SteelSeries，コアゲーマー向けマウス「Sensei［Raw］」を7月27日に7980円で国内発売

　久しぶりの「SteelSeries製コアゲーマー向けマウス」が，いよいよ日本市場に登場する。

　2012年6月15日，SteelSeriesは，「SteelSeries Sensei」（以下，Sensei）の廉価版にして，コアゲーマー向けと位置づけられるワイヤードマウス，「SteelSeries Sensei［Raw］」（以下，Sensei［Raw］）を，7月27日に発売すると発表した。
　ラインナップは，表面が光沢加工された「Glossy Black」と，マット加工された「Rubberized Black」の2種類。価格は7980円（税込）だ。

SteelSeries Sensei［Raw］Glossy Black

SteelSeries Sensei［Raw］Rubberized Black

　海外発表のあった3月の時点でお伝えしているとおり，「生の」「加工されていない」という意味を持つ「Raw」モデルとなるSensei［Raw］は，Senseiの形状やボタンといった基本仕様はそのままに，価格を抑えてきたものとされる製品だ。
　Senseiで大きな特徴の1つとなっていた底面の液晶パネルを廃止することにより，公称本体重量をSenseiの102gから90gへと軽量化してきたのも大きなポイントといえる。


　ただし，これも海外発表時にお伝えしたとおりだが，搭載するレーザーセンサーは，Senseiの1〜5700CPIの「トラッキング速度150IPS，最大加速度未公開，トラッキング解像度1〜5700CPI」から，Sensei［Raw］で「トラッキング速度150IPS，最大加速度30G，トラッキング解像度90〜5700CPI」に変わっている。センサーの挙動が100％同じということはないと思われるだけに，厳密な意味で「余計なものをそぎ落とした，“生の”Sensei」と言い切れるかというと疑問も残るところだ。このあたりは実際にテストしてみるほかないだろう。
　なお，そのほか主なスペックは本稿の最後にまとめたとおりとなる。


　海外市場における直販価格が59.99ドル（約4760円）なので，それと比べるとさすがに高い印象は否めない。送料やメーカー＆代理店レベルの保管コストなどを考慮に入れたとしても，価格はもう少しがんばってほしかったというのが，正直な感想である。
　ただ，サイズと重量のバランスなど，総合的なスペックがなかなか魅力的なのもまた確かだ。俄然気になってきたという人は，あと1か月半の辛抱を。


●SteelSeries Sensei［Raw］の主なスペック

• 基本仕様：レーザーセンサー搭載ワイヤードタイプ
• ボタン数：8（左右メイン，センタークリックボタン機能付きスクロールホイール，左サイド×2，右サイド×2，スクロールホイール手前×1）
• トラッキング速度：150IPS
• 最大加速度：30G
• 画像処理能力：10.8Mpixel
• フレームレート：12000fps
• トラッキング解像度：90〜5700CPI
• ポーリングレート：1000Hz
• リフトオフディスタンス：2mm
• データ転送フォーマット：未公開
• 本体サイズ：68.3（W）×125.5（D）×38.7（H）mm
• 重量：90g（※ケーブル含まず）
• マウスソール：「Gaming grade UPE teflon」
• ケーブル長：未公開
• 対応OS：Windows 7・Vista・XP＆2000，MacOS X

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