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【PR】G-GEARシリーズ初となるノートPCを試す。3D性能と機能,価格のベストバランスで,ゲーマーに最適な製品が新登場
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印刷2013/04/13 12:00

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【PR】G-GEARシリーズ初となるノートPCを試す。3D性能と機能,価格のベストバランスで,ゲーマーに最適な製品が新登場

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G-GEAR N158J-710A/E
:メーカー&問い合わせ先:Project White(ツクモ)
BTO標準構成価格:12万9980円(税込)
ツクモの販売ページ
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 PC&PCパーツショップ「ツクモ」を展開するProject White(以下,ツクモ)のゲーマー向けPCブランド「G-GEAR」(ジーギア)。同ブランド初のゲーマー向けノートPC,G-GEAR note N158Jシリーズが,2013年の春に発売となった。

 記憶力のいい読者なら,頭の上に疑問符が浮かんだかもしれない。ツクモからはこれまでにも,一般PCユーザー向けブランド「eX.Computer」からゲーマー向けノートPCが販売されていた実績があるからだ(関連記事)。
 ではなぜいま,ツクモはG-GEARの名を冠するノートPCを市場投入してきたのだろうか。2製品で展開される第1弾の上位モデル「G-GEAR note N158J-710A/E」(以下,N158J-710A/E)の検証を通じて,この点を考えてみたいと思う。


見やすく,映り込みの少ないフルHD液晶を搭載

4コアIvy Bridgeに960コアのKeplerを採用


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天板側から見て左端,上下中央部にG-GEARのロゴがプリントされる
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斜めから見ても色の変化は生じにくい。室内灯との位置関係をあまり考慮する必要がないことと合わせて,設置と使い方の自由度は高い
 ツクモ初のG-GEARノートということで,天板部にプリントされたG-GEARロゴがやはり目を引くN158J-710A/E。搭載される液晶パネルは15.6インチ,1920×1080ドットの解像度と,このサイズのゲーマー向けノートPCが採用する液晶パネルとしては標準的だが,注目したいのはノングレア(非光沢)パネルになっている点だ。

 一般PCユーザー向けのノートPCで積極的に採用される傾向にあるグレア(光沢)パネルは,コントラストが良好に見えるメリットがあるのだが,室内灯が映り込んだり,通常のPC用途ではあまりない「画面の暗転」が比較的高い頻度で発生するゲームプレイにおいては,そのたびにプレイヤーの顔が映って現実に引き戻されたりといった問題を抱える。そのため,ゲーム用途では「見やすいノングレア」が最適解となるわけだが,N158J-710A/Eではまさにこのパネルを採用しているのだ。
 また,液晶パネルを斜めから覗き込んだときに色が変わって見えてしまう問題も起こりにくい。これは,ゲーマーに向けた製品としての大きなメリットといえる。

ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」のベンチマークアプリケーション「FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク ワールド編」を実行し,その模様をカメラで撮影したもの。発色は端的に述べて良好だ
(C)2010 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.
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 そんな液晶パネルへの画面出力を担当するのが,Ivy Bridge世代で4コア8スレッド仕様のCPU「Core i7-3630QM/2.4GHz」(以下,i7-3630QM)と,Kepler世代で960基のシェーダプロセッサを集積する「GeForce GTX 670MX」(以下,GTX 670MX)だ。
 そう,画面出力のところでCPUの名を出したことからも想像できるように,N158J-710A/EではNVIDIAのスイッチャブルグラフィックス技術「Optimus」を採用している。デスクトップや,描画負荷の非常に低いゲームタイトルの処理にはCPU側の「Intel HD Graphics 4000」を用い,GPU性能が必要なときだけGTX 670MXを使うことで,消費電力の最適化を図っているというわけである。

GTX 670MX GPU。ダイ上の刻印は「N13E-GR-A2」となっていた。ダイの形状からすると,コアはGeForce GTX 660と同じ「GK106」ではなく,「GK104」ベースのように見える
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 ちなみにGTX 670MXの960基というシェーダプロセッサ数は,デスクトップPC向けGPUでいうと「GeForce GTX 660」と同じことになる。もちろん,動作クロックが大きく異なるので,まったく同じ性能があるとはいえないものの,GPUの規模はデスクトップPC向けのミドルクラスと同等だ。

