「モンスターハンター フロンティアG」に新モンスター「ポボルバルム」実装。“音”を操る巨大モンスターの狩猟を先行体験してきた

　カプコンは本日（2014年11月19日），オンラインハンティングアクション「モンスターハンター フロンティアG」（PC/PS3/Xbox 360/Wii U/PS Vita。以下，MHF-G）の大型アップデート「G6」を実施した。
　さまざまな新要素が実装される今回のアップデートだが，4Gamerでは事前に新モンスター「創音竜 ポボルバルム」の狩猟に挑む機会を得たので，その模様をお伝えしよう。

「モンスターハンター フロンティアG」公式ビギナーサイト

自己強化と回復，そして部位再生

厄介な能力を持つ「ポボルバルム」

　ポボルバルムは，“創音竜”という異名を持つように“音”をテーマにしたモンスターだ。そのコミカルな容姿は一見すると魚竜種のようだが，実際は飛竜種である。またサイズはアカムトルムやオディバトラス並とのことで，通常の大型モンスターよりもさらに大きい。


　高地に棲息しているポボルバルムは，雑食で口に入る物なら何でも食べるという性質を持つ。性格は温厚で，大昔は空を飛んでいたものの，ほかの飛竜に追いやられ，捕食されるうちに絶滅寸前まで追い込まれたという。その中で，怪我などで飛べなくなった個体が地上に集まって生活するようになり，現在の生態になっていった。
　しかし地上で生活するようになってからも，ポボルバルムの苦難は続く。同様に高地に棲息する大型モンスターのヒュジキキやグレンゼブルとの縄張り争いが発生する。


　そんなポボルバルムの大きな特徴は，楽器を模した頭，翼，尾である。これらの部位から特殊な音を出すことによって，攻撃力と防御力の強化，体力回復などが行えるのだ。どの部位を使って演奏するかは，直前にそれぞれの部位に予兆エフェクトが表示されるが，慣れないうちは意識していないと見落としやすいだろう。
　ちなみにハンターがポボルバルムの近くにいると，演奏の恩恵を受けて，能力の強化や体力の回復が可能だ。

ポボルバルムの翼（腕）の部分に，演奏の予兆エフェクトが表示されているのが分かる

　ポボルバルムが演奏に使う3つの部位は，ハンターの攻撃によって破壊できる。ただし，ポボルバルムは破壊された部位を再生するという厄介な性質を持っている。そのため，ポボルバルムの自己強化などの能力を封じるためには，何度も同じ部位を破壊しなくてはならないこともありえる。

ポボルバルムの自己強化＆回復は厄介だが，逆にハンターがその効果を利用することも

　ポボルバルムには剛種およびG級★7のクエストが用意されている。
　今回は剛種のポボルバルムと戦ってみたが，ポボルバルムの攻撃はそのサイズから想像できるように一撃が非常に重い印象。また，動きが遅いという設定どおり，あまり移動することはないものの，おとなしくしているわけではない。ひたすらその場で暴れているため，ハンターは同じ場所に留まって連続攻撃を加えることはなかなか難しいようだ。
　また，温厚なモンスターという設定もあるが，そんな生易しい印象はなく，大ダメージを受けては回復薬を飲むというサイクルを繰り返してしまった。


　さらにポボルバルムの咆哮を浴びたハンターは「混乱やられ」状態となり，頭上に専用エフェクトが表示され，行動不能に陥ってしまう。この状態のモーションは「笑い」「踊り」，そして新たに実装された「バレリーナ」のいずれかとなる。
　混乱やられは，時間の経過によって解除されるが，気絶状態と同様に“レバガチャ操作”や，ほかのハンターに音爆弾を投げてもらう，あるいはモンスターの攻撃を受けることで解除を早められる。

混乱やられ状態の新モーション「バレリーナ」

こちらはモーション「踊り」。ハンターの両脇に見えるのは，ポボルバルムの遠距離攻撃だ

　その外見やアクションに新たな試みが盛り込まれているポボルバルム。もちろん，見事に討伐できれば，新たな武具を生産できる。とくに「ポボルム」シリーズ（剛種）および「創音奏G/音紡奏G」シリーズ（G級）の防具は，デザインの前評判が上々とのこと。フレンドや猟団メンバーと力を合わせて，ぜひ入手してほしい。

●ポボルバルムの素材で生産可能な剛種武器

大剣 バレナルッシェ

双剣 バレナフェール

狩猟笛 バレナストル

弓 バレナロヴェ

●ポボルバルムの素材で生産可能な武具

剛種防具「ポボルム」シリーズ

G級防具「創音奏G」シリーズ（剣士）
G級防具「音紡奏G」シリーズ（ガンナー）

「モンスターハンター フロンティアG」公式ビギナーサイト