock

  • 関連タイトル:

    Guitar Hero III: Legends of Rock(Macintosh)

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