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[COMPUTEX]1スロット仕様のデュアルR9 290Xカードや27インチのG-SYNC対応液晶ディスプレイに注目。R.O.G.のゲーマー向け製品詳報(後編)
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印刷2014/06/05 14:02

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[COMPUTEX]1スロット仕様のデュアルR9 290Xカードや27インチのG-SYNC対応液晶ディスプレイに注目。R.O.G.のゲーマー向け製品詳報(後編)

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 前編に引き続き,ここでは台湾時間2014年6月3日に発表された,ASUS Computer(以下,ASUS)のゲーマー向けブランド「R.O.G.」(Republic of Gamers)の新製品レポートの後編をお届けする。
 ゲーマー向けデスクトップPCとマザーボードを扱った前編も合わせてご覧いただきたい。

[COMPUTEX]スリムタイプのゲームPCや新マザーボード3種類をじっくりチェック。R.O.G.のゲーマー向け新製品レポート 前編



デュアルRadeon R9 290Xを1スロット仕様のカードに搭載したARES III


 後編の1本めは,「Radeon R9 290X」を2基搭載して世界最速を謳うグラフィックスカード「ARES III」から始めよう。

展示されていたARES III。見た目からして重厚な作りだが,実際ずっしりと重い
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裏面側も金属のプレートで完全に覆われている
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 デュアルGPUのグラフィックスカードといえば,2スロット仕様が当たり前だが,ARES IIIは簡易液冷システムとの組み合わせを前提とすることで,1スロットの厚さを実現しているのが特徴の製品だ。カード上の液冷システムは,従来比で冷却性能を25%向上させた高性能なものだという。小型でも高性能なゲームPCを自作したい人には,注目する価値がありそうだ。

PCケースに取り付けた展示機。CPUと兼用の液冷システムを使っているようだ
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ブラケット部分。見てのとおり,幅は1スロットサイズでも高さがかなりあるので,取り付けるPCケースを選ぶかもしれない。ビデオ出力はDual-Link DVI,HDMI,DisplayPortの3系統
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 とはいえ,この製品はある種の技術デモ的な側面があるようで,大量生産されるものではない。生産数量も少なく,2014年第3四半期に「500基限定で市場に投入」される程度だという。日本市場にどのくらいの数が回ってくるのかも不明なので,入手は難しくなりそうだ。

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削り出しの金属塊といった雰囲気の液冷ホース取り付け部
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PCI Express電源コネクタは,8ピンを3基使用する変則的な仕様だ


スイッチを交換可能なゲーマー向けマウス「Gladius」が登場


 日本ではあまり馴染みがないのだが,R.O.G.ブランドではゲーマー向けのマウスやキーボードも手がけている。その新製品として発表されたのが,ゲーマー向け右手用マウス「Gladius」(グレイディアス)だ。

R.O.G.の新ゲーマー向けマウスGladius
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 いきなり余談だが,古参ゲーマーなら,Gladiusと書けば「グラディウス」と読みたくなると思う(※コナミのグラディウスは「Gradius」と書く)。しかし,本製品はあくまで「グレイディアス」と読むそうだ。バイクメーカーのスズキも,かつて同じスペルでグラディウスと読むバイクを販売していたこともあるので,なんともややこしい。

左右メインボタンにはオムロン製のスイッチを採用。ユーザーによるスイッチの交換にも対応している
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 話を戻すと,FPSゲーマー向けに設計されたというGladiusは,最大2000万回のクリックに耐えるというオムロン製のスイッチを左右メインボタンに採用しているという。しかも面白いことに,左右メインボタンのスイッチはソケットに装着されており,ユーザーの手で別のスイッチに交換が可能なのだという。
 担当者によると,交換用のスイッチをASUSが提供する予定もあるとのことだ。果たして,どんな味付けのスイッチが用意されるのだろうか。

