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[AGDC 2007]ついに完全版公開,MMORPG開発ミドルウェア「Multiverse」
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ところが,8月になってついに「Multiverse Version 1.0」の完全版がダウンロード公開された。基本料金は無料で,商業用として公開時にのみ契約を交わすという思い切った戦略も手伝ってか,β版時代から数えて1300社がテストしているという。そのうちの2作が,年内にはリリースされることになっている。
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Multiverseと同様のクライエント/サーバー,各種ツール,アセットなどをパッケージ化したMMOG開発用スイートでは, BigWorldやSimutronicsなどライバルも多くなってきているが,テスト利用であれば完全版も無料で使用可能というコンセプトはウケも悪くないようだ。
Multiverseは,DirectXタイトル制作専用のミドルウェアだが,サーバーソフトウェアはJavaで開発されている。XMLのユーザーインタフェースであるために複雑なキャラクター制作やチャットも可能。さらに,「プラグイン・アーキテクチャー」と名付けられているとおり,モブ,コンバットメカニズム,インベントリなど必要なものだけを利用できるオープンソース型ライブラリ「MARS」をサポートしている。
また,「World Browser」というMultiverseタイトル専用のポータルソフトを開発しており,アカウントを保持しているサービスであればボタン一つで好きなものを選べるという,「Steam」のMMORPG専用版のようなネットワークを構築している。このことで,販売会社を持たない開発元でも,容易にマーケティングできるようになるだろうとCedeno氏は話していた。
Multiverseのライセンス料は,商業化後に収益の10%を支払うだけという,非常に安価な形態だ。1300社の中から実際にどれだけの会社がソフトを出してくるのかは未知数だが,なにかとコストのかかるMMORPGジャンルにも一石を投じることになるかもしれない。
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