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eスポーツ施設「LFS池袋 esports Arena」の内覧会をレポート。PC100台,完全防音のボックス型選手席などを完備した都内最大級の施設が2018年4月15日オープン
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印刷2018/04/13 14:36

イベント

eスポーツ施設「LFS池袋 esports Arena」の内覧会をレポート。PC100台,完全防音のボックス型選手席などを完備した都内最大級の施設が2018年4月15日オープン

 サードウェーブ/E5 esports Worksは,2018年4月15日にオープンするeスポーツ施設「LFS(ルフス)池袋 esports Arena」(以下,LFS池袋)のプレス内覧会を4月12日に開催した。
 誰もが気軽に楽しめるeスポーツ施設をコンセプトとしたLFS池袋は,最大100台のゲーマー向けPCやネットワーク環境,実況配信設備などを備え,大規模なイベントにも対応できるという。週末にオープンを控えたこの施設のプレス内覧会が行われたので,その内容をお伝えしたい。

LFS池袋 esports Arena外観。住所は東京都豊島区東池袋1-43-6 D-BOXビル地下1階となる
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「LFS池袋 esports Arena」公式サイト


内覧会開催にあたり挨拶を行ったサードウェーブ常務取締役,榎本一郎氏(右)は,オープンに向けて尽力した同社スタッフをねぎらった
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E5 esports Works 代表取締役 長縄 実氏
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 池袋駅東口から徒歩5分の場所にオープンするLFS池袋は,新たに設立されたE5 esports Worksによって運営される。同社の代表取締役に就任した長縄 実氏はかつて,「WCG 2001 UNREAL TOURNAMENT」日本予選で第4位となった人物で,選手引退後の2005年にスポンサー付きLANパーティーを主催するなどの経験を持つ。そんな長縄氏は,理想のeスポーツプレイヤーのピラミッド構造を掲げている。

 欧米ではLANパーティーなどからボトムアップ式にeスポーツが生まれ,圧倒的な数のカジュアルゲーマーの中から,トッププレイヤーが生まれている。一方,日本にはそういった土壌がなく,プレイヤー人口の裾野拡大が急務だ。それがLFS池袋を設立した,最大の目的なのだという。

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 野球に例えるとバッティングセンターや練習用グラウンドのような感覚で,いつでも気軽に最高の環境でゲームがプレイでき,さらに,ここで遊んでいるうちに自然に仲間が増えて,コミュニケーション力を養い,それがチーム力の増加につながる効果にも着目していると長縄氏は言う。施設の名前であるLFSは,Looking For Squad=一緒にやろうぜ! という意味で,仲間作りのための環境構築にも力を入れているわけだ。

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 施設の中心となるPC設置エリアには,ゲーマー向けPC「GALLERIA GAMEMASTER」を最大100台設置し,同じ数の周辺機器やゲーマー向けチェアを用意している。貸し切りのイベントなどでは,必要な数のPCを用意し,さらにレイアウト変更も行うという。設置されたPCや周辺機器のスペックは以下のとおりだ。

【PC】
■GALLERIA GAMEMASTER
CPU:Core i7-8700
グラフィックスカード:GeForce GTX 1080 Ti
メモリ:16GB
SSD:250GB

【ディスプレイ】
■BenQ XL2546
サイズ:24.5型ワイド
応答速度:1ms
ダイナミックアーキュレシー
ブラックイコライザー

【マウスパッド】
Logicool G240 クロス ゲーミング マウスパッド

【ゲームパッド】
Logicool F310 ゲームパッド

【ヘッドセット】
Logicool G433 7.1 Wired Surround Gaming Headset

【ウェブカム】
Logicool C922 PRO STREAM WEBCAM

【チェア】
DXRACER DXZ

 ステージエリアには70インチ4面の大型スクリーンを常備し,音響や照明なども完備。さらに完全防音仕様の「ボックス型選手席」を設け,大会などで選手がプレイするスペースとして使用できるようになっている。

