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インディーズゲームの小部屋:Room#427「The Count Lucanor」
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印刷2016/04/20 10:00

連載

インディーズゲームの小部屋:Room#427「The Count Lucanor」



 最近は,人間性をガリガリと削られながら廃墟で死闘を繰り広げている筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第427回は,Baroque Decayの「The Count Lucanor」を紹介する。本作は,貧しい暮らしに嫌気が差して家を飛び出した男の子が,伯爵の跡継ぎを探しているという小鬼の甘言に乗せられて,不気味な城を探索するというアドベンチャーゲームだ。うーん,目を閉じると数々の死に様が蘇る……(トラウマ)。

インディーズゲームの小部屋:Room#427「The Count Lucanor」

 昔々,ハンスという少年が母と2人,慎ましく暮らしていた。そして10歳の誕生日のこと,お金がなくてプレゼントもお菓子ももらえなかったハンスはそんな貧しい生活に嫌気が差し,母親と喧嘩して家を飛び出してしまう。

インディーズゲームの小部屋:Room#427「The Count Lucanor」 インディーズゲームの小部屋:Room#427「The Count Lucanor」

 冒険を求めて森をさまよっていたハンスは,その途中で1匹の小鬼と出会い,あとを追いかけているうちに,気づけば見知らぬ城に足を踏み入れていた。そこでハンスを待ち構えていた小鬼は,この城の主であるルカノール伯爵が跡継ぎを探しているのだという。
 さらに小鬼は,ちょっとした試練を乗り越えればハンスが伯爵のあとを継ぎ,莫大な富を手にすることができると続ける。その試練とは,小鬼の名前を言い当てること。こうしてハンスは,小鬼の名前のヒントを求めて,謎めいた城を探索することに……。

インディーズゲームの小部屋:Room#427「The Count Lucanor」 インディーズゲームの小部屋:Room#427「The Count Lucanor」

 本作は,ほのぼのとしたドット絵が特徴のアドベンチャーゲームで,プレイヤーはハンスを操作してルカノール伯爵の治めるテネブレ城を探索していく。城には一切の出口がなく,試練を乗り越えない限り,財宝を手に入れるどころか,逃げ出すこともできない。
 ところで,このハンスきゅん,あまりにも可愛らしい外見なので,ゲームを始める前はてっきり女の子だと思い込んでいたのだが,れっきとした男の子である。そうだよね,こんな可愛い子が女の子のはずがない!

インディーズゲームの小部屋:Room#427「The Count Lucanor」
ハンスきゅん,可愛いよ,ハンスきゅん
インディーズゲームの小部屋:Room#427「The Count Lucanor」 インディーズゲームの小部屋:Room#427「The Count Lucanor」

 城内にはたくさんの部屋があり,その奥にある宝箱には小鬼の名前の1文字が書かれた紙が隠されている。これを集めていくのが当面の目的だ。とはいえ,城内にはトゲが飛び出す壁や,炎が噴き出す床など,さまざまなトラップが仕掛けられており,一筋縄にはいかない。さらに,少しゲームを進めると,こちらを執拗に追いかけてくるモンスターが出現するようになり,捕まるとハンスきゅんは食い殺されてしまう。ええ,そんな危ない話,聞いてないよ……。

インディーズゲームの小部屋:Room#427「The Count Lucanor」 インディーズゲームの小部屋:Room#427「The Count Lucanor」

 城内はどこもかしこもほぼ真っ暗で,頼りになるのは手にしたロウソクの明かりのみ。ロウソクは探索の途中でたくさん入手でき,床に置いて周囲を照らしたり,道しるべに使ったりもできる。暗い廊下で出会いがしらにモンスターに見つかったりしないように,通った場所には適度な間隔をあけてロウソクを設置していくといいだろう。もしモンスターに出くわしたら,即座に距離をとって,テーブルの下やカーテンの裏などに隠れてやり過ごすべし。

インディーズゲームの小部屋:Room#427「The Count Lucanor」

 ゲームにはハンスきゅんのほかにも何人かのキャラクターが登場するが,味方と呼べそうなのは女トレジャーハンターのギリアぐらいで,そのほかの連中は全員どこか怪しげで,どうも正気ではないように見える。また,過去にこの城を探索した何者かが書いたメモが城内のあちこちに残されており,ルカノール伯爵とテネブレ城にも,何か秘密が隠されている様子だ。この不気味なおとぎ話のような世界観とストーリーが本作最大の魅力で,ゲームを進めるにつれて徐々に狂気の度合いを増していく城内の様子には,思わず身震いしてしまう。


 可愛らしい絵柄とぞっとするようなストーリーで,ぐいぐいプレイヤーを引きつける本作。果たして,ハンスきゅんは伯爵の跡継ぎとなり,財宝を手にすることができるのか? そのとき,ハンスきゅんはどうなってしまうのか? そして,家でハンスきゅんの帰りを待つ母親の安否は? 本作ではゲーム中での行動に応じて5つのエンディングが用意されているので,ぜひともハンスきゅんの冒険を最後まで見届けてほしい。そんな本作は,Steamにて980円で発売中だ。これはオススメです。

■「The Count Lucanor」公式サイト
http://www.thecountlucanor.com/

インディーズゲームの小部屋:Room#427「The Count Lucanor」
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