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GIGABYTEのP55マザー最高峰「GA-P55-UD6」,そのポイントをチェックする
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本機の持つ最大の特徴は,「24+2フェーズ仕様」という,強力な電源部にあるが,そのあたりを中心に,製品版の写真を交えつつ,実機をチェックしていくことにしよう。
圧巻の24+2フェーズ電源回路
GA-P55-UD6は,GIGABYTEのコーポレートカラーでもある青を基調にしたマザーボードだ。
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2009年9月8日に掲載したテストレポートで,筆者は,最近のマザーボード業界が,軍拡競争さながらに電源部のフェーズ数を拡張していると指摘したが,そのトレンドをリードしているGIGABYTEの最新フラグシップだけに,GA-P55-UD6が搭載するPWM電源回路は,CPU Vcoreが24フェーズ,CPU Vttが2フェーズ,さらにDIMMスロットに2フェーズの搭載が謳われており,端的に述べて「強烈」である。
GA-P55-UD6では,Intersil製のPWMマスターコントローラ「ICL6336A」を搭載しているが,本LSIのデータシートを基に,搭載するDriver-MOSFETの数を数えてみても,確かに24フェーズ仕様で間違いない。
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同時に,GA-P55-UD6では,この24フェーズ電源回路の実働フェーズ数を,PCの負荷に応じて切り替える「Dynamic Energy Saver 2」(DES2)というツールも提供されている。
ところで,熱という観点では,P55 PCH(Platform Controller Hub)が,従来製品でノースブリッジの置かれていた場所に用意されている点も興味深い。CPUと電源周り,チップセットという主要な熱源が,ほぼ,マザーボードの片側に集中しているわけである。CPUクーラーで,一気にケリを付けてしまおうということなのかもしれない。
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なお,ここまで来るともはや説明不要だろうが,GIGABYTE独自の品質規格で,マーケティングキーワードとしても訴求されている「Ultra Durable 3」にはもちろん準拠。MOSFET以外にも,アルミ固体コンデンサの全面的な採用により,電圧の統一的な安定化が計られていたり,マザーボード基板を構成する層(=レイヤー)のうち,GND層に貼られた銅箔の量を,通常の2倍にすることで電気抵抗を減らし,発熱の減少(と,ひいては動作安定性並びにオーバークロック耐性の向上)を実現するという「2oz Copper PCB」を採用していたりといった部分は,GIGABYTEの「Intel X58 Express」(以下,X58)チップセット搭載マザーボードと同じだ(関連記事)。
DIMMスロット周り
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| CPUソケットから遠い,白のスロットがデュアルサイド対応のプライマリ,水色が両対応となる。6スロット構成になったことで,メモリ周りの配線は長くなっているので,ヘビーなオーバークロッカーや,メモリ周りの信頼性を強く意識する人には受けないだろうが,拡張性を追求するGIGABYTE製らしい仕様なのは間違いない |
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| DIMMスロットの近くに,オンボードのATXパワースイッチが用意されている |
もっとも,CPUのメモリ仕様をマザーボード側で変更するわけにはいかないため,GA-P55-UD6では,白いプライマリのDIMMスロットがデュアルサイド(=2バンク)メモリモジュール対応,水色のセカンダリスロットが,デュアルサイド×2またはシングルサイド(=1バンク)メモリモジュール×4をサポートするようになっている。
現在のところ,2Gbitメモリチップを搭載したメモリモジュールは4GB品が主流で,シングルサイドの2GBモジュールが手の届きやすい価格になるためには,まだしばらく時間がかかりそうだが,将来的に潤沢になれば,メリットになる可能性もゼロではない。
拡張スロット&オンボードデバイス
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詳細を見てみると,3本のPCI Express x16スロット中,CPUソケットに近い側の2本が,PCI Express 2.0の16/0または8/8レーンで動作し,8/8レーン動作時は,2-wayのNVIDIA SLIとATI CrossFireXがサポートされている。一方,ボードの端にあるもう1本は,P55 PCHとの4レーン接続だ。
オンボードデバイスに関しては,まず,「パッシブクーラーの下に何があるか」から見ていこう。
答えから先に述べると,JMicron Technology(以下,JMicron)のロゴが一緒に刻まれているSerial ATA&IDE RAID 0/1コントローラ「GIGABYTE SATA2」と,JMicron製のSATAコントローラ「JMB362」の二つ。これらが,熱伝導シートを介して,パッシブクーラーと接触している。
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Serial ATAポートは内部が合計10。水色の6ポートがP55によって,白い4ポートは,GIGABYTE SATA2とJMB362によって2ポートずつ提供されており,いずれも,カード長のある拡張カードと干渉しないよう,基板に対して平行に,かつ,マザーボードの外側に向かってコネクタが用意されている。基板上に用意されたパラレルIDEインタフェースは,GIGABYTE SATA2の受け持ちだ。
また,PCHの近くには,もう1基のJMB362を搭載しており,I/Oインタフェースで,USB/eSATA兼用コネクタ×2を提供する。USB/eSATA兼用コネクタは,専用ケーブルを用いることで+5Vの給電も可能だ。
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HD Audio CODECはRealtek製のALC889A(※Dolby Home Theater対応)。IEEE 1394aコントローラは,Texas Instruments製の「TSB43AB23」だった。
……マザーボードというのは,PCを構成するコンポーネントの中でも,とくに選ぶのが難しいアイテムの一つである。安定&信頼性,拡張性,サイズ,コスト,「どれくらい遊べるか」など,複数の要素があり,どれを重視するかによって,結論はまったく異なったものになるからだ。
その点で,GA-P55-UD6は,怒濤の多フェーズ化による低消費電力,低発熱化と,拡張性,そして自動を含む一通りのオーバークロック機能を備えている点がトピックといえる。コストと,メモリ周りの仕様に抵抗を感じる人はいると思われるが,基本的には万人向けの,リファレンス的な製品であると位置づけることができるだろう。
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