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獲得PG・経験値70%アップ中! 豪華声優陣も出演した「Paperman GW EVENT 〜Pray for Japan〜」レポート
昨年のPCゲームフェスタに続き,今回も大規模に行われたペーパーマンのステージイベント。会場にはのべ900人以上ものファンが詰めかけたため,会場内に用意されていた椅子を急遽撤去したのだが,それでもなお満員となるほどの盛況ぶりとなっていた。
なお,今回の来場者には,アイテムのシリアルカードが入ったネックストラップと,オリジナルイラスト入りのうちわがもれなくプレゼントされた。さらに,個人戦やじゃんけん大会にもそれぞれ豪華景品が用意されるなど,来場者にとっても大盤振る舞いの内容となった。
勝利条件は20Killで,制限時間は10分,戦場となるマップは“古城”である。地形が入り組み,さらにリスポーン地点によって有利不利が分かれるマップのため,運を味方につけられるかどうかも大事な要素となったようだ。
大会の模様については記事の後半であらためてお伝えしよう。
「ペーパーマン」公式サイト
次期アップデートは賛否の分かれる内容?
さらにタイアップ,アニメ化も発表
ペーパーマンは2010年からタイと台湾でもサービスが開始されており,今後さらにアジア圏で広がっていくという。そんななか,来たる国際大会の開催に向けて「“国内最強のクラン”を決めることを目標に,年内に再びオフラインイベントを行いたい」と述べた。
続いて,今後のアップデート予定やキャンペーンについて,ペーパーマン運営チームの関芳樹プロデューサーからプレゼンテーションが行われた。なお,以前から告知されていた「スイッチウェポン」「オークションシステム」の導入時期については,システムや仕様の最終調整が完了していないらしく,当初の予定であった4月から,2011年年末へと延期となるそうだ。
1.特殊能力アイテム実装
5月11日より公開テストを実施する新アイテム。その例として,相手から照準を合わせられると画面中央に警告マークが表示される「被照準警告」や,LIQUID BOMB(移動速度低下)などの特殊効果を一定確率で防ぐ「状態異常無効」などが紹介された。
その強力すぎる効果のため,会場内にどよめきが起こる。関氏は「公開テスト時のご意見によって実装アイテムの効果を変えるなどの調整を行いますし,もし批判が大きければ,実装しない可能性もあります」と,プレイヤーの意見を尊重することを強調。賛否の大きく分かれそうな内容だけに,運営側としても慎重に取り組んでいくようだ。
2.新キャラクター実装
8月に実装予定の新キャラクター。名前が伏字になってはいるが,シルエットでその正体を見抜いたファンも多く,客席からは笑いと拍手が起こった。関氏は「皆さんご存じだとは思いますが,某・白いイタチです」と紹介。
3.ミッションシステム実装
10月実装予定。ヘッドショット,クリティカルショットなどの特殊ショットや,特定の武器の使用,特定の試合を行った数などが一定以上に達することで報酬が獲得できるシステムだ。
4.大型タイアップキャンペーン
6月21日より「ペーパーマン×ローソン×アサヒ飲料タイアップキャンペーン」を実施。対象となるのは「三ツ矢サイダー オールゼロ(500ml)」と「ウィルキンソン タンサン(500ml)」の2商品で,キャンペーン内容の詳細については追って発表となるそうだ。
5.アニメ企画始動
ドラマCD企画に続き,ついにアニメ化も決定。その内容は「戦闘エリアに移動するまでの様子を描いたショートアニメ」だそうで,すでに制作は始まっており,絵コンテの一部も紹介された。夏ごろを目処に,Webなどでの公開を予定しているそうだ。
ジェホン氏は重要なお知らせとして「Void Pointerで一緒に開発してくれる人を探しています。ゲームポットの公式サイトを見て,ぜひ応募してください」と,開発への参加を呼びかけた。ペーパーマンの熱心なプレイヤーで「自分ならもっと良いゲームにできる!」と意気込んでいる人は,思いきって応募してみてはいかがだろうか?
