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待望の新フィールド“峡谷”実装で独自展開へのさらなる一歩を。「MHF」シーズン4.0実装直前インタビュー
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印刷2008/12/11 17:11

インタビュー

待望の新フィールド“峡谷”実装で独自展開へのさらなる一歩を。「MHF」シーズン4.0実装直前インタビュー

「剛種チケット」は単なる制約ではなく
クエストの可能性の広がりの意味を持たせた


画像集#021のサムネイル/待望の新フィールド“峡谷”実装で独自展開へのさらなる一歩を。「MHF」シーズン4.0実装直前インタビュー
4Gamer:
 さてシーズン4.0以降,剛種クエストを受けるためには「剛種チケット」が必要となります。これが意図するところを教えてください。

杉浦氏:
 剛種チケットを導入する理由は,剛種クエストと従来のHR100以上を対象とするクエストとの差別化を図るためです。例えばHR200以上でなければ受けられない仕様にする方法もあったのですが,以前のインタビューでお話ししたように,そういった縦方向での制限は増やしたくなかったんです。
 またHR100になったばかりの人が変種クエストを飛び越して,いきなり剛種クエストをやってしまったらどうなるんだろうという懸念もありました。剛種クエストは最高難度のものとして用意していますから,HR100になったばかりの方が初めて挑んで成功するようなものではありません。そうなると,一緒にプレイした方たちとの間に軋轢が生じてしまうかもしれません。

4Gamer:
 「剛種と戦ってみたい,何とかして勝ってみたい」という人と,「勝つのは当然で,特定の素材を効率よく手に入れたい」という人では,確かに意識に差が出ますね。

杉浦氏:
 そこで考えたのが剛種チケットです。剛種チケットは,特定のフロンティアクエストをクリアすることで入手できます。確率的には,クエストごとに差はありますがだいたい1回のクリアで1枚くらいは出ますね。

4Gamer:
 剛種チケット入手を目的とした新クエストがあるのですか?

杉浦氏:
 「剛種への道」というクエストのシリーズを用意しました。ほかのクエストでも入手は可能です。つまりチケット入手をメインとするものと,汎用素材メインでオマケとしてチケットも出るものと2パターン揃える方向で考えています。
 これらのクエストが誰でも簡単にクリアできてしまうものだと,制限を設けた意味がないですから,ちょっと捻った内容になっています。これを難しいと感じるならもう少し準備をした方がいいでしょうし,簡単にクリアできるならぜひ剛種に挑んでくださいという意味合いもあります。

4Gamer:
 剛種クエストの報酬として,剛種チケットが出ることはありますか?

杉浦氏:
 それはないです。というのは報酬枠の数が決まっていますので,剛種チケットを報酬に含めると,それだけ剛種素材が出にくくなってしまいます。それは我々からしても,ハンターの皆さんからしても本末転倒であろうと。ただ,これはあくまでも実装前の現段階での話ですから,今後そういうアイデアが採用される可能性はあります。

4Gamer:
 なるほど。しかし剛種チケットの実装は,これまで自由にHR100古龍を狩っていたプレイヤーからすると,手間が増えたという印象を受けてしまうと思います。

画像集#040のサムネイル/待望の新フィールド“峡谷”実装で独自展開へのさらなる一歩を。「MHF」シーズン4.0実装直前インタビュー
杉浦氏:
 剛種チケットシステムには,もう一つ導入した理由があるんです。今は1クエストに付き一人1枚ずつ請求する形式を発表していますが,これを一人2〜3枚請求するクエストも作れます。
 これでまったく同じ内容だったら誰もやらないと思いますが,特定の素材が報酬で確実に手に入るとしたらどうでしょう? 一方は剛種チケット1枚で今までと同じ確率,他方はチケット3枚だけど確定。ハンターそれぞれの価値観でどちらか選べるようになるわけです。

4Gamer:
 なるほど。特殊古龍武器をいくつか作った経験からすると,個人的にはチケット消費が少しくらい多くても,確定のほうを選びたいかも。

杉浦氏:
 私の持論ですが,オンラインゲームを考えるうえで,プレイヤーに提示される選択肢は多い方がいい。HR100以上の試練もそういう考え方に基づいているので,モンスターを倒してもいいし,ゼニーや黒貨を払ってもいいという方式にしています。
 さっきの例でいえば,私もチケット3枚を払って確定報酬のクエストを選ぶでしょう。しかし自分の運を信じて,チケット1枚を消費しただけでも当りを引き当てるという方もいます。そういう楽しみ方もあるわけですから,余計な手間が増えたと考えるだけでなく,前向きな方向で剛種チケットを捉えていただけるといいと思いますね。

