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AMDのGPU部門トップ,Rick Bergman氏が語る「1〜10年後のグラフィックステクノロジー」
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いわゆるデジタル家電や通信機器がテーマとなるCEATEC JAPANということもあり,講演のタイトルは「AMDのHDグラフィックス・テクノロジで加速するデジタル家電とPCの連携」。内容も,半分はUVDなど,「AMD HD! エクスペリエンス」がらみの話だったのだが,後半はAMDの考える「1〜10年後の技術」(Bergman氏)に話題を移し,ゲストを交えながら新しい映像が紹介されるなど,4Gamer的にもかなり興味深いものとなった。本稿では,そんな後半を中心に,講演内容を紹介していきたい。
Ruby Veriteの制作者が
AMDと共同開発中の「未来の技術」を紹介
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前半は,UVDや,ATI Radeon HD 4000シリーズの優位性をアピール。CEATEC JAPANというイベントの特性上,PC業界の人やゲーマーが多いわけではないため,4Gamer読者にとっては“耳タコ”の話題がアピールされた。そのなかで注目に値する内容は,「革新はAPIによってもたらされる」として,DirectX 10対応ゲームタイトル「BattleForge」「S.T.A.L.K.E.R.: Clear Sky」が紹介され,その映像が公開されたことくらいだろうか。
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さて,Urbach氏はまず,Ruby Veriteに使用されている技術の概要を紹介。氏によるとボクセル分割(ボクセル:Voxel,3次元上にある格子点を利用した,小さな立方体)を用いているそうで,Ruby Veriteでおよそ1億ボクセルのデータを使っているという。
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続けて氏は,「Rubyをもう少し“上手く”できないかなと思っている」と述べ,そのために氏が取り組んでいる「LightStage」という技術を紹介した。
LightStageは,OTOYとUniversity of Southern California(南カリフォルニア大学)などが共同開発している,「球体状の3Dスキャナで人の動きなどをキャプチャし,そのデータとボクセルデータとを使って,リアルな3D映像を作り出そう」というもの。
「ATI Radeon HD 4800シリーズのGPUとボクセルデータを用いることで,次世代ゲームに求められているリアルさを表現できる」と,Urbach氏は説明する。
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| 球体状の3Dスキャナで人物の動きなどを読み取り,ボクセルデータを作成 | |
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| そのデータを用いて作られた3Dグラフィックスがこちらだ。上の2枚で示した人物が大量に現れて動き回る。少し気味が悪いくらいリアル | |
※参考になりそうなムービーを,YouTubeから引っ張ってきた。1分05秒くらいから先をチェックしてみてほしい。これは,米ニューヨーク市で開催された,AMDのイベントにおける一コマだ
そう,これらの映像は「LightStageで取り込んだデータを,ATI Radeon HD 4800シリーズで圧縮レンダリングしているもの」(Urbach氏)なのだそうだ。この技術を応用すれば,よりリアルなRubyも実現可能であるとして,そのイメージとして氏は,フォトリアリスティックな“しゃべる女性”,「Emily」を紹介した。
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このEmilyも,実にリアルだ。額の動きがほんの少し硬いかなあ,という程度の不自然さしかなく,普通に見せられたら実写と見間違うこと疑いなしである。氏は今後,こうしたリアルな3Dモデルが,ゲームなどのアバターとして用いられることになるだろうという。
※同じくYouTubeから,Emilyのデモ
さらに,「現在のところ,最終出力先は2Dのディスプレイだが,現在AMDと『3Dホロディスプレイ』(※筆者注:ホログラムを用いた3次元ディスプレイのこと)を共同開発中だ」と続ける。現在のところ,実現しているのはモノクロ表示までだが,カラー化を目指しているとのことだった。
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※こちらもYouTubeから,SIGGRAPH 2007で発表された3Dホロディスプレイ技術のデモ。University of Southern Californiaを中心としたグループのものなので,今回Urbach氏がデモしたバージョンの,基になったデモと思われる
3Dホロディスプレイの実用化はまだ先の話だろうが,エミリーのようなリアルなキャラクターがゲームに使われる日は,そう遠くないかもしれない。
2009年には40nmプロセスへの移行&
OpenCLの採用が始まる,とBergman氏
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Bergman氏によると,2009年の大きなトピックとしては,40nmプロセスへの移行があり,また,「OpenCLがゲームに利用されるようになる」とのこと。NVIDIA PhysXに,OpenCLで対抗しようということなのだろう。
「将来はホログラムを見ながら会議をするようになるだろう。CEATEC JAPANにも,私はバーチャルで来られるようになるかもしれない。我々はそんな,ビジュアルの革新を進めていく」と力強く述べて,Bergman氏は講演を締めくくった。
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(C)2008 Advanced Micro Devices, Inc.
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