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印刷2008/01/23 17:27

テストレポート

国内ブランド「DHARMAPOINT」初のマウス「DHARMA TACTICAL MOUSE」ファーストインプレッション

DHARMA TACTICAL MOUSE。本体カラーは「ブラック」と「ミッドナイトブルー」が用意されるが,ご覧のとおり,今回は前者を入手している
DHARMAPOINT
 2008年1月25日,いよいよ「DHARMAPOINT」初のゲーマー向けマウス「DHARMA TACTICAL MOUSE」(型番:DRTCM01)が発売の日を迎える。新興の国内ブランド「DHARMAPOINT」による初のマウス製品ということで,注目している人は少なくないだろう。
 4Gamerでは,そんなDHARMA TACTICAL MOUSEの発売に先駆け,ハードウェアは最終製品と同じ,ファームウェアは販売開始時点で採用される「Ver.0.43」の一段階前となる「Ver.0.42」を採用したモデルを,シグマA・P・Oシステム販売から入手。一部機能に制約があるものの,概要を紹介できるレベルにはある本サンプルを使って,まずは第一印象をお伝えしたい。


「積極的に使うためのチルト」は完成度高

その小ささは確かに日本人向けか


センサーは本体中央よりやや後ろ寄りの配置。それを囲むようにPTFE(ポリテトラフルオロエチレン,要するにテフロン加工済みのこと)素材のマウスソールが大小合わせて計4枚貼られている。ご覧のとおり,初期サンプルということで,製品名などを示すシールは貼られていない
DHARMAPOINT
 DHARMA TACTICAL MOUSEは,最大400〜2000cpi(※いろいろと意見はあるが,一般のゲーマーとしては「cpi」=「dpi」という認識でかまわない)の範囲を100cpi刻みで設定可能なレーザーセンサーを搭載する,ワイヤードタイプの製品だ。左右メインボタンに,左サイドボタン×2,右サイドボタン×1という5ボタンに加え,チルト機能&センタークリックボタン機能付きスクロールホイールで3ボタン,さらに解像度設定変更専用の2ボタン式スイッチで,計10ボタン仕様となる。“解像度変更機能付き8ボタンマウス”と認識しておくのが無難だろう。

本文では触れていないが,メインボタンと同じオムロン製とされるサイドボタンの押し心地もなかなかのものだ
DHARMAPOINT
 ボタン周りで特徴的なのは,なんといってもチルト機能である。
 チルト機能を搭載するゲーマー向けマウスというのは別に珍しくないが,ゲーマー向けマウスにおけるチルト機能というのは,これまでどちらかというと“一般的なアプリケーションを使うのにはやっぱり便利だから,とりあえず用意してみました”というものが多かった。別に,ゲームのためのチルト機能ではなかったのだ。そのため,チルト機能のせいでスクロールホイールが若干グラついてしまい,結果,センタークリックしづらくなるようなケースも,少なからず生じていた。

 それに対してDHARMA TACTICAL MOUSEでは,センタークリックと左右チルトを明確に押し分けられるようになっている。まずセンタークリックは,“特定の角度から押さないと回転してしまう”ようなことが起こりにくい。「起こらない」わけではないので,この点は注意が必要だが,指の腹で押すようなプレイスタイルならまず問題なさそうである。
だいぶ遊びがあるように見えるチルト周り。スクロールホイールは24刻みで,回転音は比較的小さめだが,静かとまではいえない感じ
DHARMAPOINT
 そしてより重要なのは,チルトボタンの押下感覚がセンタークリック並みにきちんとしている印象を受けることだ。指の腹で払うように左右へ動かすと,適度なクリック感とともにしっかりと入力可能。スクロールホイールの周囲にやや大きめのスペースがあるため,不安を感じる人はいるかもしれないが,むしろ,1mm弱押し込んでようやくスイッチが入力されるようになっているこの設計が,誤入力の危険性を下げている。「センタークリックを押そうとしてチルトが入力されるようなことはない」とほぼ断じられそうなほど,本当によくできているのだ。