4Gamer:
 クエストでいえば,最近は武器や防具を貸与する演習形式に近いクエストが増えましたね。

杉浦氏:
 これは武器種間のバランス調整とも関係する話ですね。まず効率などを考えた場合に,ハンターの皆さんが一部の強力な武器ばかりを使いがちになってしまう点は,我々運営チームも把握しています。当然,開発チームともその点について相談をしていますが,調整に時間がかかるというのも,またやむを得ない事実です。
 そこで応急処置というわけではないのですが,不遇といわれてしまいがちな武器を使う指定クエストを意識的に配信しています。やはりバランス調整は安易にできるものではないですから,今の形でしばらくお待ちいただければと思います。

4Gamer:
 部位破壊保証書や捕獲保証書を納品して汎用素材を手に入れるクエストも,4人で協力するタイプが中心になりました。一人用のものは,このまま廃止になるのですか?

杉浦氏:
 オンラインゲームですので,基本的には4人でやるタイプを中心にしたいと思います。実際,一人用しかなかった頃は,「一人だとつらい」という声が大きかったんですよ。しかしそれは,一人ではターゲットを達成できないという意味ではないんですね。一人だけで延々と同じクエストを繰り返すのがつらい,みんなと一緒にワイワイやりたいというものだったんです。
 ただ,今度はソロプレイやちょっとした時間に手軽にやりたいという方から,不満の声が挙がるようになりました。これはどちらが正しいというものではないですから,一人用のものも配信していくことも検討しています。

4Gamer:
 謎のクエストはどうでしょう? 新クエストや新武具は追加されるのでしょうか?

杉浦氏:
 はい,12月から新クエストが投入されます。新武具に関しては新しいデザインもないわけではないのですが,ほとんどが従来品の色違いですからあまり大きく期待されると肩透かしとなってしまうかもしれません。時期や内容の詳細は,謎ということでお願いします。

4Gamer:
 ほかに何かありますか?

杉浦氏:
 それから,フロンティアクエストのうち,メルクリメモとネオジムメモの確定クエストだった「ヴォルガノスと秘伝のメモ」と「火竜たちと秘伝のメモ」のクエストを刷新する予定です。もう1年以上変わっていませんから,狩猟方法などもマンネリ化しているので,見直そうと思っています。

4Gamer:
 クエストで手に入る汎用素材の見直しも行われるとのことですが,具体的に教えてください。

杉浦氏:
 重要な部分としては,部位破壊による一部の汎用素材が出やすくなります。たとえば,尻尾からの剥ぎ取りでは鱗や殻が出るケースも多かったのですが,なるべく「尾」素材が出るようにしています。素材の中で,「尾」「靭尾」「剛尾」のどれが出るかはまた別の話ですが,けっこう変わるんじゃないかと思います。

4Gamer:
 尻尾を剥いで鱗や殻が出たときのガッカリ感は尋常じゃないですからね。期待しています。

マイトレで鍛えたプーギーがクエストに登場する
「プーギー牧場」


画像集#017のサムネイル/待望の新フィールド“峡谷”実装で独自展開へのさらなる一歩を。「MHF」シーズン4.0実装直前インタビュー
4Gamer:
 それでは「プーギー牧場」について教えてください。

杉浦氏:
 マイトレの3段目に入るものです。マイトレの最初の段階で実装したプーギーを用いて展開するコンテンツですね。これまでに飼っていたプーギーを,そのまま利用できます。

4Gamer:
 牧場専用のプーギーが登場するわけではないのですね。

杉浦氏:
 はい。プーギー牧場では,プーギーのトレーニングができます。さまざまなトレーニングがあって,何をさせたかでプーギーのパラメータが変化します。そうやって鍛えたプーギーはクエストに出すことができて,冒険屋と同じようにマイトレから出発させるんです。
 そのあとクエストに出たハンターと合流するというわけなのですが,何をするかというと……それは実際にプレイしてのお楽しみということで。

画像集#027のサムネイル/待望の新フィールド“峡谷”実装で独自展開へのさらなる一歩を。「MHF」シーズン4.0実装直前インタビュー 画像集#028のサムネイル/待望の新フィールド“峡谷”実装で独自展開へのさらなる一歩を。「MHF」シーズン4.0実装直前インタビュー

