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「Second Life」の利用者は300人中4人という調査結果が発表に
調査対象となったのは,インターネットを3年以上利用している20〜49歳の男女合計300人。このうち,Second Lifeを利用しているのはわずか4人(0.7%)にとどまったほか,Second Lifeの利用はおろか存在すら知らない人が全体の48.7%にも上り,利用こそしていないものの,存在は知っているという人が50.7%と半数以上を記録したとしている。
“300人中4人”が0.7%という数字になるのは少々不思議ではあるし,母数300という数字が,統計学的にどれほどの意味を持つものかに疑問も残るが,一つの指標として考えれば面白い結果といえるだろう。
「セカンドライフのようなインターネット上の3D仮想空間にどのようなものを求めるか」という設問では,26.3%が「実際には出来ないような経験」を,19.0%が「色々な人との交流」を選択。
Webマーケティングガイドはこの結果から,「世界中のユーザーとリアルタイムにコミュニケーションを取れるというこの強みはユーザーがセカンドライフを利用する動機の一つとなるのではないかと考えられる」との見解を示している。
確かにこれは動機の一つになるのかもしれないが,いくらクライアントやサービスが日本語への対応を果たしたところで,異なる言語を使用している人との間でコミュニケーションをはかるのが困難なことに変わりはない。Second Lifeを利用しなくても,その気になればインターネット上で世界中の人とコミュニケーションは図れるが,それをする人がまだそれほど多くはないのは,言語の問題が横たわっているからだろう。
Second Life内でも日本語しか使わず,自ずと日本人同士でつるむことになり……ということになれば,コミュニケーション機能が充実したオンラインゲームや,メッセンジャー,あるいはIRCなどで事足りるわけで,Second Lifeでなければならない理由はとくにない。
その点,17.3%が選んでいる「お金儲け」に関しては,Second Lifeでなければならない理由が十分にあると言える。が,これもまた,Second Lifeでのお金儲けのハードルの高さに気づいた段階で,あっさりと諦めてしまう人が多そうだ。
さらに,「セカンドライフを知っているが、利用はしていない」理由としては,「興味がないから」という回答が44.1%を記録。これまでにさまざまな企業がSecond Lifeへの参入を発表し,それをメディアが大々的に取り上げたりもしてきたが,これほどまでの人が(同作を知りつつも)興味すら持っていないわけである。
この調査はSecond Lifeの日本語β版が公開される直前の,2007年7月10日〜12日に行われたものであるため,現在同様の調査を行えば,認知度や利用者数が変化している可能性もある。
確かに,「日本語サービスがないから」Second Lifeを利用しないという25.7%の中には,日本語サービスが本格化したときに,初めてSecond Lifeに興味を抱く人もいるだろう。そういう意味では今後,Second Lifeに興味を持つ人は増加する可能性はある。
一方で,「利用する時間がないから」としている人が38.2%もいる点も見逃せない。Second Lifeを利用するために,現実の時間が拘束されるのを良しとしない人達は,いくら日本語サービスが本格化したところで,よっぽどのことがない限りはSecond Lifeを利用しようと思うこともないのではないか。その“よっぽどのこと”を提示できるかどうか,それが,現在日本でSecond Lifeが対峙している最大の難関と言ったら言いすぎだろうか。もっともこれは,Second Lifeに限らず,オンラインゲーム一般にも言えることではあるのだが……。(TeT)
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