ニュース
R.O.G.,個性的なデザインの薄型筐体にGTX 980を搭載するゲーマー向けデスクトップPCを発売。「PS4より小さいゲームPC」もスペックを刷新
ラインナップと発売時期,およびメーカー想定売価は表のとおり。
製品名 | 発売時期 | メーカー想定売価 |
---|---|---|
G20AJ-4790 | 7月上旬 | 25万9800円(税別),28万0584円(税込) |
G20BM-A10 | 7月上旬 | 9万9800円(税別),10万7784円(税込) |
R.O.G. GR6 | 6月12日 | 9万円前後(税込) |
さて,そのG20AJ
採用されるグラフィックスカードは,G20AJ
G20AJ-4790の前面。そびえ立つ黒い左右ボディに挟まれた赤い部分には,上寄りに光学ドライブが内蔵されている |
G20AJ-4790の背面。2スロット仕様のグラフィックスカードが下側にあり,上にはUSBポート×6やHDMI出力などが並ぶ |
そのほかの主なスペックも簡単に触れておこう。G20AJ-4790は,CPUに「Core i7-4790」を採用し,メインメモリ容量は16GB,内蔵ストレージには,容量128GBのSSDと容量1TBのHDDという2台を標準搭載している。G20BM-A10のほうは,CPUにAMD製APUの「A10-7800」を採用し,メインメモリ容量は8GB,内蔵ストレージは容量2TBのHDDという構成だ。
スペックを考えると割高感は否めないものの,個性的なデザインとハイエンドグラフィックスカードにも対応する仕様には,惹かれる人も多いのではないか。
一方のGR6は,2014年12月に国内発売された「ROG GR8」(以下,GR8)の後継モデル的な製品だ。GR8は,縦置き時のサイズが60(W)×245(D)×238(H)mmという小さな筐体が外観上の大きな特徴で,発表当時,「PlayStation 4よりも小さい」とアピールされていたのを覚えている人もいるのではなかろうか。
その後継モデルであるGR6は,薄型筐体という特徴をそのまま継承しながら,GPUは「GeForce GTX 860M」から「GeForce GTX 960M」へ,CPUは「Core i7-4510U」から「Core i5-5200U」へ変更されている。
なお,GR6はPC3L-12800対応のSO-DIMMスロットをマザーボード上に2基備えており,最大16GBのメインメモリを搭載可能となっているが,メモリモジュール自体は製品に含まれていないとのこと。ユーザー自身でメモリモジュール用意して,取り付ける必要があるので,購入を検討している人は注意してほしい。ただ,本体右側面のパネルを開ければ,簡単にSO-DIMMスロットにアクセスできるので,メモリモジュール取り付けの難度は低いほうだ。
性能はそれほど重視しないが,コンパクトで個性的なゲームPCが欲しいという人には,そこそこアリな選択肢となりそうだ。
ASUSTeK Computer 日本語公式Webサイト
ASUSTeK Computer Inc.(略称ASUS)は2015年6月10日、幅わずか60mmのスリムなボディに高性能なCPUやグラフィックス機能を搭載した、小型ゲーミングPCの「R.O.G. GR6」を日本市場向けに発売することを発表いたしました。購入者への仕様の選択の自由度を高めるためにメモリとOSは別売りとなっています。2015年6月12日より販売を開始する予定です。
○発表製品
- 製品名:R.O.G. GR6
- 型番:GR6-R030M
- CPU:インテル Core i5-5200U プロセッサー
- 対応メモリ(別売り):DDR3L-1600 SO-DIMM(スロット×2、最大16GB)
- ストレージ:HDD 500GB ※増設用の2.5インチドライブベイ×1を備えており、SATA 6Gb/s対応ストレージを1台増設可能
- グラフィックス機能:NVIDIA GeForce GTX 960M
- 対応OS(別売り):Windows 8.1/8/7
- サイズ:幅60mm×奥行き245mm×高さ238mm
- 価格:オープン価格(予想実売価格:税込90,000円前後)
- 予定発売日:2015年6月12日
○製品の主な特長
・ゲーム機のような手軽さで使える薄さわずか60mmの小型ゲーミングPC
R.O.G. GR6は、ゲーム機のような手軽さでテレビやディスプレイのそばに置いて使える小型のゲーミングPCです。そのサイズはわずか幅60mm×奥行き245mm×高さ238mmしかありません。
・小さくてもハイスペックだから3Dゲームも快適に楽しめる