4Gamer:
 似たようなシステムを見たことがある……というより実際にプレイしたことがありますけど(笑)。

杉浦氏:
 核心の部分はまだ秘密ですが,まず,このプーギーはクエスト中のほかのハンターからも見えます。つまり,自分のプーギーを他人に見せることができます。そしてハンターが4人参加しているクエストなら,プーギーも最大4体になりますので,全部揃うとけっこうにぎやかになります。

画像集#026のサムネイル/待望の新フィールド“峡谷”実装で独自展開へのさらなる一歩を。「MHF」シーズン4.0実装直前インタビュー
4Gamer:
 プーギーがキリン装備モチーフの服を着ているのも気になります。

杉浦氏:
 それも大きなポイントで,まずはキリン装備モチーフの服を含めて全3着が実装されます。今後も増えていきますので,従来のプーギーの色替えと合わせて個性をアピールできます。

4Gamer:
 プーギーの服はマイトレポイントで購入するお洒落要素ですか?

杉浦氏:
 現段階ではそうですね。種類が増えると面白くなると思います。そのほか,マイトレ2段目の「アイルー広場」もレベル3が解禁されます。レベル2から3にするのに必要なマイトレポイントは,50に決定しました。冒険屋ネコなら当然行ける場所が増えますし,調合屋や雑貨屋などはラインナップが増えます。また,レベル3になるとグラフィックス的にもしっかりした建物になっていきます。全部拡張すると,なかなか壮観ですよ。
 あとはPCスペックが低めの方のために,マイトレでのネコの往来をオン/オフできる機能を用意しました。オフにするとネコが来なくなります。

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4Gamer:
 それから,管理人の新しい服はどうでしょう?

杉浦氏:
 今回ではなく,夏以降のアップデートで入れる方向で進めています。あと管理人三姉妹に関しては,今まではプレゼントをしても何もなかったりしたんですが,頻繁にお返しをくれるようになるなど,全般的に反応がよくなります。

画像集#014のサムネイル/待望の新フィールド“峡谷”実装で独自展開へのさらなる一歩を。「MHF」シーズン4.0実装直前インタビュー

4Gamer:
 次に,運営レポートで発表されていた追加倉庫についてお聞きします。これは具体的にどんなシステムになるんでしょうか。

杉浦氏:
 すでに発表していますが,アイテムと武具それぞれに10ページずつ追加されます。ただ,このボックスに入れたものは生産レシピに反映されません。また24時間に2回しかアクセスできないという制約があります。これは,まずサーバーの負荷がどの程度になるか見てみたいという理由があります。ただ,サーバー負荷がそれほど大きくないようであれば,今後4回,6回と増やしていくことも考えています。
 また,仕様も今までのページをめくるようなものではなく,ページ単位で管理する形になります。ページごとに見出しを付けられるようになっていて,たとえば「片手剣」「消耗品」といった感じで管理できるわけです。

4Gamer:
 基本的には,普段使わないものをしまっておいて,必要な時に取り出してくるイメージですかね。

杉浦氏:
 はい。エクストラコースやネットカフェでしか買えないアイテムをまとめ買いして入れておいたり,使っていないけど売るのももったいないというような武具をしまっておいたりといったときに利用していただきたいです。アイテムボックスを拡張して欲しいというご意見に100パーセントお応えできたとは思っていませんが,ひとまずこちらを使っていただくということでお許しください。

4Gamer:
 従来のアイテムボックスから中身を直送することはできるのですか?

杉浦氏:
 武具工房の右側に「武具工房お手伝い」というNPCがいるのですが,ここでアイテムボックスや追加アイテムボックスと出し入れする形になります。

4Gamer:
 いちいちボックスから取り出して移動させなくてもいいわけですね。

杉浦氏:
 あとはネットカフェの「Nポイント」や狩人祭の「祭ポイント」で交換できる景品の内容に汎用素材が加わりました。祭ポイントは交換レートもグッと下がります。
 それから,コントローラーの新しい操作設定に「Dタイプ」が加わります。これはモンスターハンターの携帯機シリーズとほぼ同じ操作ができるようにしたものです。

4Gamer:
 そういえば,継続コース限定の特典プレゼント「超激運の御守り」についてですが,何個プレゼントするかは決まったのですか?

杉浦氏:
 1か月で16個です。単純に確率だけ見ると発動するのは5割なので8回という計算になりますが,かなりの確率で発動するという印象なんですよ。
 超激運の御守りは,基本/サブターゲット/部位破壊/捕獲すべての枠が対象となり,各報酬枠に対して50%の確率で入手素材の数が2倍になることがあります。報酬枠一つごとに抽選が行われるので,体感の発動率は8割超といったところかもしれません。
 ただ注意していただきたいのは,発動したらすべての枠が2倍になるわけではないことですね。したがって,レア素材の枠で首尾よく発動するかどうかは,その時の判定次第です。こればかりは運ですね。詳しくは12月17日に公式サイトで発表しますので,そちらのページでご覧ください。

昨年以上に盛りだくさんのイベントが用意される年末年始
そして春にはMHF最大の変化が!


