Hewlett-Packardは,
「Blackbird 002」と名付けられたBTO対応のゲーマー向けPCを北米で発表した。これはHPの「Global Gaming Business Unit」部門による初の製品で,
同社が2006年に買収したVoodoo PCのDNAを継承するモデルと位置づけられている。本体が中空に浮いたような「The Hover」と呼ばれるシルエットは,確かにデザインの強烈さで知られたVoodoo PCの“伝統”に沿ったモデルといえるかもしれない。
 真横からのイメージ |
 こちらは本体背面から |
さて,そんなBlackbird 002が持つ最大の特徴は,フルカスタマイズ対応のPCであること。BTOのオプションでは,GPU(GeForceかATI Radeonか)だけでなく,CPU(IntelかAMDか)やメモリモジュール(Corsair MemoryかHynix SemiconductorかSamsung Electronics),マザーボード(IntelかASUSTeK Computerか)まで選択できるようになっているという。一般的なBTOシステムでは考えられないほどの柔軟さで,この点に魅力を感じる人は多そうだ。
また,
PCI Expressインタフェースを採用するPhysXアクセラレータカードがオプションとして用意されている点にも注目したいところである。
NVIDIA SLIやCrossFire構成も選択可能で,ハイエンドGPUを中心にデュアルGPU環境の液冷も選択可能となっている
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ゲーマー向けシステムということで冷却面にも気が配られており,ガス冷システム「Vapochill」で知られる冷却装置メーカー,Asetekとの共同開発によるという
メンテナンスフリーの専用液冷システムを搭載(※搭載しない空冷構成も用意される)。CPUとGPU,マザーボードを効率的に冷却可能にしたという。加えて,“PCメーカーらしくない”柔軟なBIOS設定が可能になっており,保証外ながら積極的なオーバークロック動作にもチャレンジできるようになっている。
Blackbird 002のオフィシャルサイトには,特別デザインの限定モデル「Blackbird Dedication Edition」も用意されている。Valveの「The Orange Box」にRazer製マウス&キーボードなどが付属し,こちらは9月15日発売
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北米では2007年10月1日発売とされるBlackbird 002の最小構成価格は2500ドル(約29万円)。最大構成では7100ドル(約82万円)となかなか強烈なお値段になっている。
現在のところ,日本ヒューレット・パッカードによるアナウンスはないが,PC市場でHewlett-PackardとDellが激しいシェア争いを繰り広げていることや,Blackbird 002の立ち位置がDellの「XPS」ブランドに真っ正面からぶつかることを考えると,世界戦略の一環として国内で登場する可能性もゼロではなさそう。ゲーマーとしては,今後の動向に注意しておきたいところだ。
こちらもオフィシャルサイトより。「Separate Thermal Chambers」と呼ばれる,主要コンポーネントをそれぞれ別のエアフローで冷却できるような設計や,液冷システムの全体イメージなど,概要をAdobe Flash形式でチェックできるようになっている
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