メインフロアとなるPC設置エリア。通常は最大100台のPCを設置している
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(左)PCと周辺機器,ゲーマー向けチェアを完備。自分の周辺機器も持ち込める。(右)GALLERIA GAMEMASTERは足もとに設置。最新のPCを試せる環境でもある
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ボックス型選手席は防音ガラスで外部の音を遮断。こちらは大会やイベントで使用される
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実況と配信を目的とした設備が揃う,実況解説ブースもある
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入場には「ドスパラアプリ」への登録(無料)が必要となる。現段階では,年齢による入場制限はない
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 営業時間に関しては,オープンからしばらくは14:00〜22:00だが,いずれは24時間営業にしたいとのこと。料金は3時間で1000円と,7時間で2000円(いずれも税込)のプランがあり,延長した場合,1時間350円になる。原則,飲食は持ち込み禁止で,施設内の自販機で購入できるドリンク類のみの提供だが,将来的には飲食も可能な環境を作っていきたいという。

RIZeST 代表取締役 古澤明仁氏
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 続いて,LFS池袋でプレイベントを開催したRIZeST代表取締役の古澤明仁氏が登壇した。3月31日に,「PUBG JAPAN SERIES αリーグ Final」を開催した古澤氏は,施設を実際に使用をしたうえでの感想を述べ,その第一印象を「格好いい施設」だとした。そして,大きなポイントとなる3つの利点を挙げた。

 1つめは「立地」。8路線が乗り入れる池袋という大都市で,人が集まりやすく「eスポーツ文化の発信にふさわしい場所」だという。

 2つめは「インフラ」だ。多数の高スペックPCを同時に稼動させなければならないeスポーツ大会では,とくに電源の確保が絶対条件になる。場合によっては工事を必要とすることもあり,それがコスト増につながるが,LFS池袋では,常に100台ものPCが稼動しており,電源を確保する心配はないという。インターネット回線についても,回線の速さだけでなく,プロバイダが異なる複数の回線を用意して,不慮の事故が発生しても大会を滞りなく行えるのだ。

 そして3つめが,「舞台設備」となる。大会の規模によって稼動させるPCの台数は異なり,配置なども変わるのだが,LFS池袋では電源や回線が施設内のあらゆる場所に引かれているため,どんな環境にも対応できる点を高く評価した。

 こうした設備的に優れたポイントに加えて古澤氏は,「スタッフが生粋のゲーマー」ということも強調する。スタッフとコミュニティとのコネクションが強いことで,大会が円滑に開催できる点も,この施設の大きな強味だという。

 続いて,ユーザーの立場からコミュニティのリーダーやプロゲーマーチームの責任者4名がトークを展開した。

左からRascal Jesterコーチ,リールベルト氏,CYCLOPS athlete gamingの監督,nazomen氏,コミュニティリーダーのSyoboSuke氏みずイロ氏
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リールベルト氏はボックス型選手席を体験。MCなどの声を含めて,会場の音はまったく聞こえないという
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 トークでとくに注目されたのは,完全防音のボックス型選手席だった。海外の大会などでこうした防音設備を体験しているCYCLOPS athlete gamingの監督,nazomen氏は,「日本の施設でこういう席は見たことがなく,すごく遠い存在だと思っていた」と語り,その付加価値の高さを力説した。 大会を実況する立場でもあるみずイロ氏SyoboSuke氏は,熱い対戦が繰り広げられているときに思わず大きな声が出てしまうことがあり,それを気にすることなく実況ができる環境が整っていることが嬉しいと述べた。

 Rascal Jesterのコーチ,リールベルト氏は,「プロゲーマーにとって練習ができる環境が増えるのは大きなプラスであり,本大会と同じ場所で練習が行えることも嬉しい点。もっと面白いプレイが見せられるようになるだろう」と語った。
 ファンにとってもハイレベルな練習試合を身近に観戦できる機会が増え,その相乗効果でeスポーツを盛り上げ,ひいては日本が世界で戦える土壌を作れるのではないかと述べて,トークを締めくくった。

オープン直後の4月21日には,「PUBG」の都市対抗戦が行われる予定だ
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「LFS池袋 esports Arena」公式サイト

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