CPUには、高負荷時に自動で動作周波数を2.7GHzまでブーストする、通常時2.2GHz動作のインテル Core i5-5200U プロセッサーを搭載しています。グラフィックス機能には、高速な3Dグラフィックス処理を行えるNVIDIA GeForce GTX 960Mを搭載しました。この高速なCPUとグラフィックス機能の組み合わせにより、Webブラウザゲームや2Dゲームはもちろん3Dゲームも快適に楽しむことができます。
・メモリとOSを別売りにすることで高い自由度を実現
本製品はメモリを搭載しておらず、OSも付属していません。計16GBまで搭載可能な2本のメモリスロットに、市販のPC用メモリから自分の好きな容量のものを購入して自分で取り付けて使用します。また、OSもWindows 8.1/8/7から自分の好きなものを購入してインストールします。メモリとOSを自分で好きなように選べる自由度の高さも本製品の魅力の一つです。
・SSDまたはHDDを増設できる高い拡張性
本製品にはストレージの拡張用として2.5インチの内蔵ドライブベイを備えています。最初から搭載している500GBのHDDでは足りない場合や、将来ストレージを拡張したくなった場合に、SATA 6Gb/sに対応する2.5インチSSDまたは2.5インチHDDを追加で搭載できます。
・夜中にゲームで遊んでも気にならないわずか28dBの静音性
ゲーミングPCと言えば通常のPCよりも動作音がうるさいということが一般的ですが、本製品では静音動作を重視した冷却機能の搭載および筐体設計を行っており、動作音は最大時であっても注意しなければ聞こえないレベルのわずか28dBしかしません。真夜中でもPCの音が気になることはなく気持ちよくゲームを楽しむことができます。
・ゲームをよりクリアな音で楽しめる「SupremeFX」オーディオ機能
本製品が搭載する「SupremeFX」オーディオ機能では、オーディオ回路部分を基板上でデジタルエリアとアナログエリアに分けることで、アナログ信号へのデジタルノイズの影響を最小限に抑え、PCとしては最高レベルのクリアな音質を実現しました。また、オーディオ用コンデンサとして定評があるELNA社のコンデンサをオーディオ回路に使用しており、ナチュラルで温かみのある音質も実現しています。
・臨場感あふれる7.1chサラウンドを実現する「Sonic Studio」機能
「Sonic Studio」はゲームに最適なオーディオ最適化ソフトウェアです。残響効果の付与や低音の強調や音声の明瞭化などを行うことができ、ゲームの種類や好みに合わせて最適なオーディオ環境を実現できます。また、機能の一つであるVirtual Surround機能を使えば、通常のステレオヘッドホンで臨場感のある仮想7.1チャンネルサラウンドを楽しめます。
・ゲームデータをよりスムーズに送受信できる高性能なLAN機能
ネットワークゲームをより快適に楽しめるように、本製品にはCPU負荷が低いことで定評のあるIntel製のLANコントローラーを搭載しています。Intel製LANコントローラーはゲームでよく使用されているTCPとUDPのスループットが高いことも特徴で、使用環境によってはほかのLANコントローラーよりも大幅に快適なネットワークゲーム環境を実現します。
・ネットワークゲームをより快適に楽しむための「GameFirst III」機能
「GameFirst III」は、ゲームのデータ通信の優先度を上げることでネットワークゲームのタイムラグを減らすソフトウェアです。たとえば音声チャットをしながらゲームをしたり、アップデートファイルのダウンロードをしながらゲームをしたりしても、ゲームだけを起動している場合と変わらない快適性を維持できます。
・本体のボタンを押すだけでゲームプラットフォームのSteamを起動
本体前面に搭載するSteamロゴのボタンを押すと、ゲームの選択などを大きなアイコンを見ながら行えるBig PictureモードでSteamを起動します。ゲームコントローラーを使用して本体を操作する場合などに大変便利です。
・IEEE802.11ac対応高速無線LAN機能でネットワークゲームも無線接続
最新規格のIEEE802.11acに対応する無線LAN機能を搭載しているので、LANケーブルを使用しなくても高速なネットワーク接続を行えます。もちろん従来のIEEE 802.11n/a/g/bにも対応しており、簡単に既存の無線LANルーターなどに接続できます。
○製品情報URL
・ニュースリリースURL
http://www.asus.com/jp/News/J5VgcEPAIyPKYDie
※製品ページは近日公開予定です。
- 関連タイトル:
Republic of Gamers
- この記事のURL:
(C)ASUSTeK Computer Inc.