 本体の分解はメーカー保証外の行為となるが,特別に許可を得たので底蓋を外し,内部を確認しておこう。
 底蓋は,CPUやGPU,メモリモジュールなどを覆う大型のものと,セカンダリストレージ(≒HDD)交換用のものとに分かれているが,注目したいのは前者のほうである。下に示した写真を見てほしいが,冷却機構はCPU用とGPU用とでそれぞれ別のものが用意されている(※左の写真で右側がCPU用,左側がGPU用)。GPU用のほうがやや大きめながら,底面から給気し,ブロワーファンによって本体後方に向かって排気するという仕様自体は共通だ。本体後方へ排気するため,キーボードやパームレストが熱を帯びたりしないのはいい。

2枚の底蓋を外したところ(左)と,そこからさらにクーラーを外したところ
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GTX 670MXと組み合わされるグラフィックスメモリチップはSamsung Electronics製の「K4G20325FD-FC04」だった
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SK Hynix製SSD(右)とWestern Digital製HDD(左)
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SSDはLSI製のコントローラ「SandForce SF-2281VB1-SDC」を搭載する
 ファンの口径を変更することで,動作音の周波数帯が重ならないようにする配慮も見て取れるが,実際,動作音は(静かとはいえないまでも)「耳障り」というレベルには達しないところで収まっている。ゲーム中,スピーカーやヘッドフォン,ヘッドセットからサウンドを出力しておけば,興ざめするようなことはないだろう。

 なお,底蓋を外すとストレージデバイスの型番も確認できるが,今回入手した個体ではシステム用がmSATA接続で容量128GBのSK Hynix製SSD,データ用がSerial ATA接続で容量500GBのWestern Digital製HDDになっていた。もっとも,2013年4月13日現在,ツクモはデータ用HDDの容量を無料で1TBにアップグレードするキャンペーンを実施中なので,読者が購入した場合,HDDの仕様は異なる可能性がある。

 なお,定番のストレージベンチマークソフト「CrystalDiskMark」(Version 3.0.2)で,テスト回数「9」,テストサイズ「1000MB」で「ランダム」と「0-fill」のテストを実行した結果が下の画像だが,いずれのテストでもまずまずのスコアが得られた。最新世代の単体SSD製品と比べるとやや見劣りする結果なのは確かだが,プリインストールされた64bit版Windows 7 Home Premium上で使う限り,体感では十分に高速。使っていて遅さを感じることはまずないだろう。

CrystalDiskMark実行結果。左がランダム,右が0-fillだ。SSD自体は標準的なmSATA仕様なので,自己責任を覚悟すれば,換装も不可能ではない
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 そのほかN158J-710A/Eが持つ主なスペックは表1のとおりとなる。

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打ちやすいキーボードはLEDバックライト周りも充実

オンキヨー製2.1chスピーカー搭載も要注目


キーボード部全体。変なクセもないので,安心して打鍵できる
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 N158J-710A/Eが搭載するキーボードは,10キー部を持つ,日本語フルキー仕様だ。キーレイアウトに極端な無茶を感じる部分はなく,主要なキーのピッチは一般的なキーボードと同じく19mmあるため,端的に述べて打鍵はしやすい。マット加工されたパームレストが滑り止めとして機能するのも,地味ながら気が利いているポイントといえる。

 そんなキーボードには,3ブロックに分かれる形でLEDイルミネーションが埋め込まれており,付属のユーティリティ「Control Center」の「Backlight keyboard」から,色や点灯・点滅パターンを細かく調整できるというのも,N158J-710A/Eが持つ特徴の1つである。

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電源プランから,液晶パネルの輝度に音量,無線LAN設定まで,さまざまな設定が行えるControl Center
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Backlight keyboard設定画面。見栄えは……だが,操作は直感的に行える。選べる色は消灯を含めて8色