 チルトに機能を割り当てるようなプレイスタイルの人がこれまでどれだけ存在したかを考えるに,果たしてこの機能が受け入れられるか,この点は議論の余地があろう。また,チルト回りをしっかりしすぎた結果,スクロールホイールの動作が硬めになっている嫌いもある。
 しかし,DHARMA TACTICAL MOUSEでは,センタークリックよりも,スクロールホイールよりも,チルトのほうが使いやすく作られている印象を受けるのも確か。人差し指でこれまでセンタークリックを押していたような人が,センタークリック機能を右チルトに割り当てたりすると,指の移動量が減るといったメリットはあると思われ,このあたりは好みが分かれそうである。

4Gamerの比較用リファレンス「MX510 Performance Optical Mouse」と並べてみると,DHARMA TACTICAL MOUSEの小ささがよく分かる。とくに奥行きが短い
DHARMAPOINT
 本体サイズは63(W)×115(D)×42(H)mmで,昨今のゲーマー向けマウスとしては小型なほうになる。日本人は小さなマウスを好む向きが多いので,このあたりは国内ブランドの面目躍如といえそうだ。重量はUSBケーブル込みで110gとなり,(厳密な計測ではないが)ケーブルを重量計からどけた状態で約91g。誰でも一度持てばその軽さに驚くだろう。左右側面の窪みに親指,そして薬指&小指を置いてつまむように持ち,人差し指と中指でメインボタンやスクロールホイールボタンを扱うとき,ベストポジションはすぐに決まるはずだ。
 ただ,海外メーカーの大きなゲーマー向けマウスに慣れた人や,センタークリックを中指で行うようなプレイスタイルの人は,若干窮屈に感じるかもしれないという懸念もある。このあたりは好みの問題なのでなんともいえないが,思い当たる節のある人は少々ご注意を。

DHARMAPOINT
横から見ると,マウス前方が持ち上がっており,メインボタンやスクロールホイールが近く感じられる。このデザインで,本体のサイズ以上に小さな印象を受けるのだ
DHARMAPOINT
USB 1.1ケーブルはいわゆる布巻き仕様。非常に柔らかいので,特定の動作をしたときマウスがケーブルに押し返されるようなことはない

 このほか基本スペックとしては,最大加速20G,最大速度45ips,フレームレート7080fps,16bitデータ転送フォーマットといった数字に,マウスがスリープモードに入らない,いわゆるAlways On機能のサポートが上げられる。このあたり,いい意味で尖っていない,無難なスペックにまとめられているといえよう。


ドライバレスで動作するDHARMA TACTICAL MOUSE

設定ツールは取っつきにくいが,決して悪くはない


マウスとキーボードの機能を持つUSB複合デバイスとして認識される
 DHARMA TACTICAL MOUSEは,OSから「USB複合デバイス」として認識され,USBクラスドライバで動作するようになっている。とくにドライバソフトウェアをインストールしなくても,PCと接続するだけで利用可能というわけだ。
 一方で同製品は,本体内部のフラッシュメモリに,カスタマイズ内容を最大3パターン書き込めるようになっている。そして,カスタマイズ内容を編集してマウス本体に書き込んだりするためのソフトとして用意されているのが,標準添付の「ダーマコントロール」である。

 ダーマコントロールは純然たるユーティリティソフトであり,システムに常駐させる必要はない。何か設定を変更したいときだけ起動すればいいタイプのツールだ。インストール後,スタートメニューから起動させると,初回起動時は下のようなウインドウ(?)が開く。

ダーマコントロールのメインウインドウ。量産前サンプル添付版のバージョンは2.0.5だった
DHARMAPOINT

 面積の多くを占める「エディットエリア」などが視界に入るが,正直,何をすればいいのか分かりにくいレイアウトである。おそらく初回起動時は途方に暮れる一瞬が訪れると思われる。
 実は,最初にすべきは右上にある[基本設定]ボタンを押すこと。すると,基本的な動作設定を指定するための「設定」ウインドウが開くようになっている。

[基本設定]ボタンを押すと開く「設定」ウインドウ。冒頭で述べたとおり,バージョンは0.42となる。製品出荷版の0.43ではリフトオフディスタンス調整機能が実装されない(※別途設定ソフトウェアが提供される)が,0.44ではリフトオフディスタンス調整機能もダーマコントロール側に設けられる予定だ
DHARMAPOINT

