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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第237回「私はなぜゲイムが好きなのだろうか」
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印刷2013/07/11 00:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第237回「私はなぜゲイムが好きなのだろうか」

画像集#001のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第237回「私はなぜゲイムが好きなのだろうか」

著者近影
画像集#002のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第237回「私はなぜゲイムが好きなのだろうか」
 私はなぜゲイムが好きなのだろうか
 最近よく考えるの。
 世の中には楽しいことがいっぱいあるじゃない。
 その中でなぜゲイムが好きなのか。

 もちろん,ゲイムのほかにも好きなものはたくさんあるわよ?
 本や漫画を読むのも好きだし,映画を見るのも好き。アニメはさほど見ないけど,かといって嫌いなわけではなく。スポーツ観戦も好きだけど……まあ,大体はテレビで見るのが好きね。音楽にはさほど興味はない。したがって,コンサートとかライブとかには行かない。
 ……は! これって……ただの……インドア派? 自分がインドア派であるということは薄々気付いていたけれども,何が好きで何がそこまで好きじゃないのかを羅列すると,ハッキリと自分のインドア度が浮き彫りになるのね。
 まあ,職業病ってのもあるのよ。私は職業としてプロレスをヤっているんだけど,ほかのライブやショーを見てると悔しくなってしまうのね。例えば,アイドルのコンサートとかでお客さんが熱狂しているのを目の当たりにすると,悔しくなるの。
 イヤ,確かに私は可愛いわよ。でも,いくら私が可愛いからといっても,あくまでプロレスラー。アイドルと同じ土俵で戦ってるわけじゃないのは,重々承知してるわ。それはそうなんだけど,でもやっぱり「自分ならどうする」とか「そんなやり方があったかコンチクショウ」とか「今のはそうじゃないでしょ!」とか,いろいろと考えてしまって純粋に楽しめないのよ。
 だから,そういった比較的アクティブな趣味よりは,自分一人の空間で完結する趣味を好む傾向にあると思うのね。で,その私の趣味の中の最上級がゲイムってわけね。

 私はゲイムの何が好きなんだろう。何が楽しくて「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2013」のオンライン対戦で,「一日一勝」をノルマにして勝つまで寝ないでプレイしてるんだろう。誰に褒められるでもないのに,なんで毎日「今日のわんこ」が始まるくらいまでゲイムをプレイし続けているんだろう。
 おかげで小休止の際に見る深夜番組にも,やたらと詳しくなったわ。紹介された当初こそ欲しいと思った「ワンピースカーナビ」だけど,やっぱりよくよく考えたらそんなに必要ではないよなと,思考が一周できるくらいには通販番組も見ているし,とくに思い入れもないのにたまたま最終回を目撃して,胸にぽっかりとそこそこサイズの穴が開いてしまう程度には早朝アニメ「親子クラブ」を見る機会が多かった。
 余談だけど,親子クラブの最終回はロンパパがブラックホールと戦い,最終的には宇宙に地球のアンテナショップができるという,やたら説明が難しい超展開を見せていたわ。いい意味で,最後まで毒にも薬にもならないストーリーを見事に貫いたわね。
 ちなみに,Twitterにはロンパパの非公式botアカウントがあって,460人からフォローされているんだけど,それはもう何一つ毒のないツイートを繰り返しているわよ。あまりに嫌みも刺激もないロンパパ(非公式)のツイートの数々に,思わずフォローしちゃったわ。

画像集#003のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第237回「私はなぜゲイムが好きなのだろうか」
画像集#004のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第237回「私はなぜゲイムが好きなのだろうか」
 ……久しぶりに豪快に話がそれたわね。ともかく,私にとってゲイムというジャンルの面白味はどこにあるのかっていう話だった……はず。
 そんな感じで(?)「新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女」。面白いのよこれがまた。ジャンルとしては,3DダンジョンRPGね。でも,ただの3DダンジョンRPGではないわ。
 「世界樹の迷宮」シリーズの売りって,プレイヤーがタッチパネル機能を利用して,実際に地図を書き込んでいける部分にあると思うの。プレイしてない人からすると「それの何が面白いの?」っていう疑問が生まれるでしょうね。
 では説明しましょう。自分がマッピングすることによって生まれる面白さ,それはダンジョン感。ダンジョンの存在感が半端なく上がるの。受験生だった頃,先生に言われた記憶ない? 「実際に読んで書けば覚える」って。要するにそういうことなのよ。実際にタッチペンでダンジョンを書き込むことによって覚えるし,ダンジョンに感情移入できるようになるの。他人から用意されたダンジョンではなく,書き込むことで自分も参加した気になれる。極端な言い方をすると,ダンジョンが可愛く思えてくるのね。地図を書き込んでいくのって,そういう効果があるわけ。そこが面白い。