これがGladiusの内部だ。左メインボタンのスイッチを取り外した状態である
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 そのほかの仕様にも簡単に触れておくと,ボタン構成は左右メインとセンタークリック機能付きスクロールホイール,スクロールホイール手前側に1個,左サイドに2個のボタンが装備されている。トラッキング解像度は最大200IPS,最大加速度は50Gに対応するという。
 北米市場での発売時期は8月の予定だが,日本市場での発売時期は未定だ。

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スクロールホイールには,耐久性に定評あるアルプス電気製を採用するとのこと
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マウス本体につながっているUSBケーブルは取り外しが可能だ。

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サイドボタンは左側面に2つ装備。側面の模様はゲームPC「G20」と同じコンセプトによるものだろうか
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センサーはメーカー名未公表の光学式で,トラッキング解像度は最大200IPS,最大加速度は50Gというスペックのものだ

 「GK2000」という新しいゲーマー向けキーボードも発表された。メカニカルキースイッチに「Cherry MX Red」(“Cherry赤軸”)を採用し,「すべてのキーをカスタマイズ可能」という特徴を備えるという。販売地域は明言されなかったが,2014年第3四半期に発売の予定とのことだ。

ステージ上で披露されたGK2000。Cherry MX Redの採用や全キーでのアンチゴースト,全キーをカスタマイズ可能といった特徴が挙げられている。果たして日本では販売されるのだろうか?
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27インチ・2560×1440ドットのG-SYNC対応ディスプレイ

Swift PG278Q


 ゲーマー向け液晶ディスプレイの新製品として披露された「Swift PG278Q」は,日本でも注目を集めそうな製品だ。実は,2014年1月に米国で開催された展示会「2014 International CES」(以下,CES)で発表済みの製品である。

Swift PG278Q
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 27インチサイズで解像度2560×1440ドットの液晶パネルを採用しつつ,最大リフレッシュレートは144Hzに対応。144Hzに対応する液晶ディスプレイは多数あるが,解像度は筆者の知る限りどれも1920×1080ドットだった。おそらく,この解像度で144Hzに対応する製品は本機が初めてだろう。
 さらに,NVIDIAが開発したディスプレイ同期技術「G-SYNC」にも対応しているなど,非常に尖った仕様を満載した液晶ディスプレイとなっている。

狭額縁のデザインは今風。ディスプレイの表面はノングレア(非光沢)仕上げだ
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実用性に疑問はあるが,スタンドはピボット機能を備えており,縦位置でも使用可能だ
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I/Oインタフェース部を拡大して。DisplayPort入力があるほか,USB 3.0ハブ機能も搭載しているようだ

 世界市場におけるSwift PG278Qの発売時期は,6月の予定とのこと。価格については言及されていないのだが,CESの時点では,799ドル前後になるという情報があった(関連記事)。
 日本での発売時期は不明だが,2560×1440ドットで144HzとG-SYNCに対応するとなれば,注目を集めることは間違いあるまい。日本でもあまり遅れることなく発売されることを期待したいところだ。

 そのほかにR.O.G.の新製品では,「GX500」というゲーマー向けノートPCも発表されている。
 6月2日に発表された「Zenbook NX500」のR.O.G.モデルといった製品のようで,15.6インチサイズで4K解像度の液晶パネルを採用するのが特徴だ。
 GPUにはGeForce GTX 860M,CPUにはCore i7シリーズを採用しながら,19mmというボディの薄さを実現したという。

15.6インチ・4K解像度の液晶パネルを採用したGX500
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 価格や発売時期は未公表だが,スペックを考えると手の届きやすい価格にはならないだろう。

厚さは最大19mm,重量2.2kgというスリムな本体にGeForce GTX 860Mを内蔵。モバイル用途には少々重いが,薄さはなかなかのものだ
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キーボードはゲーマー向けPCでは珍しいアイソレーションタイプ。デザインは基本的に一般向けノートPC「NX500」と同じようである
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R.O.G.公式Webサイト(英語)

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