 「設定」ウインドウで行えることは以下のとおり。

●「cpi設定」
現在どのcpiレベルにあるかは,マウス左メインボタン近くの4連青色LEDで確認できる。写真の例だとLevel 3
DHARMAPOINT
 DHARMA TACTICAL MOUSEでは,最大4レベルの設定をプリセットし,前述した専用ボタンで切り替えられる。範囲は400〜3200cpiで,100cpi刻み。X/Y軸同期,非同期のどちらも可能だ。ただし,ハードウェア切り替えとなるのはデフォルトの400/800/1600/2000cpiで,これ以外の値はマウス側のファームウェアによるソフトウェア補正(ソフトウェアエミュレーション)によって実現される。
 なお,量産前サンプルの0.42ファームウェアでは,2100cpi以上に設定したとき,「Razer eXactMat」「sUrface 1030」,そしてDHARMAPOINTブランドの「DHARMA TACTICAL PAD」ハードタイプ(DRTCPW40H)のいずれでも,マウスカーソルが飛んでしまって操作不可能になった(※2008年1月23日6:40PM追記:急遽0.43ファームウェアを入手し,アップデートしたところ,問題は出なかった。製品版では3200cpiまで設定できるようになっているので,高いcpi設定を試そうと思っていた人は安心してほしい

 登録できる4レベルは,必ずしも低cpi→高cpiと上げていく必要はなく,例えば「Level 1と2はFPS用の400/800cpi,3と4はRTS&MMOゲーム用の400/1600cpi」といった具合の設定が可能だ。

●「センシティビティ」
 Windowsのコントロールパネルに用意されている「マウス」の設定を変更する項目。中央の「0」に設定すると,1カウント=1ピクセルの比率に設定されるので,ここはできる限り0に指定しておきたい。このあたりはマニュアルにもその理由が明示されており,実に親切である。
 また,「加速」のチェックボックスは標準でオフ。これはそのままにしておくのが正解だ。

●「レポートレート」
 1秒間に,マウスからPCへ情報を送信する回数を設定する項目で,単位はHz。1000Hzなら1000回/sとなる。いろいろ意見はあるが,基本的には「ポーリングレート」と同じという解釈で問題ない。選択肢は1000/500/333/250/200/166/142/125Hzの8段階だ。0.42ファームウェアだとデフォルトは1000Hz。ただ,[デフォルトに戻る]を押すと500Hzになったので,本来的なデフォルトは500Hzかもしれない。
 理論上,レポートレートは高いほうがマウスの反応はよくなるが,高くしすぎるとCPU負荷が高くなって,場合によってはゲームプレイに支障を来すこともある。よほど低いスペックのPCを使っているのでない限り,迷ったら500Hz程度にしておくのが無難だ。

●「ボタン割り当て」
右サイドボタンには「MODE」の印刷があり,デフォルトではモード切替スイッチになっている。持ち方次第で誤って押してしまう可能性は,ゼロではない
DHARMAPOINT
 先ほどDHARMA TACTICAL MOUSEは最大3パターンのカスタマイズが可能としたが,可能なのはボタンへのキーバインドである。メインボタンとスクロールホイール,解像度切り替えボタンを除く6ボタンに対して,「どのボタンをカスタマイズ対象にするか」を,「MODE 1/2/3」の各モードごとに指定できる。ゲームで使わないことが確定しているボタンはチェックしておくのが賢明だ。
 「ボタン4/5」は左サイドボタンで,順に前方側,後方側。「MODE変更」は右サイドボタンで,その名のとおり,チェックを外した状態では「押すとMODE 1→2→3→1……と切り替えるボタン」として機能する。MODE切り替えボタンに機能を割り当てたときも,センター&右クリックの長押しでモード切り替えは可能なので,誤動作を防ぐためにも,MODE変更ボタンにはチェックを勧めたい。


先ほどのメインウインドウを再掲
DHARMAPOINT
 「設定」ウインドウで設定した内容のうち,「センシティビティ」以外は[OK]ボタンを押すと即座にマウス側のフラッシュメモリへ保存され,設定を行った個体以外のPCと接続したときも利用できる。
 さて,以上の基本設定を終えると,再びメインウインドウに戻るわけだが,勘のいい読者はお気づきのとおり,メインウインドウとは要するに,キーバインド用である。メインウインドウは大別して「エディットエリア」「モード設定エリア」「ストレージエリア」の三つに分かれており,順に「キーバインド内容の設定」「マウス側にある各モード/ボタンへの登録」「PCへの設定内容の保存&管理」用となる。

