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PCプラットフォームの活性化を目的とする企業連合,PC Gaming Allianceに異変。MicrosoftやNVIDIAが連合を離脱へ
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印刷2011/02/24 20:43

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PCプラットフォームの活性化を目的とする企業連合,PC Gaming Allianceに異変。MicrosoftやNVIDIAが連合を離脱へ

 PCをゲーム用プラットフォームとして合理的なものにしようという目的で,2008年に発足した企業連合PC Gaming Alliance(通称PCGA)から,その中核的な存在であったMicrosoftやNVIDIAなどが離脱していたことが明らかになった。離脱の理由は不明だが,PCGAの公式サイトから両社のロゴが抜け落ちており,それに気付いたアメリカのゲーム情報サイトBig Downloadは,PCGAの現プレジデントであるIntelのMatt Ployhar氏から,両社の離脱を認める発言を引き出している

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 PCGAは,PCをゲーム用プラットフォームとして活性化させるため,各社でデータを持ち合わせて市場の規模や実態を正確に把握したうえで,ハードウェアのスケーラビリティや海賊版への対応など,業界の抱える様々な問題に共同で立ち向かっていくとして組織された,非営利の企業連合であった。例えばPCプラットフォームは,コンシューマゲーム機とは違って,1つの企業がトップに立って市場やテクノロジーを誘導しているわけではないので,業界内でのリーダー的な立ち位置を,各社の連合という形で模索していたのだ。

 だが,非営利団体であるがゆえか,発足以来の活動と言えばある程度のデータをまとめるなどの地味なものでしかなく,PCゲーム市場に復活の契機を与えられるような業績は残せていない。また,PCGAが消費者にとってどのようにポジティブな影響を与えるのかが分かりづらく,そのあたりでも参加各社の意識のすれ違いが目立つ。

 Ployhar氏は,2月16日付の自身の社内ブログで,「PCGAは,第2段階に入ったと考えている。今後はPCの意義を明確にしたうえで,パフォーマンスに関するガイドラインを制作し,海賊版やDRM(デジタル・ライツ・マネージメント/不法コピー禁止)ツールの問題に対処していく」と述べている。
 とはいえ,ソーシャルゲームやデジタル流通など,当初のPCGAの思惑とは異なる部分で元気な現在のPCゲーム市場において,MicrosoftやNVIDIAが抜けた後のPCGAが,PCゲーム市場を活性化させるに十分な存在であり得るのか,Ployhar氏の発言からは疑問が残るところだろう。

「PC Gaming Alliance」公式サイト

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