4Gamer:
 狩人祭はシーズン4.0実装からしばらくは休止になるんですよね?

杉浦氏:
 これも運営レポートで発表させていただいたとおりなのですが,12月と1月はイベントがいっぱいあるんですよ。これに狩人祭を重ねてしまうのは,我々としてもハンターの皆さんとしても大変だろうということですね。年末年始に用意した多くのイベントをやってもらおうというわけです。
 たとえば,今年のクリスマスイベントでは武器が手に入るのですが,正直なところやり過ぎじゃないかと思うくらい気合いが入ったものになっています。もちろんお正月にもイベントをやりますし,数か月にわたってコツコツやっていただくような,長めのイベントも用意しました。
 また,ハンターの皆さんに独自イベントを企画してもらうための機能も追加します。一つは以前お話したショートメールのアイテム添付機能強化です。

4Gamer:
 例の「M」マークの付いたアイテムだけはレア度を無視して添付できるというものですね。

杉浦氏:
 そうです。もう一つは「VS. クエスト」のカウンターが「ハンターイベント受付」という名称に変更され,その中に「猟団イベント支援」という要素を追加しました。猟団レベル3以上の猟団長がこのNPCに話しかけると,1か月に1回Mマーク付きの「イベント補助券」を4枚入手できます。つまり,これを賞品にして猟団イベントを行えます。

4Gamer:
 そのイベント補助券では何ができるんですか?

杉浦氏:
 家具としてトロフィーを生産できます。韋駄天杯で入手できるものの色違いなのですが,猟団イベント支援でしか入手できないので,記念に飾っていただけるといいですね。今後は武具など生産できるものも増やしていきます。
 ほかにもVS.クエストといえば,男性用「ハイメタUヘルム」と同じデザインで,男女共用の金銀銅のヘルム各色が登場します。

4Gamer:
 女性キャラクターでも男性用の「ハイメタUヘルム」と同じデザインのものが着用できるんですね。

杉浦氏:
 そうです。これは「VS. チケット」を入手して生産します。VS. チケットは,VS. クエストに勝って相手から奪い取らなければなりません。

4Gamer:
 勝者に報酬として与えられるのではなく,ですか?

画像集#041のサムネイル/待望の新フィールド“峡谷”実装で独自展開へのさらなる一歩を。「MHF」シーズン4.0実装直前インタビュー
杉浦氏:
 細かく説明しますと,まず共通イベントコードの必要なクエストを提供します。そのクエストでは,3種類のコインのうち,どれか1種類だけが30枚手に入ります。このコインにはMマークが付いていますので,ショートメールを使って交換が可能です。
 コインを3種類揃えてもらったら,また別のクエストでその3種類のコインを1枚ずつ納品すると,VS. チケット1枚に交換できます。貯まったチケットは,さらに「シトゥルゥコイン」と交換することで,ハイメタヘルム金銀銅を生産できます。ただ,VS.チケット10枚では生産できないので,VS. クエストでVS.チケットを賭けて相手のチケットを奪う必要があります。

4Gamer:
 少し複雑な仕組みですね。コインは誰でも手に入るけど,VS.チケットにするには他プレイヤーとのコミュニケーションが必要で,VS.クエストで他プレイヤーと競わないとハイメタヘルム金銀銅は生産できないんですね。

杉浦氏:
 ええ。今回はコインを交換するコミュニケーションの部分,そのあとチケットを賭けて競っていただく部分という二つの要素にチャレンジしてみました。なので,どういう結果が出るのか楽しみです。性能は,元のハイメタUヘルムとは違ったものになっています。

4Gamer:
 なるほど。ショートメールのアイテム添付やVS.クエストは,人によってはまったく使われていないようなので,活性化に期待しています。
 次に,先日公開されたムービーでちょっとだけ紹介されていたシーズン5.0ですが,どのようなものになるのでしょうか。

