お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
インディーズゲームの小部屋:Room#471「Leaving Lyndow」
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2017/03/08 10:00

連載

インディーズゲームの小部屋:Room#471「Leaving Lyndow」



 近頃は野山を駆け回ってキノコや虫を採集し,鍋でぐつぐつ煮込んで料理している筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第471回は,Eastshade Studiosの「Leaving Lyndow」を紹介する。本作は,海洋探検ギルドに参加することになった少女が,故郷の島で過ごす最後の1日を描いたアドベンチャーゲームだ。いや,たまにはケモノ肉を食べたいんだけど,狩りがうまくいかなくて……。

画像集 No.001のサムネイル画像 / インディーズゲームの小部屋:Room#471「Leaving Lyndow」

 学校を卒業し,子供の頃の夢をかなえるため,海洋探検ギルドに加わることになったクララ。広大な北の海には未調査の島が無数にあり,そこには予想のできない脅威が待ち構えている。先人達を乗せた船も,数多く戻らなかった危険な航海だ。そんな旅に臨むことになるクララの,生まれ育ったリンドウ島で過ごす最後の1日が始まる……。

画像集 No.003のサムネイル画像 / インディーズゲームの小部屋:Room#471「Leaving Lyndow」

 本作は一人称視点のアドベンチャーゲームで,プレイヤーは主人公のクララとなって,家族や友人に別れの挨拶を告げ,子供の頃の思い出の場所をめぐることに。基本操作は,W/A/S/Dで移動しつつ,マウスの左クリックで人に話しかけたり,物を調べたりするというもの。走ったり,ジャンプしたりといった派手なアクションは一切なく,全体的にしんみりとした雰囲気が漂う作品だ。

画像集 No.002のサムネイル画像 / インディーズゲームの小部屋:Room#471「Leaving Lyndow」

 クララは,彼女の身を案じる母親の気づかいに触れ,子供の頃に遊んだ森の中の秘密基地を訪ね,航海に出ることを反対する叔父と話し,友人達に激励され,生まれ故郷をあとにしていく。そんな,何気ない出来事の一つ一つが,かけがえのない日常の終わりを感じさせ,まるで自分のことのように胸に迫ってくる。写実的で美しいグラフィックスと,ゆったりとした音楽も実に魅力的だ。


 のんびりとプレイしても1時間ほどでクリアできる小作品だが,本作は同スタジオが現在開発中のオープンワールドアドベンチャー「Eastshade」に向けた,プロローグ的な意味合いの作品となっている。同じ世界観を共有する「Eastshade」では,プレイヤーは旅の画家として各地を放浪していくとのことなので,ストーリー的なつながりは薄そうだが,本作はその出来栄えを期待させるに十分な完成度に仕上がっている。
 そんな本作はSteamにて398円で発売中なので,ちょっぴり感傷的な気分に浸ってみたい人は,ぜひお試しあれ。

■「Leaving Lyndow」公式サイト
http://www.eastshade.com/leaving-lyndow/

画像集 No.005のサムネイル画像 / インディーズゲームの小部屋:Room#471「Leaving Lyndow」
画像集 No.006のサムネイル画像 / インディーズゲームの小部屋:Room#471「Leaving Lyndow」
画像集 No.004のサムネイル画像 / インディーズゲームの小部屋:Room#471「Leaving Lyndow」
  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:04月19日〜04月20日