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インディーズゲームの小部屋:Room#284「Akaneiro: Demon Hunters」
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印刷2013/06/19 10:00

連載

インディーズゲームの小部屋:Room#284「Akaneiro: Demon Hunters」



 これさえあればモテると聞いて,遅ればせながら人気の無料通話アプリをインストールしてみた筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第284回は,Spicy Horse Gamesの「Akaneiro: Demon Hunters」を紹介する。本作は,江戸時代の日本を舞台に妖怪達と戦う,基本プレイ無料のオンラインRPGだ。それにしても,一向にモテる気配がないのはどうしたことだろう……。もしかして,インストールしただけじゃダメなの?

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 本作は「Alice: Madness Returns」や「American McGee’s Grimm」など,童話や児童文学を題材に,ブラックユーモアあふれる作品を数多く生み出してきたAmerican McGee氏の最新作。今回は,有名な童話「赤ずきん」と,日本の妖怪伝説を組み合わせた独特な世界を舞台に,プレイヤーはモンスターハンターの一団「Order of Akane」の一員となって,妖怪達との戦いに身を投じることになる。

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 上述のとおり,本作は基本プレイ無料のDiablo風のオンラインRPGで,「Prowess」「Fortitude」「Cunning」という3つのクラスと,男女の性別を組み合わせて自分のキャラクターを作成できる。あれっ,赤ずきんちゃんが主役じゃなかったんだ……。
 Prowessは中装備の攻撃タイプ,Fortitudeは重装備の防御タイプ,Cunningは軽装備のクリティカル攻撃タイプとなっており,見た目は侍や忍者のようだ。キャラクターは1体しか作れないが,クラスの違いはあとあとあまり意味がなくなってくるので,好みで選んでしまって問題ないだろう。

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 冒険の拠点となるのは黄泉の村(Yomi Village)と呼ばれる村で,ここにはスキルを教えてくれるトレーナーや各種の店などがある。また,村の中心にはOrder of Akaneの頭領らしき“Akane Bounty Master”という名の髭武者がおり,彼からさまざまなミッションを受領してインスタンスゾーンに出かけるという方式だ。

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 本作のプレイにはインターネット接続が必須だが,基本的にはシングルプレイ専用で,ほかのプレイヤーとのCo-opモードは用意されていない(今後実装予定とのこと)。しかし,ほかのプレイヤーキャラをパートナーとして同行させる非同期の協力プレイは可能で,時間制限つきながら犬神や招き猫などのペットを連れて行くこともできる。招き猫ってペットなの? と思うかもしれないが,誰が何と言おうとペットだ。間違いない。

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 グラフィックスは見てのとおり,「大神」を彷彿とさせる墨と筆で描いたような和風タッチで,なかなかいい味を出している。登場する敵は“赤ずきん×妖怪伝説”の本作らしく,オオカミや鬼などがメインで,“Ushi Oni”はともかく“Amano Imp”って何だろうとよくよく考えてみたら,どうやら天邪鬼のことらしい。そうきたか……。キャラクターの操作は左クリックで移動と攻撃,右クリックでスキルの使用というもので,Diablo系のアクションRPGを遊んだことがある人なら,すぐに理解できるだろう。


 敵を倒すと出現する赤い結晶“Karma Shards”は一種の通貨の役割を果たしており,これを使って,村でアイテムの購入やスキルの取得などが行える。実は,最初に選んだクラスのスキル以外も取得できるので,キャラ育成の自由度は高いが,逆に言えばクラスごとの個性はやや薄い。ただし,レベルアップ時にクラスに応じたステータスにボーナスが加算されるので,まったくの無意味というわけではない。

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 ちなみに,Karma Shardsと,もう一つのゲーム内通貨である“Karma Crystals”は有料アイテムとしても販売されている。Steamで販売されている9.99ドルのパッケージは,これらの有料アイテム30ドルぶんがセットになったものだ。公式サイトで直接アカウントを作成すれば,ゲームそのものは無料でプレイできるので,興味を持った人はぜひどうぞ。全体的にまだ粗削りな部分も見られるが,現在も意欲的にアップデートが続けられており,今後の発展にも期待が持てそうな一本だ。

■「Akaneiro: Demon Hunters」公式サイト
http://www.angry-red.com/

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  • 関連タイトル:

    Akaneiro: Demon Hunters

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