10キー部には,[Fn]キーとの組み合わせで利用できるキーボードバックライト制御系がまとめられている
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 調整できるのは点灯・点滅パターンだけではない。[Fn]キーと(10キー部の)[−][+]キーによる組み合わせを利用すれば,消灯も含めて10段階に光量を調整可能だ。
 「ここまでやるか」というほど微妙な調整が可能なので,派手にしたいというニーズにも,暗がりでもキーの場所を把握できるレベルでなるべく光量を落としたいというニーズにも応えてくれるだろう。

左端が最大光量,右端が消灯で,10段階ある光量の違いをまとめてみた。かなり微妙な違いを表現可能だ。そのため,Backlight keyboard設定画面から「Wave」や「Breath」を選択したときの色変動はかなり滑らかだったりもする
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シールではなく,プリントになっているオンキヨーのロゴ
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Realtek HD オーディオマネージャのメインボリュームを調整したところ。音量次第だが,1〜2段階左寄りにするだけでステレオ再生時の違和感はほとんどなくなる
 N158J-710A/Eでもう1つ押さえておきたいのは,キーボードのパームレスト部にプリントされているとおり,オンキヨー製の2.1chスピーカーを採用していることだ。
 2.1chスピーカー搭載PCは,サブウーファの搭載だけで満足してしまうのか,カットオフ周波数の設定ができておらず,本来,重低域を担当するはずのサブウーファから低域の再生が行われてしまうケースがままあるのだが,N158J-710A/Eで,その影響は最小限に抑えられている。

 厳正を期すと,サブウーファが底面向かって右側に置かれているため,音はわずかに右寄りで鳴る。ただ,サウンド設定用コントロールパネルである「Realtek HD オーディオマネージャ」から「メインボリューム」を1〜2段階だけ左に寄せる程度でおおよそ解決を図れるため,大きな問題はないはずだ。

2chスピーカーはキーボードの“上”,サブウーファは本体底面向かって右奥部に配置されている
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THX TruStudio ProのSpeakerはぜひ調整したいところ。とりあえず70%超くらいで様子を見てみるのがいいだろう。Surroundは,3Dゲームのプレイ時には有効にしておくべき項目といえる
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 サウンド関連ではさらに,Creative Technologyのサウンド機能拡張ソフトウェアスイート「THX TruStudio Pro」が採用される点にも触れないわけにはいかない。
 2.1chスピーカーの音は,標準でも「サブウーファを搭載する割には重低域が“軽い”ものの,ノートPCの小型タイプとしてはかなり優秀」というレベルにあるが,THX TruStudio Proの低域補正プロセッサ(≒機能)「Speaker」をプラス方向に振ると,重低域や低域でかなりの改善を図れるのだ。上の左右出力バランス調整ともども,セットで調整することを勧めたい。
 また,THX TruStudio Proの「Surround」機能を用いると,スピーカー出力時は音の広がり,ヘッドフォン&ヘッドセット出力時は位置情報の把握しやすさを引き上げることができるので,こちらも積極的に使いたいところである。

 なお,I/Oインタフェースは,グラフィックス出力関連だけ本体後方に置かれ,あとは本体左右に散ったデザインだ。USBポートは本体の左右どちらにも用意されているので,マウスなどの取り回しに苦労することはまずないだろう。
 サウンド入出力用の3.5mmミニピン端子は前出のRealtek HD オーディオマネージャから機能をカスタマイズできるようになっており,5.1chや7.1chのサラウンドサウンド出力や光デジタル出力も行える。

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本体前面(左)と背面(右)。外部グラフィックス出力はDual-Link DVI-I,DisplayPort,HDMIで,N158J-710A/E本体側の液晶パネルと合わせて最大3画面出力に対応する
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本体左側にはIEEE 1394b,1000BASE-T LAN,USB 3.0×2,USB 2.0/eSATA排他,マルチカードリーダーが並ぶ。右側に置かれるのはUSB 2.0×1と3.5mmミニ×4と,光学ドライブだ


GTX 650 TiおよびGTX 650搭載の

デスクトップPCと比較


 以上,“手を抜いた感”のないノートPCという印象を受けるN158J-710A/Eだが,その実力はどれほどか。デスクトップPCと比べたほうが分かりやすいだろうということで,今回は表2に示すデスクトップPCシステムを比較対象として用意した。