画像集#005のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第237回「私はなぜゲイムが好きなのだろうか」 画像集#006のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第237回「私はなぜゲイムが好きなのだろうか」

 もっと言うと,単純にRPGとしても面白い。っていうか,面白くなってる。私はこのシリーズを一通りプレイしているんだけど,今までの作品って,自由度が高かったのよ。で,キャラクターを自分で作れるがゆえに,個人的には感情移入が難しかった部分もあったの。でも今回は,ストーリーモードができて,そのモードではキャラクターが用意されてるのね。そういう意味で,キャラクターへの感情移入度は上がっている
 ホラ,私って弱い人間だから,ある程度の道しるべすら存在しないような道には,行きたくもないわけ。インドア派だし。富士山に登るのも自分の足ではなく,なるべく車で楽して登りたいもん。景色が目的。登ることが目的ではなく。なので,自分でストーリーを紡ぐよりも,ある程度ストーリーを押し付けられるくらいのほうが気楽なのよ。かといって,ちょこっとプレイして,あとはムービーを見てるだけ……っていうゲイムは,それはそれで物足りない。
 そういう意味ではこのゲイムって,自由と強制のバランスが,わがままな私にとってちょうどいいの。シリーズファンもそうでない人も,手を出してしまっていいんじゃないでしょうか。自由すぎないし,窮屈すぎでもない。何より,単純にプレイしていてストレスが無くて楽しい。そういうゲイムです。

画像集#007のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第237回「私はなぜゲイムが好きなのだろうか」 画像集#008のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第237回「私はなぜゲイムが好きなのだろうか」
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 たぶんね,そういうことなんですよ,私がゲイムを好きな理由も。ゲイムなんて,作り手が作ったストーリーを自分のタイミングで操作して読み進めているに過ぎないのよ。でも,小説や漫画,映画のように一方的ではない。「自分のタイミングで」っていうのがポイント。ここにゲイムならではの楽しさがあると,私は思っているわ。
 私達プレイヤーは,主人公になれる。主人公になって,選ぶことができる。操作することができる。それが楽しい。漫画も小説もアニメもスポーツ観戦もアイドルもライブも,ユーザーは見ているだけ。そこから何を受け取るか。何を与えてもらうのか。そういう「何か受け取る」趣味なのね。
 一方,ダンスやスポーツなどは「自分が動くことを楽しむ」趣味。でも,ゲイムはその両方の要素を持っている。「何かを受け取る」にプラスして「自分が操作した結果を楽しむ」要素が入っているの。つまり,「受け取る」過程に自分が参加できるのね。ゲイムのそういうところが私は好きなんだと思う。
 ゲイムならではの楽しみがつまった新・世界樹の迷宮をプレイしていて,やっぱり私はゲイムが好きなんだなって思ったという今週でした。

 あと,ロンパパは決して可愛くはないけど憎めもしない。親子クラブはそういうお話です。18年続いて今年3月に終了したそうです。また来週。

今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 3:「バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション
PlayStation Vita:「Winning Post 7 2013
PSP:「サモンナイト5
Wii U:「ZombiU(ゾンビ U)
Wii:「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン
ニンテンドー3DS:「新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女
Xbox 360:「Minecraft:Xbox 360 Edition

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,7月14日(日)に栃木県総合文化センター サブホールで「Road to Ryogoku 2days in UTSUNOMIYA〜ドラマティック・ドリーム・とちおとめ〜」を,7月15日(月・祝)に新潟市鳥屋野総合体育館で「Road to Ryogoku 2days in NIIGATA 〜ドラマティック・ドリーム・たれカツ丼〜」を開催します。ディーノ選手によると,「これ,栃木のあと新潟に移動すると思うでしょ? どちらも日帰りです。きっと誰かが私達に嫌がらせをしているんだと思うわ」とのこと。
  • 関連タイトル:

    新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女

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