オススメ機能
Twitter
お気に入り
記事履歴
ランキング
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2007/12/21 12:20

連載

インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」



画像集#001のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」
 個人/サークル単位で制作されたオリジナルゲームを紹介する「インディーズゲームの小部屋」。第22回は,ゲーム制作サークル9thNightの「Blood-over-」を紹介する。本作は,悪魔ハンターの少女を操作して大鎌の死神を追う,横スクロールアクション。爽快感を重視した,華麗なアクションを堪能できる一本だ。

 悪魔を狩り,その魂を己のものとする力を持つ二挺拳銃の少女「宵」。組織に所属しないフリーハンターである宵は,いつから,どうして戦い続けているのかその理由を忘れてしまったまま,彼女に付き従うメイドの「あかり」と共に,夜な夜な悪魔を狩り続けていた。しかしある夜,大鎌を持った死神と遭遇し,逆に自分自身の魂を奪われてしまう。大鎌の死神を追い,奪われた魂を取り戻さねばならない。かろうじて意識を取り戻した宵は,再び夜の街へと繰り出していくのだった……。

画像集#002のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」 画像集#003のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」 画像集#004のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」
画像集#005のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」 画像集#006のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」 画像集#007のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」

 キャラクターの操作は,8方向のキー入力と,「ショット」「キック」「支援」「ターゲットロック」の四つの攻撃ボタンで行う。ショットは,手にした二挺拳銃による遠隔攻撃,キックはいうまでもなく足で蹴りつける近距離攻撃だ。この二つは,方向キーと組み合わせて使うことで異なる技が出せる。とくに,下方向+キックで出せるスライディングが便利。攻撃判定はないものの,スライディング中は敵や敵の攻撃をすり抜けられるので,お世話になる局面が多いだろう。このほかにも,簡単なコマンド入力によって,必殺技を繰り出すこともできる。

 また,支援ボタンを押すと,なぜか戦闘についてきているメイドのあかりが,どこからともなく取り出したガトリングガンをぶっ放して,敵をなぎ払ってくれる。実によくできたメイドさんだ。そんないいものを持っているなら,こっちによこしてほしい。ただ,あかりの支援攻撃はいつでも受けられるわけではなく,特定の条件が必要なのだが,これについては後述する。四つめのターゲットロックボタンは,名称からも分かるように,ボタンを押している間,常にロックした敵の方向を向いたまま移動できるというものだ。これらを駆使して,ステージを攻略していく。

画像集#008のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」 画像集#009のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」 画像集#010のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」
画像集#011のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」 画像集#013のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」 画像集#012のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」

 本作では,敵を倒したときに出現する魂を集めることで,画面左下に表示されている「Blood値」が上昇し,これを消費して強力な「Blood消費技」を使用できる。その一つが,先に紹介したメイドさんによる支援攻撃というわけだ。Blood消費技にはこのほかに,全体射撃を行う「ブラッドストーム」と,敵と近接時にのみ使用できるゼロ距離射撃「ブラッドオーバー」の2種類があり,これらは簡単なコマンド入力で出せる。

 Blood値は最大300まで溜めることができ,Blood消費技の使用には,それぞれ100のBloodが必要だ。また,Blood値が300のときに敵の攻撃をくらうと,自動的にメイドさんの支援攻撃が発動し,ダメージを無効化すると同時に反撃を行ってくれる。つくづく有能なメイドさんだが,このときはBlood値150を消費してしまうので,注意してほしい。
 ゲームの基本的な流れは,次々と出現する敵を倒しながら進んでいくとステージボスが現れ,これを倒すことでステージクリアになる,ごくオーソドックスなものだが,より華麗に戦うためのキーフィーチャーとなっているのが「オーバーキル」システムだ。

画像集#014のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」 画像集#015のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」 画像集#016のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」
画像集#017のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」 画像集#018のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」 画像集#019のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」

 オーバーキルとは,ごく簡単に言えば,ライフ以上のダメージを与えて敵を倒すことだ。本作では,コンボ攻撃が継続している間は,ライフがゼロになっても敵が消滅しない。そしてこのとき与えた総ダメージと,敵のライフ値との差分が,オーバーキルとしてカウントされ,これに応じて獲得できるBlood値にボーナスが加算されていく。オーバーキルが発生すると,その数値と「オーバーキルゲージ」が表示され,ゲージがなくなる前に次の敵を倒すと,どんどん数値が蓄積され,さらにオーバーキル状態を継続できる。

 つまり,強力なコンボを決め,次々と連続して敵を倒していくことで,より多くのBlood値を稼げるというわけだ。大量のBlood値を稼ぐことでBlood消費技が出しやすくなり,ますますコンボとオーバーキルを持続しやすくなる。この一連の流れを意識しながら,いかに華麗に戦うかが本作のキモであり,ピタリとはまったときの爽快感はかなりのものだ。9thNightの公式サイトからは,ステージ2までプレイできる体験版がダウンロードできるので,興味を持った人はまずはこちらをお試しあれ。また,製品版は1470円(税込)で発売中。二挺拳銃の少女に目がない人や,メイドさんの活躍をもっと見たいという人は購入を検討してみよう。

■9thNight公式サイト
http://arthearts.net/9th-night/

画像集#020のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」 画像集#021のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」 画像集#022のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」
画像集#023のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」 画像集#024のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」 画像集#025のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#22「Blood-over-」

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:04月18日〜04月19日