 比較対象機では,コア&スレッド仕様および動作クロックが比較的近い「Core i7-3770T/2.5GHz」をCPUとして用意しつつ,GPUには,エントリーミドルクラスGPUである「GeForce GTX 650 Ti」(以下,GTX 650 Ti)と,エントリークラスGPU「GeForce GTX 650」(以下,GTX 650)を組み合わせることにする。
 なお,GTX 650 Ti搭載カードとして利用したPalit Microsystems製「NE5X65T01301-1071F」は,メーカーレベルでコアクロックが若干ながら引き上げられたクロックアップ品であるため,テスト時は,MSIのオーバークロックツール「Afterburner」(Version 2.3.1)でリファレンス相当にまで引き下げた。

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 グラフィックスドライバは,テスト時の最新バージョンとなる「GeForce 314.22 Driver」で統一。テスト方法は基本的に4Gamerのベンチマークレギュレーション13.1準拠で,ゲームアプリケーションのテスト解像度は,N158J-710A/Eのネイティブとなる1920×1080ドットと,16:9アスペクトで一段階下となる1600×900ドットを選択したが,今回はそれに加え,下記2タイトルも追加している。

  • 3DMark - 「Fire Strike」テストシークエンスと,その「Extreme」プリセットを利用。それぞれ2回実行し,高いほうの結果をスコアとして採用する
  • ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア - フルスクリーンモードで,PC用ベンチマークソフト「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編」(以下,新生FFXIVベンチ)の「標準品質」「最高品質」をそれぞれ2回実行。平均をスコアとして採用する。テスト解像度は1920×1080・1600×900・1280×720ドットの3つとした

 テストにあたって,電源プランは高い性能を期待できる「Performance」にControl Centerから設定したことと,以下,文中とグラフ中とも,比較対象のデスクトップPCを「i7-3770T+GTX 650 Ti」および「i7-3770T+GTX 650」と表記することも,ここでお断りしておきたい。


3D性能はGTX 650 TiとGTX 650の中間か

i7-3770T+GTX 650 Tiに迫る場面も


 というわけでテスト結果である。グラフ1は「3DMark 11」(Version 1.0.4)の結果だが,N158J-710A/Eのスコアはi7-3770T+GTX 650に対して18〜22%程度高いスコアを出した。一方,i7-3770T+GTX 650 Tiに対しては79〜80%程度のところに落ち着いている。

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 では新世代3DMarkだとどういう傾向になるか,という話になるのだが,グラフ2を見てみると,デスクトップPCはExtremeプリセットでスコアが大きく落ち込んでしまった。そこで標準プリセットの結果のみで比較することになるが,N158J-710A/Eは,i7-3770T+GTX 650 Tiの約78%,i7-3770T+GTX 650の約115%というスコアである。3DMark 11と概ね同じ傾向が出たと述べていいだろう。

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 ベンチマークレギュレーション13.1で採用しているタイトル中,最も描画負荷の高い「Far Cry 3」。エントリーミドルクラス以下のGPUにとっては酷な条件でのテストとなったが,グラフ3,4を見ると,「標準設定」の1600×900ドットで,レギュレーションが最低ラインとする平均30fpsをN158J-710A/Eが上回ってきたところに注目したい。i7-3770T+GTX 650とのスコア差も17〜33%程度にまで広がっており,エントリークラスのGPUを搭載するデスクトップPCとの実力差は明らかだ。

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 グラフ5,6に結果をまとめた「Battlefield 3」だと,全体的な傾向は3DMarkと似たものになっている。N158J-710A/Eは,「低負荷設定」の1600×900ドットで合格ラインといえる平均60fps,低負荷設定の1920×1080ドットと「高負荷設定」の1600×900ドットでは,レギュレーション13.1がボーダーラインとする平均35fpsを超えてきた。

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 レギュレーション13.1で採用するゲームタイトルのなかでは最も負荷が低く,それゆえ古い世代のゲームエンジンを採用した3Dオンラインゲームに向けた指標ともなる「Call of Duty 4: Modern Warfare」(以下,Call of Duty 4)のスコアがグラフ7,8だ。
 ここでN158J-710A/Eのスコアはi7-3770T+GTX 650 Tiの80〜83%程度,i7-3770T+GTX 650の120〜125%程度。ちょうど中間と見ていいだろう。