例えばCrysisの「しゃがむ」を「MODE 1」の右サイドボタン「ボタン4」に割り当てたい場合,「ストレージエリア」と「モード設定エリア」で適切に選択し,「▲」アイコンをクリックすればOK
DHARMAPOINT
 ストレージエリアにはゲームタイトルの名がいくつか見えるが,これはプリセットで,バージョン2.0.5だと「Call of Duty 4」「Crysis」「Counter-Strike: Source」「Final DOOM」「Quake」「サドンアタック」「Team Fortress 2」用のプリセットが用意されている(※ブラウザの制御機能や,ソフトウェアランチャ,メディアプレイヤー制御機能もあり)。ゲーム単位,あるいはコマンド単位でのインポートやエクスポートが可能なので,自分で設定した内容をHDDへ書き出してバックアップしたりはもちろん可能。あるいは今後,DHARMAPOINTが公開したプリセットを利用できるようになったりする可能性もありそうだ。

 ちなみに,プリセットされた動作を割り当てたいなら,「▲」ボタンを使ってストレージエリアからマウスへ移動させるだけ。それで,当該ゲームで利用可能になる。
 プリセットが用意されていない場合は,「エディットエリア」を利用することになる。日本語マニュアル,あるいは公式サイトで丁寧に解説されているから詰まることはないだろうが,念のため,大まかな流れを示しておきたい。

同じくCrysisで,「左に傾く」操作を左チルトに割り当てたいとき。まずは「ストレージエリア」の[NEW]ボタンをクリックして,登録したいコマンド名を入力(左)。続いて「エディットエリア」の「START RECORDING」をクリックする(右)
DHARMAPOINT DHARMAPOINT

(Crysisのデフォルトでもある)[Q]キーを押下。すると,押下〜押上までが「エディットエリア」に表示される(左)。「間隔: 52ms」とあるのは,「52ミリ秒間キーを押していた」という意味だ。“特定のキーを押し続ける”設定を行うときは「間隔を65535msにして,ファイヤーキーモードを有効化する」必要があるので「間隔」のダブルクリックから設定を変更し,最後は右向きの「▲」アイコンで左チルトに割り当てる(右)
DHARMAPOINT DHARMAPOINT

ダーマコントロールを開いた状態で[Ctrl]+[S]を押すと,スキンを変更できる。デフォルトは「Standard」だが,標準で「Stain」「Cyber」も用意されており,画面は「Cyber」の例。自分でビットマップファイルなどを用意すれば,好きな絵柄,好きなデザインのスキンも作れる
DHARMAPOINT
 しれっと「ファイヤーキーモードを有効化する」と述べたが,ファイヤーキーモードでは,1セットで記録した「押下〜間隔〜押上」を,クリックしている間反映し続ける動作を設定できる。特定の動作を繰り返して行い続ける「ループ」機能も用意されているが,FPSなどのアクションゲームではどちらかというとファイヤーキーモードのほうがお世話になる機会が多そうだ。このあたりは日本語マニュアルには丁寧に解説してあるから,迷うことはまずないはずだ。
 総じて,ダーマコントロールは取っつきにくい。だが,それを充実したマニュアル(や公式サイト)が補っている印象だ。最初のとっつきにくさを乗り越えてしまえば,簡単に設定を行えるので,慣れるまではマニュアルの冊子を手元に置いておくことを勧めたい。


小型軽量マウス好きには福音か?

徹底した日本語環境も大いに歓迎できる


 テスト期間が短いこと,そして何よりファームウェアが製品版一歩手前であることから,今回はプレビューとして特徴や機能を中心にお伝えしたが,「Crysis」や「Unreal Tournament 3」をプレイしてみても,テスト中におかしな挙動を示したりすることはなく,現時点でも完成度はかなり高い。直販価格が7980円(税込)で決して安価ではない点,そしてチルトを重視したデザインは人を選んでしまうが,小型のゲーマー向けマウスを探していた人や,「PCゲームは好きだが,PCはそれほど詳しくないので日本語でちゃんと使い方を説明してほしい」と思っていた人にとっては,福音となる可能性を秘めた存在だ。

 いずれにせよ,(ハードウェア的には最終製品と同じとはいえ)あくまで今回試したのは量産前サンプル。ゲームにおける使用感や,リフトオフディスタンス調整機能,ファームウェアアップデート周りなど,今回語っていない重要なポイントについては,製品版のレビューで言及したい。
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