どうなる「PaperMan」？　サイカンゲームズ，オンラインゲームより撤退

　サイカンゲームズは本日（3月31日），同社のオンラインゲーム事業を整理することを発表した。これにより，現在同社がオープンβテスト中のオンラインFPS「PaperMan」の国内サービスは未定の状態となってしまった。
　サイカンの100％親会社であるコムシードは，パチンコ情報などの携帯サイトを主要業務とした会社で，オンラインゲーム分野への進出のため，2007年7月にサイカンゲームズを設立した。同社のオンラインゲーム第一弾となるPaperManの，国内サービスおよび中国サービスを進める予定であったものの，中国展開のめどが立たず，またコムシード自体が昨年度に続き営業損失が見込まれるため，不採算部門としてサイカンゲームズ，および韓国でのサービス会社Cykan Games Korea，コミュニティ事業のSecond Factoryを整理し，モバイル事業に集中することになる。

　会社自体は存続し，一応サイカンの公式サイトでは今も事業内容としてオンラインゲーム事業と企画開発事業が挙げられているが，企画開発については準備中という状態である。

　PaperManは，韓国Cykan Entertainmentが開発しており，日本でのサービスはサイカンゲームズが行う予定だった。本日まで行われてきたPaperManのオープンβテストは，当初の予定通り，本日10:00PMをもって終了される。サービス直前の段階で残念なことになったが，他社の運営でサービスが行われる可能性もないではない。今後の情報に注目したい。

サイカンゲームズ、オンラインゲーム事業整理のお知らせ

http://www.cykan-games.com/news/pressrelease/080331.pdf