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 続いて「The Elder Scrolls V: Skyrim」(以下,Skyrim)の結果がグラフ9,10となる。Skyrimでは,高解像度テクスチャパックの導入によってグラフィックスメモリ周りの負荷が高くなっているため,消費電力や発熱の都合から高速なグラフィックスメモリ設定を行いにくいノートPCはどうしても不利になるのだが,それでもN158J-710A/Eがi7-3770T+GTX 650 Tiに対して標準設定で約19%,「Ultra設定」で5〜7%程度高いスコアを残した。
 実フレームレートでも,標準設定の1920×1080ドット,Ultra設定の1600×900ドットで合格ラインとなる平均40fpsを超えてきたのは立派だ。

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 グラフ11,12の「Sid Meier's Civilization V」(以下,Civ 5)だと,高負荷設定でN158J-710A/Eがi7-3770T+GTX 650の後塵を拝するが,これはひとえに,GPU性能だけでなくGPGPU性能も見る本テストで,Skyrimでも見えた「ノートPCならではのグラフィックスメモリ仕様」が,多少なりとも足を引っ張った結果ということになりそうである。
 もっとも,平均フレームレートは高負荷設定の1920×1080ドットでも平均60fps超えを果たしているので,Civ 5のプレイにあたって問題はない。

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 「F1 2012」だと,Civ 5とは逆に,N158J-710A/Eがi7-3770T+GTX 650 Tiとのスコア差を詰めている(グラフ13,14)。クルマ系ゲームタイトルの場合,アンチエイリアシングの効果がそれほど高くないだけに,標準設定の1920×1080ドットでN158J-710A/Eのスコアが平均60fpsを超えたのは見逃せないところだ。

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 グラフ15,16にスコアをまとめた新生FFXIVベンチにおけるテスト結果は,おおむねBF3やSkyrimと似たものになった。
 いずれも,グラフ画像をクリックするとフレームレートを示すようにしてあるので,合わせてチェックしてもらえればと思うが,最高品質の1280×720ドットで,ベンチマークが「とても快適」とされるスコア5000を上回ったのは重要なポイントといえるだろう。
 現状,最も描画負荷が高いクラスになる(と思われる)3Dオンラインゲームを前にしても,高いグラフィックス設定&相応の解像度でプレイできるだけの実力を,N158J-710A/Eが持っていることになるからである。

※グラフ画像をクリックすると,平均フレームレートを参照して作り直したグラフを表示します
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ノートPCらしく消費電力は低め

バッテリー駆動での2時間はゲームをプレイ可能


N158J-710A/Eのバッテリーパック(左)とACアダプター(右)。バッテリーパックは76.96Wh(14.8V,5200mAh)仕様,ACアダプターは定格180W仕様となっている
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 ノートPCということで気になる消費電力もチェックしておこう。前段から引き続いて電源プランをPerformanceにしつつ,今回は,ログの取得を行えるワットチェッカー「Watts up? PRO」を用いて,OSの起動後30分放置した時点を「アイドル時」,各アプリケーションベンチマークを実行したとき,最も高い消費電力値を記録した時点を,タイトルごとの実行時とし,システム全体の消費電力を取得することにした。
 N158J-710A/Eのテストにあたっては,バッテリーパックの影響を排除すべく取り外し,ACアダプター駆動としている

 さて,結果はグラフ17のとおり。アイドル時は,OptimusによってGTX 670MXへの電源供給をカットできるN158J-710A/Eが圧倒的に低い。また,アプリケーション実行時も,1920×1080ドット表示に対応する15.6インチ液晶パネルを駆動させるハンデを負いながら,消費電力はi7-3770T+GTX 650と同等か若干低いレベルにある。これ以上ないほどノートPCらしい感じにまとまっていると述べてよさそうだ。