檜山修之さん,高階俊嗣さん
又吉愛さんらが生ボイスを披露
決勝前に行われたゲストコーナーでは,ガイ役の檜山修之さん,ヴァン役の高階俊嗣さん,アルル役の又吉 愛さんの3人が登場。
先ほど発表されたアニメ化に,檜山さんが「いま初めてアニメ化の話を聞きました!」と驚く一幕もあったが,「ゲームの音声は一人ずつバラバラに録ることが多いので,ドラマCDやアニメなどで,ほかのキャストとかけ合いをできるのは嬉しい」と意気込みを見せた。
続いて,5月6日のアップデートで追加される「アイドルボイス」で収録したセリフを,3人がそれぞれ生で披露した。ガイ(檜山さん)による「目立って目立って目立ちまくるぜ!」や,ヴァン(高階さん)の「俺がスーパースターだ!」といった格好良いセリフで盛り上がるも,アルル(又吉さん)の「仲間を蹴落としてでも目立たないと」というセリフが出ると,会場は騒然。アイドルとしてのアルルは“12歳のいたずらなアイドル”という設定らしいが,檜山さんには「いたずらじゃないだろ,これ完全に軽犯罪だぞ!」とツッコミを受けていた。
さらに,Twitterでファンから募集した各キャラクターのセリフも生ボイスで披露。ガイの「おまえは俺のものだ!」という台詞を,檜山さんはあえて熱血ではなくクールに喋り,その色気で会場中の女性を虜にした。
ファンから送られたヴァンのセリフ「俺にかからぁこんなん朝飯前だぜっ!」 |
うさぎ年にちなんだセリフ「こ,今年は私の年なんだからねっっ!」。又吉さんの髪型も,アルルのうさ耳を意識したものらしい |
白熱の個人戦決勝,そして全プレイヤーの
期待を背負ったエキシビションマッチ
抜きつ抜かれつの激戦が続くなか,見事30Killを達成して優勝となったのは「Gemeaux」(ジェモ)選手であった。Gemeaux選手は「オフライン大会ではいつも2位だったので,優勝できて嬉しい」と勝利の喜びを語った。
5位までの入賞者は以下の通り。
優勝:Gemeaux(ジェモ)選手
準優勝:MetamorphoseIX(メタモルフォーゼ)選手
3位:モモ付き選手
4位:るびぃ。選手
5位:Arlcoate(アルコート)選手
決勝戦の興奮冷めやらぬなか,突如,関氏やジェホン氏を始めとする運営チームがステージに登場。エキシビションマッチとして,個人戦の上位5名による入賞者チームと,運営チームによるチーム戦が行われた。
運営チームには,関氏やジェホン氏,ペーパー三郎氏といったペーパーマンの運営・開発に関わっているメンバーに加え,「スカッとゴルフ パンヤ」のGMを務めるみつば氏や,さらには個人戦の解説を務めた,ぬるぽ氏までもが参加。
試合ルールは爆破ミッションで,1ラウンド3分,5ラウンド先取。くじ引きによって決定したマップは“池袋”だ。ここで,入賞者チームが勝った場合には,ご褒美として全プレイヤーに「獲得PG・経験値が5月11日(水)定期メンテナンスまで+50%」されることが発表された。会場にいる観客だけでなく,USTREAM中継を観ている全国のペーパーマンプレイヤーからの大きな期待を背負い,入賞者チームは試合に臨むこととなったのだ。
試合は,激戦を勝ち抜いた入賞者チームのほうが有利かと思いきや,事前に作戦会議をしていた運営チームも大健闘。序盤は運営チームがリードしていたが,ラウンドを重ねるにつれて入賞者チームの団結力も強まり,最終的には5対3でで入賞者チームが勝利を収めた。
これにより,獲得PG・経験値が+50%されることが決定! ……かと思いきや,司会の木村氏による「運営チームのプレイが不甲斐なかったですよね? +70%にしませんか?」という鶴の一声により,獲得PG・経験値はさらに+70%へと引き上げられることに。
全プレイヤーにとってメリットのあるご褒美に,観客も拍手喝采で祝した。この特典はイベントの終了直後から適用されているため,GW中に徹底的にPG・経験値を稼ぐと良いだろう。
表彰式では,檜山さん,高階さん,又吉さんの手によって,「DHARMA TACTICAL MOUSE」や「DHARMA TACTICAL HEADSET」などの賞品が上位5名の入賞者へと進呈。さらに最後には来場者全員参加のじゃんけん大会も行われ,勝者にはキーボードやキャプチャカードなどの豪華賞品が贈られた。
なお,イベント名に「Pray for Japan」とあるように,今回は東日本大震災の被災者に対するチャリティが目的となっている。その取り組みとして,物販商品の「ペーパーマン Pray for Tシャツ」と「ペーパーマン Pray for 缶バッジ」の売上全額59万2000円が,日本赤十字社を通じ東日本大震災の義援金として寄付されるそうだ。
「ペーパーマン」公式サイト
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