画像集#042のサムネイル/待望の新フィールド“峡谷”実装で独自展開へのさらなる一歩を。「MHF」シーズン4.0実装直前インタビュー
杉浦氏:
 はい。シーズン4.0よりも規模が大きいアップデートになります。今までのスケジュールですと,本来春のタイミングではシーズン4.5が来るはずなのですが,開発が順調に進んでいるので,今回はx.5を飛ばして「シーズン5.0」となります。新モンスターと,MHF最大の新コンテンツが導入されます。グラフィックスを先行公開した新拠点は,その新コンテンツに関わるものですね。あとはメゼポルタ広場も大改装し,ドンドルマの街はなくなりますから,見た目以外に機能的にもまったく変わります。

4Gamer:
 なんと。ドンドルマの街はなくなっちゃうんですか。ちなみに新モンスターは,亜種とかそういうものではないですよね。

杉浦氏:
 はい。新しいモンスターです。これは乞うご期待というところです。

4Gamer:
 まだまだ隠し玉は残っているって感じですね。

杉浦氏:
 以前もお話しさせていただいたとおり,マイナスをゼロに戻す作業と,それとは別にプラスを作っていく作業を並行しています。その中でスタッフも実力を付けて来て,いろいろいいアイデアを出してきますから,少しずつではありますが,マイナスの部分が減りプラスの部分が伸びてきている感じがします。

4Gamer:
 そういった新しいアイデアが,当初の予定に入ってなかったコンテンツになったりするわけですか。

杉浦氏:
 そうですね。またシーズン5.0実装の時点でサービス開始から2年近くになりますから,新拠点にしろメゼポルタ広場改装にしろ,きちんとした形でお届けできなければ改悪ということになってしまいます。その前のシーズン4.0では,その土台となるものをきちんと提供して,確かにシーズン3.0よりもいいものになったと評価されるよう頑張っています。

4Gamer:
 あと,シーズン4.0実装の前日には,「誰でもMHF」をやるんですよね。

杉浦氏:
 はい。12月16日の16:00頃の開始を予定していて,12月17日のメンテナンス開始までハンターライフコースを無料開放します。当然,ダレットとハンゲーム両方で行います。

4Gamer:
 それでは最後に,4Gamer読者に向けてメッセージをお願いします。

杉浦氏:
 シーズン4.0のプロモーションムービーの最後に,シーズン5.0の予告を少し入れました。これはシーズン4.5を飛ばして,春にシーズン5.0を入れるという我々の気合の入り方を見ていただきたかったためです。
 シーズン4.0ではようやく新フィールドが入り,シーズン5.0では新拠点と今までにない新コンテンツを投入と勢い付いてますので,2周年までこの調子でがんばりたいです。またハンゲームとの提携も,おかげさまで非常にスムースに進みました。
 ただ我々からすると順調ですが,ハンターの皆さんからすると,まだまだ物足りなく思う部分があるでしょうし,大きな部分が解決できても,中小規模の問題が残っていたりもしますので,まだまだがんばらなければなりませんので,そこは気を引き締めて進めていくつもりです。
 この年末年始はイベントをたくさん用意しました。社会人の方は何かとお忙しいでしょうが,1月に入ってもしばらくは継続しているので,ぜひ楽しんでください。あとは,来年からはオフラインのイベントも計画しています。こちらも楽しみにしていてください。

4Gamer:
 ありがとうございました。

 MHFは,オンラインゲームとしての強みを活かしてモンスターハンターシリーズの中でも独自の進化を遂げている。しかし,その中でも複数エリアを持つ新フィールドに関しては,正式サービス開始時に樹海が実装されて以来,ずっと先送りになっていた。オンラインゲームではありがちな遅延とはいえ,筆者のようなサービス開始当初からのプレイヤーにとっては待望の実装だ。
 さらに数か月後のシーズン5.0では,それを超える大きなコンテンツの追加とコミュニティスペースの大改装を行うという。これまた大変喜ばしいニュースではあるのだが,その一方で杉浦氏がインタビュー中で言及しているとおり,大きな変化は一歩間違えればこれまで積み上げてきた実績を台なしにしてしまうという,多くのファンを擁するゲームタイトル特有の懸念も少なからずある。
 シーズン5.0は第一報が出始めたばかりだが,今後も情報が入り次第お伝えしていこう。読者諸氏も,まずは直近に実装されるシーズン4.0と年末年始のイベントを堪能していただきたい。

画像集#032のサムネイル/待望の新フィールド“峡谷”実装で独自展開へのさらなる一歩を。「MHF」シーズン4.0実装直前インタビュー 画像集#033のサムネイル/待望の新フィールド“峡谷”実装で独自展開へのさらなる一歩を。「MHF」シーズン4.0実装直前インタビュー
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(収録:2008年11月28日)
  • 関連タイトル:

    モンスターハンター フロンティアZ

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