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 続けて,ストレスツール「OCCT」(Version 4.4.0)のCPUモードと3DMark 11の並行実行時を「高負荷時」として,アイドル時ともども,CPUとGPUの温度を取得した結果も示してみたい。ここでは,「CPUに100%の負荷をかけ続けながらGPUに高い負荷をかけたとき,それでもきちんとGPUを冷却できるのか」をチェックすることになる。
 CPUとGPU温度の取得には,いずれもモニタリングツール「HWMonitor Pro」(Version 1.16)を利用。室温24℃の環境に,N158J-710A/Eはそのまま,比較対象のデスクトップPCはPCケースに組み込まない状態でテストを行った。

 その結果がグラフ18,19だ。システムがまったく異なるので,横並びの比較にはまったく意味はないのだが,N158J-710A/Eの場合,やや高めのCPUおよびGPU温度を許容しているとはいえる。
 本稿の序盤で,ファンの回転数が劇的に高まったりはしないことを指摘したが,要するに,問題のない温度に保てる範囲で,できる限りファン回転数を落として,動作音を低く保つ方向でのチューンが行われているというわけだ。

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 最後にグラフ20は,Futuremark製バッテリーベンチマーク「PowerMark」(Version 1.1.1)から,N158J-710A/Eのバッテリー駆動時間をチェックした結果だ。このテストに限り,電源プランはControl CenterではなくWindowsのコントロールパネルから「バランス」としている。

 なお,PowerMarkはバッテリー残量が100%から5%に減るまでの時間を計測するもので,ワークロードは「Productivity」「Entertainment」「Balanced」の3つ。Productivityはワープロソフトによる文書編集とWebブラウジングを交互に実行したときの結果,Entertainmentは3Dアプリケーションの実行とビデオ再生を交互に実行し続けたときの結果,BalancedはProductivityとEntertainmentの両ワークロードを繰り返し実行したときの結果を示す。そのため,4Gamer的にはEntertainmentワークロードの結果が重要ということになるが,果たしてスコアは119分。満充電からだと,約2時間は3Dゲームをプレイし続けられる,ということになる。
 もっとも,N158J-710A/Eの本体重量は約3.1kgあるので,持ち運びながら使う用途には適していない。どちらかというとこの結果は,「自宅でゲームをプレイしているときに,机でない場所へ移動して気分を変えたいときに,1〜2時間はACアダプタなしでもプレイできる」と解釈しておくべきだと思われる。

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性能はエントリーを脱し,機能は「使える」

中身で勝負したいゲーマーに最適のノートPCだ


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 以上,機能や性能を中心に,N158J-710A/Eを細かくチェックしてきた。3D性能についていえば,N158J-710A/EはデスクトップPC向けのエントリーモデルより間違いなく高い。エントリークラスのゲームPCだと,さまざまなジャンルのゲームをプレイしようとしたとき,そこかしこでグラフィックス設定面の妥協が必要になるわけだが,そこからあと一〜二歩前に踏み出し,エントリーミドルクラスの領域に足を踏み入れているといったところか。
 一〜二歩程度では大したことがないと思うかもしれないが,その「大したことのないスコア差」が,フレームレート面でエントリークラスのゲームPCと決定的な違いをもたらしているというのは,ここまでのテスト結果,とくにFar Cry 3やSkyrim,新生FFXIVベンチなどの結果から明らかだろう。

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 また,機能面でもN158J-710A/Eに妥協はない。とくに優秀なのは液晶パネルとサウンド周りだが,速度と容量の両立を図ったストレージ,充実のI/Oインタフェース,キーボードでの打鍵しやすさといったところもポイントが高い印象だ。一昔前のゲーマー向けノートPCだと,「スペックだけは高いものの,いざ使い始めてみるとそこかしこにアラが見える」ということが少なくなかったが,N158J-710A/Eにそういった心配は無用である。
 これは筆者の推測だが,ゲーム性能がエントリークラスを脱し,かつ,ゲーム用PCとしての機能が一定水準を超えたこと。自社のゲーマー向けノートPCに,G-GEARのブランドを与える決断をさせたのは,この2要素ではなかろうか。

 BTO標準構成価格は12万9980円(税込)で,実現されている内容を踏まえるに,これは間違いなく安価だと断言できる。派手な外観よりも中身で勝負したいPCゲーマーに,N158J-710A/EはちょうどいいノートPCだ。

ツクモのG-GEARノートPC販売ページ

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